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木鶏 新・軍鶏侍 (祥伝社文庫)

感想・レビュー
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Abercrombie
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権助との思い出、幼馴染に忍び寄る老い、幸司の元服等々、淡々と語られる静謐な短篇が5つ。いずれも清々しい読後感だが、斬り合いがまったくないというのはやはり物足りないなあ。このまま次男・幸司(元服して三太夫か)の成長を描く、青春小説と化してしまうのだろうか?
0255文字
sai
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幸司が元服し、今後は幸司がメインとなっていくのだろうが、非の打ちどころのない好青年のまま成長させていくのだろうか?
0255文字
相馬
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新・軍鶏侍シリーズ第4作。親世代から子世代 への移り変わり。いつもに増して穏やかなしみじみとした感じだった。
0255文字
hampm
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源太夫から息子の幸司に時の流れは移る。ストーリーは幸司を軸に、家族、友人との姿が淡々と描かれる。そして幸司は元服を迎え、三太夫を名乗ることになる。やがて、幸司も大人の世界の問題に悩まされることになろう。そうした時にどのように生きてゆくのか、楽しみだ。
0255文字
タツ フカガワ
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14歳にして岩倉道場を継ごうと決意した幸司の日々を追った“新”シリーズ4作目。幸司に迷いがないというか、悩みがないというか順風満帆。それだけに盛り上がりに欠ける一作でした。
0255文字
藤枝梅安
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ネタバレシリーズ4作目。権助の死後、亀吉が軍鶏の世話をするようになり、長崎に遊学している龍彦の勉学も順調である。今回は源太夫の息子・幸司の成長を追う物語が中心。家老の息子・九頭目一亀の嫡男・鶴松の学友として、他の上士の息子たちと共に稽古に励み、学友たちが軍鶏に興味を持つようになる。幸司の元服に際しても、家老から直々に祝いが届く。娘・花の成長も織り込み、今のところは順調。一方、先妻との間に設けた息子・修一郎の長男、源太夫に孫にあたる佐一郎は、龍彦や幸司が取り立てられていることに焦りと不満を抱いている事が気にかかる。
0255文字
ベルるるる
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短編5話。どの話も心に沁みた。亡くなってしまったけれど権助の言葉は源太夫にとって今も道しるべであるし、亀吉にとってもその教えは今とこれからを支える糧でもある。幸司の成長も著しい。人は妬むけれど、妬まれる立場の幸司はたゆまぬ努力をしている。木鶏足りえずではなく木鶏たらんと生きようとしているけれど、容易ではない。
0255文字
やま
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軍鶏侍10作目「新・軍鶏侍」(第二期)4作目 2020.03発行。字の大きさは…小。笹濁り、孟宗の雨、木鶏、若軍鶏、お礼肥の5話。園瀬藩九頭目家の藩道場主・岩倉源太夫の軍鶏と家族の物語です。源太夫が、上意討ちで倒した者の息子を養子とした龍彦は、藩費で長崎へ遊学中であり。後妻・みつの実子・幸司は、道場で実力をつけ、次席家老・九頭目一亀の継嗣・鶴松の剣術指南役に抜擢される。幸司を見ていると、その成長の早さと、将来の道場主としての覚悟と、剣技を備え、物おじせず大人としての判断をしているのには、素晴らしいです。→
やま

【読後】 今回の5話どれもいいのだが、特に「お礼肥」が好きです。 木が花をつける前と、花が散った後に肥料をあげる「お礼肥」の話を聞き、これは人にも当てはまると思い、考えさせられました。

07/04 21:11
0255文字
だいゆー
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(^^
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goodchoice
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源太夫の息子幸司も元服かぁ。いよいよ世代が徐々に変わっていくのだろうか。
0255文字
茶幸才斎
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園瀬藩で剣術道場を催し、軍鶏を闘わせる闘鶏から「秘剣・蹴殺し」を編み出した岩倉源太夫の下では、若き剣士の卵たちが、日々己の腕を磨く。次席家老、九頭目一亀の嫡男、鶴松の剣術指南を任された源太夫の息子の幸司は、ゆるい学友らに取り巻かれる鶴松の目を開かせ、父の道場稽古や闘鶏の様子を見せることで、鶴松に更なる剣術への心構えと人間的成長を促す。一時代を築いた創業の世代が不惑を越えた今、次の課題は若き人財をいかに育てていくかにある。年長者は悠然として範を示し、若者らは互いに影響を与えながら練磨する。亦た楽しからずや。
0255文字
Dyans
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源太夫から幸司へと物語の主人公は移っていくのか?それとも結末を迎えようとしているのか?木鶏たらんとしたのはなんと、という感じではある。
0255文字
Mc6ρ助
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いまでも安心して読める、数少ない文庫書き下ろし時代小説のシリーズ。とはいえ、主人公の息子が若くして木鶏を意識するのは、還暦すぎの爺様の視点では、何かしら面映ゆい。二人の優秀な息子達を妬まれたりして、ふりわまされかける主人公にこそ、「われ未だ木鶏足りえず」と言ってほしいと思うのは、それはそれで著者の思うがままに操られているような気がする。それはとにかくとして酢橘と園瀬弁(?)が懐かしい読書子なのでした。
0255文字
qoop
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静謐な寂しさ漂う権助の最後を書いた前巻を受けながら、幸司ら次世代の台頭を読ませてくれるシリーズ四冊目。世代ごとに生き生きとそれぞれの成長を書く本作だが、ここへ来て次世代の比重がググッと大きくなった気がする。いや、もちろん新シリーズそのものがそうした骨子なのだろう。僕が老境に差し掛かった主人公の姿を認めたくなかっただけで。人生の終焉(権助)と世間への船出準備(幸司ら)に挟まれる形で、来し方行く末に想いを馳せる姿はとりわけ老いと残りの時間の短さを感じさせる。
0255文字
woo
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”新”シリーズ4巻目。派手な展開では無いんだけど文章筋立て共によく練られてるので安心して読める。影の主役”権助”は既に亡いが、回想と言う形で未だ重きを成すと言う手法が上手く活きてるところも達者✌️次巻が待ちどうしい♪
0255文字
バンスライク
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ネタバレ☆☆☆☆ 源太夫は久しぶりに釣りに出かけ充分な釣果を得て帰宅しようとすると、知り合いの武士に声をかけられた。子供たちが出世の道を進み羨ましがられ妬まれる源太夫と幸司の行き方が読みどころの短編集。大した出来事が起きるわけではない淡々とした話と語り口も、死してなお権助の存在と言葉がそこここに残るストーリーも良い。なかでも「お礼肥」が印象に残った。距離のあった幸司と鶴丸たちとの関係も良い感じになり、自分なりに考えて行動していく幸司の言動も成長を感じられ心地よい。若い世代だけでなく源太夫の話もあって良かった。
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木鶏 新・軍鶏侍 (祥伝社文庫)評価65感想・レビュー16