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「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには (角川書店単行本)(Kindle版)

感想・レビュー
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Kentaro
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72/金利(成長率)≒元本が倍になる年数。これが「72のルール」。著者が社会人になった頃は、金利が8%を超えていた。すると100万円預けると「72/8=9」で、9年で200万円になることがわかる。同様に、金利が1%だと、「72/1=72」で72年かかる。金利が0.1%だと「72/0.1=720」で720年かかる。つまり、現在の日本のようなゼロ金利状況では、銀行や保険会社にお金を預けてもお金は増えない。お金を増やそうと思えば投資信託など元本の値段が変動する変動商品に頼るしかなくなる。
0255文字
小木ハム
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出口さんの本は三冊目。教える=相手に腹落ちしてもらう。自分の頭で考えられる武器を身につけてもらうこと。 タテ軸(歴史)とヨコ軸(国際比較)とファクト(数字)で考えるというのは『人生を面白くする本物の教養』でも仰られていたと思う。教育格差は出身家庭の社会経済的地位(経済的・文化的・社会的な地位を統合した概念)によっても起きる。『集中力がない生徒』は、実は朝食を食べない・宿題をしなくても叱られない家庭文化が背景にあったりする。生徒一人ひとりに合わせた教育は、教師ひとりに対し生徒10人前後が望ましい。
小木ハム

■教育は"適応"を教えない:岡ノ谷氏『教育はある意味、洗脳と言えると思います。 近代教育は近代国家に必要な労働力や軍事力を育てるためにあったわけです。その時の政治経済状況に適用できるような短期的な知識を与えている。教育を長い目で見ると適応的ではありません。ある価値観で政治が動くのはせいぜい1~2世代、50年くらいです。そのくらいの時間では進化は起きないですね。だから教育は世代レベルでしか有効ではないということですね』

10/10 01:36
小木ハム

▼世界の◯◯ランキングで日本は◯◯位だからもっと見習うべき、みたいな一文はよく見かけるけど、何か、背が低いのに無理やり背伸びさせられてるような心境になるのは自分だけ?高齢社会なりに身の丈にあった生き抜きかたもあると思うんだけどな。でもそんな事言ってたら1億2千万人は食っていけないか。誰かが作ったものさしに当てはまらなくて自己嫌悪…は精神病のよくあるパターン。

10/10 01:53
0255文字
jupiter68
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数々の示唆がある。非常に参考になると思う。だが、スーパーマンたる出口さんの考え方、一般人にどこまで伝わるか。100のうち50でも実践できるものが増えればいいと考えるべきかも。
0255文字
天切り松
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世界ではドルコスト平均法よりはるかにもうかる投資方法が既に確立されています。それは、自分に対する投資です。 学び直しに大学が使えるようになれば日本も変わるかしら。
0255文字
あかまる
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最初に目次を読んで、「尖った人を増やすのに、なんで誰がやっても60点取れるだけの、しかもマニュアルで統一なんて思考停止なことをするんだ」と憤慨したが、気持ちを落ち着けて読了した時には全て腹落ちした。新人が手早く60点を獲得すれば余裕が生まれて、そこから自分に興味のある分野の裾野を広げられることで、結果尖る人が生まれるというロジックに感動した。「マニュアル作ってハイ終わり」ではなく、そこから先を見据えた教育論がこの本に書かれていた。 こういったロジックで語れる人が今後増えていくといい世界になると思う。
0255文字
ひこ丸
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日本の格差社会の中での教育のあり方、そして将来に亘って世界に御する人材をどう育成するかを論じている。いつまでも高度成長時代のやり方を続ける会社や組織に未来はない。 日本ラグビーで証明した多様性こそが解決のキーの一つ。均質な組織は効率的だが弱い。
0255文字
yohm13
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著者は非常にユニークな高等教育を行っているAPUの学長。大学などの高等教育で何を教えるべきか、どのようにイノベーションを生み出す人々を作り、日本の低迷を救うのか、とても示唆に富む本だった。 ピアラーニングの重要性を指摘している箇所は思わずうんうんと肯いてしまうくらい共感できた。「人は一人では勉強しない。お互いに刺激し合う仲間が必要」というのはまさに今の自分の状況を鑑みてもその通りだと痛感した。オンラインで講義が配信できるようになった昨今、大学の価値というのはこう言った部分に残っていくのだろう。
0255文字
鉄人28号
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☆☆
0255文字
Balmoral
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ネタバレ著者は次世代に残すべきもの、生き抜く武器について語っている。つまり①歴史的視点②グローバルな視点③データに基づく視点である。こうしたことを教え、自ら考えることができる人間を育成することが教育の務めだというもの。情報が氾濫する社会ではフェイクニュースに踊らされないよう判断ができることが必要になっている。
0255文字
ミッチ
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胸に突き刺さる言葉から始まる。「古典を読んでわからなければ、自分がアホ」「現代の本が理解できなかったら、書き手がアホ」。では、だれにもわかってもらうためには「何を教えれば」よいか?そんな本。このコロナ禍にあって、菅首相の政権下にあって、今抱えている課題への考え方の指針がまとめて有ります。必読書です。
0255文字
fumi
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タテ(歴史)、ヨコ(世界の人々)、算数(数字)を使って、自分の頭で自分の言葉で腹落ちするまで考えることこそが重要である。優れた考えを持った先人達の思考パターンを学ぶことが重要である。アダム・スミス、デカルト、アリストテレスなど。勉強するのは、人生の選択肢を増やすため。好きなように生きるため。15から17歳に学びを通じて大きな感動を覚えると、学ぶ習慣や姿勢が一生続く。18~19歳までに勉強すると、生涯収入が高くなる。国公立大主義だったが、私大にも魅力的な学びがあるのだと思った。
0255文字
ハメ・ドゥースト
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★★☆「教える」とは、真意を腹落ちしてもらうこと。どれだけ知識をもっていても、どれほどいいことを伝えたいと思っていても、相手が腹落ちしていなければ、教えたことにはならない。心したい言葉。p.22教育の二つの目的は、「自分の頭で考える力を養うこと」と「社会の中で生きて生きていくための最低限の知識を与えること」。p.79学ぶとは、教わるのではなく、自ら学んでいく姿勢が基本だ。p.80最初に形にはめなければ、型破りの生徒は生まれない。p.91大人にできる事は、子供たちに広い世界を見せてあげること。
ハメ・ドゥースト

p.96何事かを成すために必要な四つのP。目的(purpose)、情熱あるいはやる気(passion)、仲間(peer)、遊び心(play)。人生を楽しんでいなければ、良い知恵は出ない。p.185カイロにある世界最古の大学の一つ、アズハル大学の三つの信条「入学随時、受講随時、卒業随時」。勉強したいと思った時に入り、学びたいことを学び、学びを終えたら出ていく。それを一生繰り返す。大学は、本来自らの意思で勉強しに行くところであり、大学のあるべき姿として共感する。

10/18 11:08
0255文字
peko
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出口氏の本は初めて。APUの宣伝みたいに思えて思っていたのとは違った。ただ、対談がとても良かったので、それだけでも読んでよかったかな。「教育格差」の松岡氏など、専門家の話はおもしろい。
0255文字
Matteo
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出口さんの著書は好きなので、時々読みます。著者の深い教養と知識に基づいた本は、どれを読んでも勉強になると同時に、どの本でも同じようなことを繰り返し述べています。 繰り返し読んでるうちに、出口さんの主張が自分の頭にインプットされていきます。
0255文字
Hiroshi  Fukuhara
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ネタバレ「タテ・ヨコ・算数」「人・本・旅」というメッセージはいつもと同じだが尖ったゲストとの「特別対談」が圧倒的な面白さ。【立命館慶祥高等学校校長・久野信之先生】出口: ベトナム研修のテーマは何ですか? 久野:ベトナムは、「国際ボランティア」がテーマで、孤児のための施設や地元の名門校を訪れます。「3つのC」の内の貢献ですね。ホーチミンに水頭症の赤ちゃんが収容されている施設があります。赤ちゃんは160人もいるのに、医療スタッフは足りていません。 水頭症の赤ちゃんが生まれると、若い母親の多くが朝早くこの施設にやって
Hiroshi  Fukuhara

えば、本はわかりやすい例です。蔵書がたくさんある家庭で育った子どもは、学級文庫や図書室に対して違和感を覚えることはないでしょう。家庭と学校に境目がないわけです。 反対に、本がほとんどない家庭で育った子どもにとって、家庭と学校は異世界なわけです。この階層的な差を自覚して言語的に説明できる子はおそらくいません。漠然と学校との親和性を感じないわけです。中流家庭の子は、大人から「なんで?」のような説明を求められることが多いと報告されています。学校で問われることも同じですよね。理由付けや自分の考えを表現することが高

09/10 19:43
Hiroshi  Fukuhara

く評価されます。一方、社会経済的に恵まれない家庭では、親から「これ、食べなさい」「早く寝なさい」「お風呂に入りなさい」という指示が比較的多く、子どもが何をどう考えているのか言語化して説明することを求めない傾向にあります。日常的な訓練ができていないので、大卒の教師から「なんでそう思うの?」と聞かれてもうまく答えることができないわけです。自分の親と教師に求められる会話が異なることに混乱しながらうまく返答できない負の経験を積み重ねていけば、学校への適応感や自己効力感が失われても不思議ではありません。

09/10 19:45
5件のコメントを全て見る
0255文字
ゆうきなかもと
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教育論の本だが、税金と政治や選挙の話まで入っていてその点がこの本の長所だと思った。例えば、選挙とは「政治とは税金の使い道を決めること」選挙とは「100%満足はできないけれど、他の候補者に比べれば、多少はマシ」な政治家を選ぶこと。低い投票率は政権与党に圧倒的に有利、投票率が上がることで政治に新しい血が入る可能性が高まる。など参考になった。 全体的には包括的で総論的。まぁ、客観的で、最も現実的な教育論とも言える。ただし教育分野に興味のある人なら、あえて読むまでもない情報も多い。
0255文字
Hikari Sakai
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★★★★子育てや部下育成に参考になる良書。大人に出来ることは、広い世界を見せてあげる、自分が手本になる、知識の一部をわかり易く伝えることくらい。20歳前に向学心や好奇心はピークを迎え、その時に学習習慣を身に付けておくと学び続ける。など金言が満載!
0255文字
猿田康二
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ライフネット生命の元会長の出口氏が人生の舞台を大学に変え、新たな教育論を語った一冊。本書の中で出口氏は、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長になったのも、偶然だと語る。ただし、指名されたからにはとにかく一生懸命その役割を全うしようとする彼の生き様が見え隠れする。APUの生徒の中に「マザーテレサの後を継ぐのは私しかいない。」と豪語する尖った学生がいるそうだ。そういう夢を持つ人材を育成している大学に衝撃を受けた。とにかく出口氏の著作は、その論拠に実践が伴っている決して机上の論理でないところが素晴らしい。
0255文字
塩こんぶ
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ちゃんと学んでこなかったなあ。今が一番若いし、まだ間に合う、と信じたい。
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シーズー犬
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人生を成長させるのは人、本、旅。著者の教育への情熱は出口塾からずっと続いていることがうかがえる本だった。
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inami
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◉読書 ★3.5 この前読んだ『還暦からの底力』の発行は「20.5.20」、本書の発行は「20.5.1」と、精力的に本を出版している出口氏、発行日が近いこともあってか、内容は結構重複している部分があった(もっとも基本的な考えの軸がちょこちょこ変わるはずもないのだが・・)。還暦で「ライフネット生命」を立ち上げ、古希を迎えたとき、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任。次にやりたいことはなく、今、「世界を変えることのできる尖った人材を一人でも多く輩出したい」とそれだけに取り組んでいる・・あっぱれ!!
inami

「なるほどポイント」 「教育」の二つの目的①自分の頭で考える力を養う②社会で生きていくための最低の知識(武器)を与える。①については、「タテ」:歴史的な視点・「ヨコ」:グローバルな視点・「算数」:データにもとづく視点、という枠組みで。●新しいアウトプットを生み出すには、「人・本・旅」によるインプットが不可欠●AIもプログラミングも、人間よりずっと短い世代でどんどん変わっていく。教育は論理や数学を教えるべき。●日本の大学生が勉強しないのは、企業側に100%責任がある。企業の採用基準に「成績」がないから。

07/21 22:02
0255文字
ta_chanko
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タテ(歴史)・ヨコ(世界)・算数を駆使して自分の頭で考える。政治の仕組みを理解して、適切な行動をとる。エピソードではなくエビデンスで考える。最初に型にはめて、型破りな尖った人材を育てる。結論を先に述べて、あとで根拠を示す。アウトプットも大切。ゼネラリストよりもスペシャリストを。人・本・旅から学ぶ。
0255文字
山下 賀久
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現在は立命館アジア太平洋大学の学長をされている出口治明氏の新刊です。社会人として、学生として何をどのように学び、何を大切にしないといけないか、よくわかります。自分の頭で考える上で、歴史的に捉えること、海外を含めて同じ時代に生きる人がどのようにみているか、利益が出て活動が永続的にできるか、など、これからの時代を生きる人にとって何が必要なのかをしめしてくれるありがたい本です。新しいアウトプットを生むために人、本、旅からインプットしていくことが大事というのはとてもよく分かりました。これまたお勧めの一冊です。
0255文字
ルーシィー
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まず、特別対談の内容が素晴らしく一線で活躍される方たちの貴重な知見がごっそりとある。全体を貫く考え抜いたものを平易な言葉で語るという姿勢は相変わらずで、マニュアル作成はとても参考になった。「おわりに」は学長の魂のメッセージが込められれおりました。
0255文字
n-shun1
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出口さんの得意フレーズ「人・本・旅」から学ぶは最後に少しだけ。3人の方との対談。自分で考えるスキルを獲得させる。タテヨコ算数で考える,主張する,議論する。学びにおけるピアの効果。社会人教育。
0255文字
R
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すなわち、運を活かして 上手く適応できる人のみが生き残るのです。
0255文字
ぐり
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いつも井口さんがおっしゃってることを切り口を変えて編集したかんじ。買うほどではなかったかな
0255文字
シャーベット色のクッキー
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ネタバレタテ(歴史)・ヨコ(世界の人々)・算数(エビデンス)に基づいて、相手が腹落ちするまで教える。誰がやっても6割以上の出来の仕事ができるマニュアルを数字やビジュアルを使用して作成。 背中を見て育て・上の言うことが全て・空気を読め・同一的な考え・男性社会・長時間我慢して働けの製造業モデルの働き方は終わった。アイデアと個性と思考力のサービス産業モデルの時代である。常に人と会って、本を読んで(特に古典)、足を運ぶことを人生終わるまでする。コロナをきっかけに世の中がいい方向に向かいますように…
0255文字
ちゃん太郎
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根拠なき精神論は社会を害する 大人にできるのは広い世界を見せること、自らロールモデルになること インプットした情報を整理するには自分の言葉で置き換えること、そして言語化することでしか整理できない
0255文字
miura
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対談の内容が面白い。教育する動物は限られているというのが興味深い。未熟な状態で生まれるのと、文字という情報の蓄積手段があるのが大きいのかなと思った。
0255文字
えいこさん
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「教える」べきことについて書かれた指南書。教育でやるべきことが具体的に見えてくる。
0255文字
チンタポンタ
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教育9割ビジネス1割の「教える」に特化した指南書。教育の章が多面的すぎるので幼児・小・中・高と世代別の教育書を書かれたら面白いのではないかと思った。
0255文字
shimyasu
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★★★
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めるみ
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ネタバレ女性は出産によりオキシトシンの分泌で子どもを本能的にかわいがることができる。男性は子育てに参加することによって、オキシトシンが分泌しかわいがることができる。 男性が子育てに参加することに意義があるのだなぁ。
0255文字
とある内科医
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正座して読んだ。対談が素晴らしかった。
0255文字
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「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには (角川書店単行本)評価100感想・レビュー35