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文豪たちの憂鬱語録

感想・レビュー
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やすらぎ
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人生においては誰もが悩み苦しむ。それが文豪であればなおさらだらう。なぜ筆を執ったのか、何を残そうとしたのか。自己から生み出される現実に押し潰されてしまう、憂鬱語録集。人間には必ず闇がある。才能の裏は傷だらけである。光に当たろうとしても、人なみの仕合せはむずかしい。時代のせい、社会のせいなのか、墜落する。人生を生き抜くのは非常に困難である。現世ではとても受け入れられない行動や発言が本書に記されている。「悲しい時には桜の花の咲くのを見たって涙が出るんだ」素直に悲哀を表現できないのは、今も昔も形は違えど同じか。
ネギっ子gen

やすらぎさん、ご紹介有難うございます。『ビジテリアン大祭』前段の、シカゴ畜産組合員による「論難パンフレット」の一節ですね。では、後段にあるビジテリアン同情派の言い分も少し――。「植物に対してだってそれをあわれみいたましく思うことは勿論です。印度の聖者たちは実際故なく草を伐り花をふむことも戒めました。然しながらこれは牛を殺すのと大へんな距離がある。/人間から身体の構造が遠ざかるに従ってだんだん意識が薄くなるかどうかそれは少しもわかりませんがとにかくわれわれは植物を食べるときそんなにひどく煩悶しません」と――

02/09 20:41
やすらぎ

ネギっ子genさん、ありがとうございます✨「ビジテリアン大祭」のほんの一部を本書で読んだのですが、すごいインパクトですね。議論が濃厚そうなので、しっかりと読んでみたいと思います。あるひとつの事象に対して、それぞれの思考や捉え方がある、その複数の視点を考えることが個人的に好きなので、楽しみです✨

02/09 22:06
4件のコメントを全て見る
0255文字
えつ
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NetGalleyにて。ゆーっくりゆーっくり楽しみました!いやぁ…長期間にわたって読んだ作品だから、記憶がちょいちょい微妙なんだけどね…。石川啄木が想像以上にヤバかった。ローマ字日記はねぇ…なかなかだった。ちゃんと現代まで残っているという事実…ヤバい。あと、語録だけでもすごい数があって、普通に驚いたし、なおかつ…ものすごく憂鬱気味だった。ラストがね…遺書というのだからびっくり。突然の現実を味わった気分。
0255文字
七
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さくさく〜っと暇つぶし程度に読んだ。 短歌系に全く興味がなかったので、学校で暗記させられたものくらいしか知らなかったのだけれど、石川啄木ってこんなに面白いのねぇ。かの有名な一握の砂の一発目が"俺に頭下げさせたやつ死ねと祈る"って凄いね笑 日々思ってるわ。 ちょっと石川啄木さんの作品、読んでみたいなぁと思わされた。 太宰治とか谷崎潤一郎とかはまぁ知っての通りという感じ。島崎藤村は度を越えてるかな
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もだんたいむす
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啄木の『ローマ字日記』と『新生』の話が面白かった。
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ilya
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ネタバレ島崎藤村の人となりに衝撃を受けた。有島武郎の遺書で締め括る終わりに、憂鬱さが後をひく。文学作品は予備知識なしで読んでみて、文豪のエピソードを聞いてから読むと最初とは違った面白さがあるだろう。「汝は汝の道へ」
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てらさか
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石川啄木の話は初めて読んだ。破天荒だったのは知っていたけどこんなにも…いや、KONNNANIMO!!
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SOLCOM(いけひろ)
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新型コロナに罹患しているときに読む本じゃないな(笑)  表題通り「憂鬱」な文豪たちの語録を集めたもの  あのころのご時世を考えれば「お金持ちのぼん」が学つけたら「かせちゃって」世を斜に構えるのも無理ないか・・・  こう切り取りで並べられると、X(Twitter)でよく見る「お言葉」に見えちゃうから不思議だ。 それにしても「秀和システム」ってこんな本も出してるんだねぇ・・・  ★2つ
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nisiton
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良い企画だと思った。
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Kurara
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★2.5 日本の”文豪”ってヤバい人が多いの??しかも並大抵のヤバイではなくかなり”イカれぎみ”な。太宰から始まるところがもう奇天烈ぶりが見えてますよね。石川啄木と島崎藤村はマジで奇天烈でしたね。 #NetGalleyJP
0255文字
有機物ちゃん
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文豪エピソードから始まり、その文豪の人となりを感じられる語録を著作から抜粋して紹介されている。坂口安吾の『私はいつも神様の国に行かうとしながら地獄の門に潜ってしまふ人間だ』がめっちゃわかるわ……と心に刻まれた。坂口安吾の本はまだ読んだことないので読んでみたい。夏目漱石と太宰は似たような病み方してるけど、太宰は俺はなにやってもダメだ…って感じで漱石は極端な自省と戒めという感じ。どっちも共感できる。そして、ラストの有島武郎の遺書で締めるのヤバい。お腹にズシンとくるものを残して読了。急に重すぎじゃん……
0255文字
ももすけ
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語録だけでは、憂鬱さが分かりにくいところがあったかな。石川啄木の「ローマ字日記」はやばい。奥さんの目から隠す為にローマ字にしたのに、結局、晒されるとは…悪いことは出来ないな。 そして、島崎藤村も悪い男ですわ…
0255文字
あに
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語録は抜粋なので全体を通して読まないと意味が分からないのかも。語録よりも文豪たちの生涯の方が楽しめた。散々人に迷惑かけてる石川啄木の「一度でも俺に頭を下げさせた奴は全員死にますように」は一層清々しくて拍手です。ローマ字日記といい島崎藤村の姪を妊娠させたのも現代なら文才あったとしても大バッシングだろうなぁ。常人とはかけ離れてる感性だからこそ文豪になり得たんだろう。
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Ryoko
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太宰治や夏目漱石など著名な作家の性格を表す文章をその著作から抜き出した本。私はその文章よりもさらっと紹介される文豪たちの人生の方が面白かった。どの文豪たちも波瀾万丈(自分から波瀾万丈を望んでいるよう)な人生を歩んでらっしゃる。まぁ平凡な人生だと小説は書けないか。それにしても島崎藤村の最低男ぶりには驚いた。石川啄木の日常をローマ字で書いた日記も衝撃。いやぁ知りたくなかった(笑)。死後日記が公表されてしまったのを啄木本人はどう思ってるだろう。日記は残さない方が良いとしみじみ思った(笑)
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みなみ☆
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石川啄木と島崎藤村が凄かったw
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ゆん
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これでもか、という程巧みな言葉で憂鬱を紡ぎ足す天才たちの語録。太宰治は笑えるほどの憂鬱語録のオンパレード。石川啄木、島崎藤村に至っては、言葉が憂鬱というより、やってることが酷すぎる。とにもかくにも、憂鬱にさせていただきました。
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るぅ
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まさに病みすぎてウケる!!藤村の『新生』の引用とその横に小さいフォントで書かれた注釈という名のツッコミが可笑しすぎる。今よりずっと「死」が身近にあった明治~昭和初頭。今の感覚のままで読み解くことは困難な文豪たちの闇と病み。ウケるほど病んでるのに文豪たちが紡ぐ文章の美しさにあらためて感服。
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いのふみ
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「憂鬱」というよりも、現実を客観的に捉えることが根本にあるのだと分かる。何より漱石の、自己を破壊せんほどに現実を理知的に、峻厳に認識する力に目を瞠る。で、やっぱり藤村はクズだよなー。
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フィオーレ
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物書きや画家、ミュージシャン達は当然自分勝手で常識人なはずはなく、世間と折り合いがつかないのが当たり前。では、有名な文豪たちの憂鬱とは?全部読むと滅入りそうなので、拾い読みに。◉冒頭は太宰治。ネガティヴワードのオンパレードに気分はドヨ〜ン。「生まれて、すみません」「生活とはわびしさを堪える事です」うっ!◉石川啄木。「母を背負いて〜」「働けど〜」の印象とは真逆のクズ!借金して買春三昧。◉島崎藤村。姪を妊娠させた上に、それを小説にする鬼畜ぶり。◉他にも残念な文豪や言葉が多数。でも、これもまた人生の一側面か。
すぱちゃん

フィオーレさん、啄木がそんな方だったとは、、太宰は想像つきますが、

11/03 00:14
フィオーレ

すぱちゃんさん、啄木は作品との落差に僕も驚きました。借金は当然のように踏み倒していたそうで…. 😅生涯は26歳と短かったそうです。

11/03 08:32
6件のコメントを全て見る
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Coris
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文豪作品ではなくその周辺を読むブーム?。今回は、文豪の憂鬱語録。昭和という時代故か、○○派という派閥の流れ故か、昭和の文豪は、この手の内容に事欠かない。この頃、文豪と言われる人の作品には、彼ら自身の人生が色濃く反映されていて、人によっては自身の生活を執筆している人までいる。自身の人生や、作者同士の関係性が垣間見られる。後世になって、平成•令和の時代の小説が同じように語られることはないだろうと思うと、この時代は、ある意味特殊だったのだろうなと思う。
0255文字
かりん
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ネタバレあまりにも暗過ぎて憂鬱になるどころか笑えてくる 太宰なんかより石川啄木のほうがよほどくず 遊女の性器に手首までいれるエピソードを見て鳥肌がたった 夏目漱石は可哀想 前任の先生の残留運動されたり叱った生徒に自殺されたりしたらそりゃ病むよね
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yoshi
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図書館本。太宰の弱き苦悩、漱石や芥川の品の良い知的な病み、安吾の薬物からの自覚的堕落、啄木の晒されるダメ男っぷり満載日記、藤村の禁断の恋愛事情、賢治の作風と春画のギャップ、安心安定の変態の谷崎、また谷崎から細君譲渡さる佐藤春夫、育ちの良い有島の不倫の果てなど、作品から抜粋された名文・迷文アソート。イメージの変わる作家もいるが、その文章は書写したりしたくなるものばかりで興味深かった。
宵待草

yoshiさん おはようございます レビューを拝読して、此の本を読みたいなぁ~って思いました コロナ禍に加えて梅雨の不順な気候ですので、お互いに体調に留意して、読書生活を楽しみたいですね 何時も有難うございます 宵待草

06/20 06:00
yoshi

最近、文豪系の企画本も増えてきた気がしますね。ガッツリ小説を読めない時期とかに、こういうの良いなぁと思ったり。梅雨の季節に、絶望や憂鬱を客観的に味わうのも一興ですね。

06/20 08:29
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Natsuko
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最近この手の文豪○○本が増えているのは、私みたいなファンが多いからだろうなぁとつくづく思う。今まで読んだものの中では本作が一番インパクトがあり面白かったが、憂鬱語録というよりダメダメ列伝。太宰ファンからしたらこの手の本は太宰が主役と思っている節があり、太宰治からページが始まったのを見て「やっぱり」となぜかホッとした。が、それもつかの間、太宰どころではないダメな文豪が勢ぞろい。自分の無知に驚くとともに、こういうダメな感覚をもつ人が才能も併せ持ち、こうして語り継がれていくものなのかとも思う。
Natsuko

各章のタイトルもいい、宮沢賢治の黒さには少々ショック。「娼婦、借金、無断欠勤も赤裸々なクズの証明録:石川啄木」「これぞゲスの極み:島崎藤村」「太宰が文豪に自殺のイメージを定着させた人だとしたら、この人は薬物のイメージを定着させた:坂口安吾」「本当に人の心を動かすものは、毒に当たられた奴、罰の当たったやつしか書けないものだ:坂口安吾」「イーハトーブの黒い闇:宮沢賢治」

05/18 07:15
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麦焼酎
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NHKラジオ深夜便絶望名言を先に読んでこっちを読むと、ちょっと違う感があった。私が求めてるのはこれじゃない。島崎藤村が姪を孕ませて海外逃亡の話は知らなかった。惜別の歌(歌詞は島崎が書いている)が好きでカラオケでよく歌うのに、このエピソード聞いたらちょっとげんなり。しかしよく考えれば島崎はただのダメ男だし、姪はただのダメ男好き(孕まされたのに、のちに島崎のところに戻っている)だよな・・・ふと漫画赤色エレジーを思い出した。島崎のところだけ解説が辛辣なのが面白い。
0255文字
かや
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有名な文豪たちの黒い一面を垣間見た。特に島崎藤村のページは人間性を疑うような内容だったが、逆に彼の作品に興味を持った。知らなかった文豪について知れたり、興味を持つきっかけになる本だと思う。しかし、小説の一部を抜粋している所が多いので、自分の好きな文豪のページは正直内容が少し薄っぺらく感じてしまった。
0255文字
白としろ
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生きてゆくから、叱らないで下さい。私は淋しい人間です。どうかこの原稿の中に僕の阿呆さ加減を笑ってくれたまえ。姪との近親相姦。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。
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やどかり
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ネタバレ語録というより、小説からの引用が多いかな。ダメだと思ったのは島崎藤村。憂鬱とかそういう問題じゃなく、人としてこれは…。意外だったのは、石川啄木。奥さんにバレないようローマ字で書かれた日記は、クズそのもの。ネガティブな言葉といっても、悲しみを感じるもの、諦めや怒りを含んだもの、いろいろだ。太宰治の語録を読んでいると、ゲーテを思い出した。言葉の美しさでは太宰が1番好きだった。
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cornucopia BV
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「文豪たちの憂鬱」と言うより、読んでいるこちらの方が憂鬱になる。各文豪たちの作品からは窺い知れない、全く違う側面が見えて面白いとも言えるが…。順番通りでなく、この作家あの作家とランダムに読んでみたが、その度に途中で挫折しそうになった。まあ文筆家に限らず、人間の本質とはこういうものかも知れない。
0255文字
ris3901
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作品からの語録。遊び人過ぎる石川啄木のひどい英語の手紙と、自己中すぎる島崎藤村の自伝小説概要にびっくりしました。
0255文字
ベイマックス
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石川啄木と有島武郎は意外だった。島崎藤村も含めて、当時でもダメなんだろうけど、遊郭とか薬とか時代ですね。◎太宰治のネガティブと谷崎潤一郎のサドマゾと佐藤春夫とのやり取りは有名だしね。◎石川啄木の日記は別にして、他のは、小説や随筆の一部を取り出して、特に解説もないなんて。◎夏目漱石の「こころ」や芥川龍之介の「侏儒の言葉」なと再読したい気持ちになった。でも、この時代の小説は読むのに時間掛かるし、積読本も待ってるし…、困ったことです。
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ちこやま
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「わがこの虚空のごとき かなしみを見よ」 失敗、挫折、災難。 文豪たちはこれらの憂鬱をどんな言葉で著したのか? 作品や手紙に記した10人の作家の憂鬱語録。
0255文字
hirorin
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文豪の名言集あるけれど文豪だって人間だ。憂鬱だったり闇が深かったりする。9人の文豪。さすがに太宰は暗くて闇が深すぎる。石川啄木の清貧のイメージはほんまは違うって知ってたけどローマ字日記にドン引き。マジ、止めて~と叫びたい。これは病気ちゃうか?島崎藤村の「新生」はタブーな関係を題材(それも実話)にしてるのは知ってたけど、なかなかなゲスっぷり。芥川龍之介「侏儒の言葉」は読んでます。一番共感できるのは坂口安吾「堕落論」。宮沢賢治も有島武郎も意外に黒かったのね。そりゃそうね、人間だもの。やっぱり夏目漱石は難しい。
0255文字
kei
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癖のある文豪たち、太宰治、石川啄木、島崎藤村、夏目漱石、芥川龍之介、坂口安吾、谷崎潤一郎、宮沢賢治、佐藤春夫、有島武郎を取り上げ、簡単な作者紹介とともに、彼らの作品のことばを取り上げている。しかし、憂鬱な文豪の中には「えっクズ?クズなの?」という方がちらほら…。遊女を漁りまくる石川啄木、姪を妊娠させてその体験を小説「新生」として書く島崎藤村(しかも開き直りとしか言えない内容)など。個人的には「若い時の写真、今ならジャニーズでは。」という顔立ちの有島武郎に興味がわきました。「或る女」読もうかな。
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めとろん
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太宰治、石川啄木、坂口安吾などの文豪の作品から『憂鬱』『絶望』などの作家の本音の言葉を集め、作家の紹介と共に並べている本書。 『憂鬱気分に浸れるだけ浸ったら、上を向いて歩こう』 編者のこの言葉に尽きます。 しかし、啄木さんに藤村さん。こんなにクズやらゲスだったんですね。彼らに比べれば‥と周囲に優しくなれそうです。
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HarumiMyself
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鬱の自分でさえ笑ってしまうようなネガティブな呟きから、今の自分に役立つような一節があったりしました。読んで得るものが多かった。
0255文字
奥野修二
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身の回りの事象を細やかに感じ取る繊細さ、感じたことを適切な言葉におきかえる感性や知性があるからこそ、逆に生きづらかった人たちなんだと思う。 普通の人ならそのまま流してしまう心のひっかかりをほっとけない。ちゃんと向き合ってしまう。 ひっかかりの正体を言葉にして掴み取るとさらに凹む。
0255文字
桐島陽依
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図書館の新刊本コーナーより。似たような本をいっぱい読んでるんだけど、やはり借りてきてしまう性☆太宰センセイ、芥川センセイ、漱石センセイは、はいはいおなじみの人選とラインナップ♪なんですが、啄木センセイのローマ字日記の掲載が出玉だった。自分が女性なので余計にだと思うけど、最低のクズ!仕事のサボり借金給料前借飲酒花街遊興…おいこら!!ってなもん。内容も生々しくて最悪でした。しかもローマ字が読めないと思われていた奥さん、ローマ字が読めたそうで…心中いかばかりかと。もうこうなってくると、作品をまともに読めない。
桐島陽依

キムチ27さん。読んでしまいました…もう、啄木先生に関しては、道で会ったらグーでパンチです(笑)藤村先生ももうゲンナリ…谷崎先生も太宰先生も、ああもう全員ダメです(爆)

08/18 10:50
キムチ

陽依さん、面白すぎ😺近代史って、政治は勿論、文学、美術、いろんなものがベールに隠れて都合のいいとこだけ、見えていたものね。

08/18 11:38
3件のコメントを全て見る
0255文字
キムチ
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装丁の軽さ、これがドツボのたうち語録集かと皮肉めく入口。夏目、太宰、有島、島崎、谷崎、佐藤、坂口、啄木、宮澤・・日本近代文学史金字塔メンバー。ついこの間的時間にいた人々。ネガティブでも漱石、安吾等は己を客観しており、居直りを感じるのに対し、啄木、太宰、有島らはのたうつ姿が見苦しい。とは言うものの、「本人のみぞ知る」のメンタル世界。こうやって、文字に残され、陽の目を見たとは草葉の陰で悔しがっているか否か。啄木のローマ字日記VS呆れるほど善人の妻節子に仰天。島崎のゲスっぷりは何度読んでも呆れるばかり。
0255文字
ナス
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ネタバレ輿論は常に私刑であり、私刑はまた常に娯楽である。たといピストルを用いる代わりに新聞の記事を用いたとしても。(P114)
0255文字
takakomama
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10人の文豪の作品から憂鬱や絶望などの言葉を紹介。イメージ通りの太宰や谷崎、こんな人とは思わなかった啄木や藤村・・・ 文豪も人間。いろいろな感情の間でもがいてます。
0255文字
spatz
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ゴールデンカ◯イの石川啄木の下衆ぶり。まんざら嘘でもないじゃん!解説通り、この大御所たちの鬱々とした叫び、を編んだもの。気が滅入る?いや、別に。そういうものだと一瞥してわかるので。むしろ、いや、すごいこれはなかなかの、言葉は悪いけど下衆すぎる。妻に分からないようにと書いたローマ字日記のエロさ。そして、禁断の人に手を出してしまい云々の話の多さ。人間の肉欲の激しさ。漱石とかは天上の人のよう。時代的に貞操観念がないのもあるが。これ読んで鬱にはならずむしろやりたい放題の作家達すごいと思う私は天邪鬼なのかも。
spatz

。。。こういう、集めました、ていうもの、とかが、自分はそんな、、にアレではないのだ、ということに気付いて本をとじます。😄 #NetGalleyJP

08/08 08:26
0255文字
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