読書メーター KADOKAWA Group

伝承写真館日本の食文化 (1)

感想・レビュー
8

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Kouhei  Higuchi
新着
北海道で北東北の日本の食文化がわかる本。自然ともに暮らし、食べ物を得て保存することは命をいただき生きること。そこから日々の伝統行事につながって行ったのだと思う。縄文の世界文化遺産の地とも重なり、今の食を見直すキッカケとできる資料的価値も高い一冊。
0255文字
ヴェネツィア
新着
農山漁村文化協会編のシリーズ第1回。「北海道・東北1(青森・岩手・秋田)」の伝統食を中心に取り上げる。北海道は、さすがに広く地形や気候も違うように、食もまた道北、道東、十勝、道央、道南に違いがあるようだ。ただ全体としては動物性たんぱく質の摂取が多いように思う。これがアイヌの人たちの食となると、一層にその傾向が強いようだ。東北では南部地方の菊料理が珍しい。岩手の「馬っこつなぎ」の膳、秋田はハタハタとたんぽ。この地方はさすがに伝統食の宝庫のように見える。
ヴェネツィア

西日本に生まれ育った私には珍しいお料理が並ぶ。現在、これらがどの程度に日常食に残るのかはわからないが、農文協のこのシリーズは失われる前に記録にとどめることも大きな目的の一つなのだろう。

03/17 16:47
0255文字
MSTR
新着
"実証" 的で裏付けが有り、研究には至極有用。
0255文字
なま
新着
★★★★★この本は各地の食文化を詳細に記載。特化しているのは朝、昼、夜の食事、季節毎の食事、ハレの日とケの日の食事と写真や食材解説が有ること。また、都道府県毎に食の背景の説明、食と食べ物の図解、エッセイがある。北海道の全国78%生産率のジャガイモなら「冷害に強く、秋の晴天に澱粉糖が高まり美味しい。」とか大豆等の豆類は「種を遅くまいても出来、収穫の頃に日高山系を超えてくる風にあたり乾燥して良質」など。北海道で冬を越す「越年」は、近世後期に北方警備が野菜不足で水腫病となり死亡していた事実にもふれる。
0255文字
くろねこ
新着
アイヌの食文化が知りたくて読んだ。写真があってわかりやすい。食を探ると文化についてよくわかる。衣服や住居より差が出やすいと思う。
0255文字
±
新着
とりあえず写真だけでも、という趣旨のシリーズの様なのでレシピや食材の謎については別本(『日本の食生活全集』?)をあたらねばならないのが残念ながら、気負わず読むことのできる良書かと。環境・食材・保存・調理、地域独自の在り方がそれぞれにとてもcool。地域・県ごとのコラムも興味深いなか、土地を奪われたアイヌ女性の悲嘆が重い。
0255文字
HANA
新着
北海道、青森、岩手、秋田の伝統食やその背景が紹介されている。同じ県の中でも地域によって随分と食生活に差があり、それはその地域の風土、気温や海抜、天候によって生じたのもであるということが、こうして写真も交えて書かれているとよく理解することができる。北海道の明治以降の料理やアイヌの自然に満ちた食事、奥羽山脈や太平洋、日本海の恵みに満ちた東北の料理の数々を目にすると、我が国が自然と共に歩んできたのかがよくわかる。これらの料理、実に美味しそうなんだけど、現在では逆にこういったものは食べるのが難しいのかもしれない。
0255文字
全8件中 1-8 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全1件中 新着1件

    読みたい本に登録した読書家全3件中 新着3件

    伝承写真館日本の食文化 (1)評価100感想・レビュー8