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十字架のカルテ(Kindle版)

感想・レビュー
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yuki-yuki
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ネタバレ精神疾患。心の闇について、知りたいと思っているところで、興味が持てた。5編目はエグすぎで最後の方はイヤになってしまった。それくらいでないと多重人格にならないのかな。
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竈方祭り
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精神疾患の疑いがある事件で本鑑定とか簡易鑑定という言葉を聞いたことがある。人間の病気の中には外から見えるもの、身体にメスを入れて見えるものはある程度理解できる。しかし精神疾患はどういうものか分からないのが本音だ。本書は熟練した精神科医の影山と助手の凜が患者の内面を言葉や動作から判断し、真相を導き出すというもの。5編の短編がそれぞれ興味深かった。
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がんもどき
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ネタバレ今回の本は精神科、それも犯罪を犯したものに対する精神鑑定医を扱った本。主人公が出会うケースは一件を除けばどれも特殊な例ばかりで読者としては入り込みにくい。最後の例など動機が一見あり得なく思えるもので、その犯人の考えについていけなかった。結果、読後感は爽やかとは言い難く、気分の良い読書ではなかったのが残念。
0255文字
knockknock
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75-心神喪失がテーマなのはよくあるけどその前段階、精神鑑定の医学的な方法論そのものが謎解きに繋がっていく…というのはかなり珍しい。たぶんほぼ初めて読んだと思うけど面白かった。最後の多重人格のはちょっとやりすぎな気もしたけど…。
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はるお
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精神科医を目指す女性が主人公。第一人者の影山に付き、犯罪者を詐病か精神疾患か鑑定する。裁判の判定材料になるため、30分で鑑定する簡易鑑定でも手を抜けない。この仕事、私は耐えられそうにない。
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メモ みうち
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ネタバレ違和感 社会 裁かれるべきは 同じような犯罪が起きるのを防ぐ足がかりにする 本当にごめんね、……あの日、
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まさちゃん
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事件があったときに精神鑑定をする医者の話。高校生の時に友達が殺され、精神鑑定で無罪となったことから精神科の医者となった女性が精神科鑑定医のもとで助手としてはたらきその事件の真相に迫る。人が下す審判にどう向き合うか考えさせられます。
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のたのた
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犯罪の精神鑑定をする精神科医。院長と助手の弓削。面接などをして詐病か精神疾患か、謎など解き明かす。多重人格に統合失調症、様々な精神疾患、色んなパターンや背景。興味深く面白かった。☆3.5
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くぅたん
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初読み作家。面白かった、と表現して良いのか、と思うが、ぐいぐい引き込まれて、続きが気になった。展開、少し予想できるが、文章がそれを上回る緊張感を伝える。後半えぐいので、学校蔵書は微妙。でも、社会問題も含まれ考えさせられる。
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寒っ!!
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最後の話は凛を活躍させるため影山を鈍く描いたのかなと感じてしまったが,話の展開のさせ方には感服した。法的にもなかなか興味深い部分があるな。
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風船
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ネタバレ難しい。精神鑑定。統合失調症。多重人格。病になったきっかけは、その人のせいではない。多分、まわりからのストレス(悪)が原因。それによってなってしまった病がおこした犯罪は誰が悪いのか。闇。だからといって許されるものでもない。 一つの人格が消えていく様をみたくて、あえて呼び覚まさせ殺人をおこす主人格。深くて複雑すぎる。本当にやんでしまった。どう裁くのか。どこを目指し治療するのか。 こんな世界もあるんだな、と衝撃の一冊だった。
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みんく
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ネタバレ詐病か精神疾患なのかの見極めだけでも難しいのに、影山院長と助手の弓削さんは容疑者の置かれた立場や過去など深堀って、その犯罪の本質に迫っていく。チャラついたところのない、真摯な姿勢で医学に取り組んでいる様子が好ましかった。弓削さんは、確かに私情を挟んだ場面もあったが、これも成長の記録となるであろう。医療の立場から、司法の領域には踏み込めない苛立ちもあるんだろうな。知念先生自身の気持ちかも。
0255文字
tsuki
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ネタバレ短編集でどの作品も心に響く物語だった。特に「傷の証言」が印象的で、お姉さんの身を挺してでも弟を助けたいという責任感や思いやりの強さに絶句した。第五話「闇の貌」は、難しい話で、どのような結論になっても何かスッキリしない。
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なにぬねのんたん(*^_^*)
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むずかしいテーマ。でも、それを理由に逃れられたら被害者遺族はスッキリしないよね。でも、本人の側から見たら気の毒なんだよね。
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mazda
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ネタバレ最近、自分でPTSDと言いながらすべてを他人のせいにする人がいたが、本当のPTSDはこうなるんだな、ということがわかりました。明らかに異なる人格が、その人の中に宿ってしまう…。
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井上智章
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いやー 面白かった❗
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Mickey
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面白かった!良かった。 医師が書いたミステリーということで当時夢中だった海堂尊を彷彿したが、”軽い”感じは微塵もなく、帯の通り「心の闇を暴く」ミステリーだった。精神疾患には少し知識はあったが、具体的な感情や行動を知り勉強になった。 被疑者などから感じるささいな違和感を流さず、全力で考え被疑者や事件に若き精神鑑定医がぶつかっていく。忌まわしい事件たちが彼女を成長させていくが、今後が楽しみだ。 30数年前、「占星術殺人事件」に衝撃を受けはまっていた島田荘司を彷彿した。知念実希人、しばらく彼にはまりそうだ。
0255文字
mazda
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ネタバレ犯罪の精神鑑定を行う精神科医の話で、これまでこの手の話題を扱った小説を読んだことがなかったので新鮮でした。犯罪時の精神状態を先入観なしに判定することが重要な役割ですが、その判定が裁判の行方を左右するだけに、非常に責任の重い仕事だと思います。小さい我が子に手をかけてしまった母親、無差別殺人に見せかけて実家の名誉を貶めることを目論んだ若者…。難しい時代に生きているんだな、と実感しました。
0255文字
wankousan
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重いテーマだが読みやすかった。多重人格の事は更にもっと闇が深いものだと思う。動機が余り納得出来なくて残念。
0255文字
月夜
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犯罪行為を行った精神疾患患者を鑑定。その判断によって罪が司法によって裁かれることなく責任の所在や贖罪も宙に浮いたようになってしまう。精神病と社会、精神鑑定と法律、医療と福祉など様々な現状と問題を小説を通して分かりやすく提示された気がする。他人の心の闇を探り、理解しようと努める割のあわなさも。3話以外はやっぱり直接の被害者が置き去りにされていると思う。どの事件も引き返すチャンスはあった。病を認められた彼らの医療観察や措置入院医療刑務所での治療が税金で賄われることにすっきりしない。
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とらまま
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重い内容の本。精神が病むということは恐ろしいこと。壊れることなく生きてこられたことに感謝をしなくてはいけない。
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こまちゃん
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精神鑑定医を目指す若き女医が主人公。指導医の院長の洞察力がお見事。でも、最終話で、主人公のファインプレイが決まりました。どのストーリーもロジカルでよかったです。
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hampm
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精神鑑定医を目指す主人公。鑑定医を目指す理由が気に入らないが、それは置いといて、発生した事件の容疑者を、鑑定医が判断する。ただの判断だけならあまり発展がないのだが、事件の背景まで調べて真実を導く流れが面白い。心神喪失状態での犯罪をどう裁くのかという話になるのかと思ったが、著者自身医師であるせいであろう、慎重な書き方だった。こうしたことは軽々しく議論できないだけに、問題の根深さを感じる。病気に対する偏見をなくしてゆく中で、こうした犯罪への見方を考えてゆくしかないのだろう。
0255文字
takuchan
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しんどい話ばっかりでした。向き合えるのすごい。頭脳戦もすごい。
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心士二人
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重く、苦しい。人の心に巣食う闇は簡単には理解できない。
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コメ
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ネタバレ精神鑑定見習いの医師。自身が事件関係者であることを隠して犯人の精神鑑定に関わり真相に近づこうとする。聡明な上司とのやりとりや精神疾患の詳しい症状が興味深く読了。
0255文字
ながれ
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犯罪の精神鑑定に題材をおいたミステリー。 それぞれに特徴があって、面白かった。 特に最後の1編が・・・読んだ後、背筋が凍った。
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Mer
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ネタバレ大変に難しいテーマを題材に5つの短編集。どの章も興味深く読んだ。人の心を見る訳だけど、その相手は犯罪者。精神をすり減らし、危険と隣り合わせの接見。特に第五章の「闇の貌」は圧巻。解離性同一性障害=多重人格者の犯罪者が自分の親友を殺害した犯人だとわかります。トリガーを見つけ、危険を伴いながらも副人格を引っ張り出すシーンは見事です。その後の真相までも驚きは続く。 鑑定医となった彼女のその後を読んでみたいですね!(精神鑑定医という仕事、様々な医療用語や病名など読みながら学べました。詐病(さびょう)にはビックリ。)
0255文字
りょう
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犯罪者の精神鑑定(簡易鑑定と本鑑定があることも初めて知った)を行う鑑定医が主人公。連作になっていて、様々な人の深い心理がでてくる。人の心が、複雑で、デリケートで、壊れやすくて、そして恐ろしいことが描かれています。そんな心をみーんな持ってるんだなあ。
0255文字
ボムボム
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精神鑑定医と新人医師が精神鑑定をテーマとした5つの短編集。精神鑑定の世界をわかりやすく、そして新人医師の成長していく過程が見どころです。知念先生は医師ならではの医学トリックはすばらしいですが、それ以上にいくつも仕組たドンデン返しには、いつも驚かされます。
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ちび独
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「祈りのカルテ」では研修医が様々な科の研修を行う中での医療ミステリーであったが、今回は精神科のしかも精神鑑定に限定したミステリー。最初は事件の容疑者が精神疾患を装っていることを暴くパターンが続く。しかし、単に罪を逃れたいばかりに精神疾患のふりをしているのではないことが、この本の奥深さだ。最終話は研修医の弓削が過去に関わった事件が明らかにされ、多重人格という、テーマとして扱いの難しい疾患が取り上げられる。これをうまくさばいているのが筆者の力量だろう。最後のどんでん返しも見事。久しぶりに完ぺきな1冊を読んだ。
0255文字
えっちゃん
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ネタバレ久しぶりの知念さん。精神鑑定医に焦点をあてた物語はとても興味深かった。精神鑑定医って過酷な仕事だ。検査データではわからない、人の奥深くにひそんでいる闇を引き出し、常に冷静な判断力と、鋭い観察力で正しい鑑定をする。 心にひそむ闇ってとても深くて恐ろしいと思った。犯人が精神疾患を患っていたからといって罪が消えるわけではない。けれど心神喪失状態の者は不起訴になり罪を問えない。 ならば、その罪はどこへいってしまうの?罪の十字架はいったい誰が背負うの?
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ERIE
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ネタバレ知念さんこういうのにも詳しいのか!! 2時間サスペンスやミステリーに触れまくっちゃってる自分の中では「精神鑑定≒嘘っぱち」「人間みんなどこかしらは病んでるんだから鑑定することもないでしょ」「いや、なんであれ罪は罪だから」という悪いバイアスがある。読んでちょっとそれがなくなったかもしれない。まぁ、あんまりを主人公にした話ないしね。 ただ言えるのは、全部、切ない。
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りりあん
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☆☆☆☆☆
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麦ご飯
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ネタバレ親友の死の真相は凛にとって納得できるものだったのだろうか。私には無理だなあ。犯人に同情もしたくないし。 凛は医学部に現役で合格するくらいだし頭が良いのでしょう。推理力も優れているし、壮年期の凛の続編書いて欲しいですね!
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アーミー
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なりたて精神科医の弓削凛は、精神鑑定を学ぶために精神鑑定医の影山の助手となった。凛は高校3年生の時に、親友を精神異常者に刃物で刺し殺されるという過去を持つ。精神異常者なら何をしても罪にならないのかと、いらだつ凛は自らが精神科の医者となってその謎を解こうとする。5話の連作短編からなる本書、精神異常という病気をたてにして、罪を隠そうとしたり、憎い相手を陥れたりと、法の網目をかいくぐって、人間があらゆる知恵を絞りだす。凛も修羅場の場数を踏んで、次第に精神科医として成長していく物語で、病の知識もつき面白く読めた。
0255文字
takao
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ふむ
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夢乃まろん
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触法精神障害者の精神鑑定(カウンセリング)の第一人者である影山司と、助手の弓削凛が犯罪者の心の闇に対峙していく。連作短編ですが、凛のトラウマである「親友が精神障害者に殺された事件」が軸となった1つの物語になっている。統合失調症、多重人格、詐病、いろんなパターンがあり面白く読んだ。
0255文字
アーク
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精神病と診断された患者たちと医師たちとの邂逅を描いたこの小説、後半に行くほどエピソードが盛り上がっていって一気に読み切った。主人公の精神科医としての葛藤、数々の事件、そして法律との折り合いの付け方など、様々な悩みが織り込まれていてその苦労が伝わってくるようだった。主人公がどんな精神科医になるのか、続編もぜひ読んでみたいね。
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