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自転しながら公転する

感想・レビュー
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YU
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主人公がどうも好きになれないなと思いつつ女なら誰でも持っている部分への同族嫌悪かもしれないなと思った。文章のテンポはとても良く、結構なページ数でも割と一気に読めてしまった。 母親への自分の感情と、母親視点の母親側の感情の違いにおお…と胸が痛かったりもした。みんな自分の気持ちしかわからないもんね。。でも最後の文章にとても救われた。ここまで読んできての、幸せなんて目指さないくらいが丁度いいというのはすとんと胸に落ちて、心に響いた。
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紫陽花
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なんだかドラマを見ている気分になる本だった。状況がめまぐるしく変わっていて、まさに「自転しながら公転する」というタイトルがぴったりだなと思った。
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鈴子
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山本文緒氏の小説はほぼ読んでいるけど、日記やエッセイは読んだことがない。もう彼女の小説を読むことができないのは残念。さて私は人生後半なので結婚前30代の恋愛や女友達とのこと、職場問題や家庭事情が懐かしかったり、うらやましかったり、イラついたり、共感したり。近い将来なのに明日のこともわからない、危うげな時間を共有させてもらいました。警察に捕まってからのふたり、どうなってしまうんだろう?と気にはなりましたが、まさか、そうきたか!です。
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ちづこ
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ネタバレ都の甘いところが自分と似ていて嫌い。悲しいけど、育った環境の差ってやっぱりあると思う。 そよかの正論全てに納得した。 2040年の日本がどうなっているのか。エピローグの通りかもしれない。
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ゆゆゆ
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ネタバレ初めての作家さん。 わかりやすく、難なく読み進められた。 年齢的に、共感性の高い内容だった。 リアルすぎて嫌になるところも、安心するところもあった。 主人公がぐるぐるぐるぐる考えて、なかなか行動におこせないとか、そういうこともよくあるよね思った。 時々、悩み切った後に、スパッと動くのが気持ちよかった。 主人公の母もその気があったし、そういう性格ってことなのかな? 男性の登場人物には魅力を感じなかった。 私は、フィクション多めだけど共感できて、ハッピーエンドな話のほうが好きなんだな〜と気づいた。
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なー
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ネタバレ長かったーー読み終わったー ちょうど同世代として共感することがたくさんあったし読みやすかった。 中卒だと心配になるし親の事考えるとつらくなるしお金のことも、、女性の悩みは尽きないよねーーー 男性は共感するのかな? 理解してもらいたいな。 ボランティアいってもうまくいかない感じ、影で悪口言われてる感じ、とてもつらい 普通ならボランティアで達成感抱いてハッピーになるところがそうもいかないのがリアル プロローグとエピローグは正直いらなかったも、とは思った。
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hana
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ネタバレ結婚、介護、仕事の場面で揺れ動く都。中卒で学生時代は素行も悪く、周りから不躾な邪推をされる恋人の貴一との将来に悩む。同世代の絵里、そよかを羨ましく思うが、隣の芝生は青く、それぞれで葛藤し選択したもの。都はその選択の軸に自身の感情よりも周りの評価を入れてしまうが故に優柔不断で煮え切らない態度となってしまう。ただ、貴一は自信が無いながらも包み込む優しさがあった。都は、ステレオタイプの幸せから遠い貴一から離れようとしたが、暖かい毛布に潜り込む猫のように、どうしたってその暖かさを忘れられなかったのだと思った。
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崖の上のプーさん
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大学生の時に数ページ読んで閉じた本。 今、社会人になって結婚をした自分には意味がある本であったと思う。幸せはすぐ目の前にあるって意識づけてないと周りと比べて落ち込んでしまいそうになる。 みんなの幸せって感じるときはどんな時か気になる🤔
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べぃ
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ネタバレプロローグから、ベトナムの人と結婚するんだなーと思い貫一とは別れるのか~…と思いながら読みすすめたらエピローグで娘視点だったことがわかり、え!?ってなった。都、家庭を築くという夢を実現できてよかったね。ボランティア行った時に妊娠を思わせるような記載があったけど、その時の時系列でいったらちょっと???って感じはするけども。こういうハッピーエンドもあるんだなぁと、1人の人生を垣間見れた気がして厚い本なのにさらっと読めた。図書館本なのが悔しい。
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紗良々
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幸せになりたい。誰しも希うことなのに、はっきりと形をもってつかみ取れないのはなぜだろう。30代のアパレル契約社員の都が本作の主人公。辞めたい仕事、結婚に煮え切らない恋人、ちらつく両親の介護、ぐるぐる考えても答えのでない自分のこと。次々ととめどなく悩みが降っては落ちていく様は、まるで滝行。それでも、悩んで苦しんでもがきながらも1歩でも半歩でも0.001歩でも新しい道へと進んでる。漠然と迷いや寂しさを感じた時、また読みたい作品だと思った。
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ちろるちょこ
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ネタバレ★★★★★ めっちゃ良かった。久しぶりにこんな引き込まれる小説を読んだ。映画を1本観たような読後感。映像化したら細かい描写はカットされてしまうだろうなと思い、映像化しなくていいとまで思う。後半半分から最後まで1日に一気に読んだ。プロローグでベトナム人と結婚してるから、貫一とは幸せにならないのか、と途中何度も勝手に悲しく切なくなっていたけど、最後はそーゆーことか!と嬉しい結末だった。何の話?って言われて一言で説明できないあらすじで、都ちゃんの2年間の歩みというか人生の記録という感じがした。貫一優しいんだよな
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いち
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再読 この本は寂しいを教えてくれた。かなり年になるまで私は知らなかった感情で。 みやこが求めて握った手がかんいちで良かった。
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ntmm193
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「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。」 内容も忘れていたから久しぶりに再読。5年前に読んだときよりもなんか刺さったな。この一文は、全ての女性にとって「光」だと思った。
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サラン
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同世代の主人公に共感し、一気読み。こんなに先が気になって止まらなくなった作品は初めて。家族、仕事、恋愛、色んなことを乗り越えていくたくましさ。彼女の周りを取り巻く人の身勝手な行動や言動。私ももしかしたら「人の為」と思っていたことが「自分の為」なのかもしれないとドキッとさせられる。結局は自分が一番大切。それよりも、又は同じくらいの大切にしたいと思える人に出会えたら…「帯同」して生きていきたいと思う。エピローグとプロローグが最高!
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曲線の行方
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ネタバレ何もかもうまくいかない年度末。アレルギーもあって心身ともに疲れてる。そんな私が読んだ本のタイトルは自転しながら公転する。うまくいかない毎日も、他人の悪意も雑言も、差別も、全部が前に進むための引力であって静かに進んでいるということ。誰もが人知れず、そうやって進んでいく。普通も、幸せも、人と比べるもんじゃない。
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te
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一気読み。この作家さんは、自分で自分を追い詰めてる女性の内面を描くのが上手い。物語としては市井のアラサーのあれこれでどこにでも転がっている話だが、だからこそ、親の歳のわたしでも、まるで自分のことが書いてあるように迫ってくる。こんな思いを自分も確かにしたことがある。こうあるべき自分と現在の寄る辺ない自分のギャップが苦しくて、考えたくなくて忙しく仕事するけど、その仕事も結局は自分に報いてくれないやるせなさ。性的にのみ価値付けされる怒り…歳とって良いことのナンバーワンはこれをされなくなったこと。ラクだー。
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うさみみホームズ
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若い女性の不安を赤裸々に描いた作品だと思う。この本を読んで、世間体を気にしているといつまでたっても幸せになれないと思った。自分の生きたいように生きるのが自分にとって一番いいと思った。
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狩野川浩介
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30代独身同士って難しく考えすぎなのかな。20代は勢いで結婚しちゃうけど、そうできなかった人たちは恐れが先走るのかもしれない。共感はできないが、読んだ感じだとそう思った。それにしてもプロローグ。。。
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とくけんちょ
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いい物語だった。途中、くどくどとダラダラと不平不満を聞かされているようで、いやだった。そう思いながら、寛一が自分に見えた。都が当時の恋人に見えた。わかっていそうでわかってなかった彼女の不安は自分の不安の写し鏡だった。言葉、文章が、秀逸。今のおかれた状況が、破れ鍋に綴じ蓋であると思う。
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あたりちゃん
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無人島のふたりを読んでから、この本を読んだので終わった瞬間文緒さんの文才に言葉がなくなり何も言えなくなって涙が出てきた。 プロローグの印象が強くエピローグを読んだとき少し『???』となったが、そこがまだ物語を引き立たせたている。
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Nina
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ネタバレプロローグがずっと頭に残っていたから、ラストを読んでエピローグを読み始めて「あ、そういうことね!」となった。全然境遇は違うが、貫一の生活が、映画「PERFECT DAYS」の主人公に見えた。更年期障害や親の看病、セクハラ、職場の人間関係はリアルだなと。結局、惹かれ合う人と、どんな形であれ一緒に歩んでいくことは自分の人生を豊かにするんじゃないかなと感じた。
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ぽつねん
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ネタバレ初めての山本文緒さん。地べたの文章というか、ここ最近社会問題を遠回しに仄めかしたり皮肉ったりという小説ばかり読んでいたので、こうまで個人の視点から突っ切るパワーのある物語は久しぶりで、爽快に500ページ一気読み。一人の女性が私の幸せを追求する、その過程において周囲やパートナーとの間に当然起きる摩擦に向き合う。時々、歯を食いしばる。幸せになるまでって決して楽じゃない。登場人物の思考や行動に共感できる点も批判したくなる点もあり、自分と引き比べて考える身近な楽しさがある小説だと感じた。タイトルも装丁も良い。
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よ
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ネタバレみんな自転しながら公転してるんだって思うと少し楽に生きられるよね。ミステリーのない傲慢と善良の女性目線って感じのお話に感じた。淡々と浮いては沈むストーリーにヤキモキするけど、それが自転しながら公転するってことか。
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木
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ぐるぐる回る私を愛する
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Ikazuchi
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両親、子供、女友達、勤務先の同僚、上司、お客さん、男友達、恋人、夫婦、生活の流れの中で触れ合う人達、そして自分自身。と、私との関係。これが悩みの種になり、喜びのもとになり、いろいろ化学反応して、新しく紡がれていく。自転公転して突然隕石にぶつかられて形が変わって軌道が崩れて引力なく浮遊してるところから、貫一くんという強力な磁石にひっつけてよかった。お互いに磁石やったんやね。
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➖
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主人公への共感も苛立ちも、両方味わえる本。読む人の属性によって感想が大きく異なりそうで、他人のレビューも読んでみたいなと思った。
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ちみ
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★★★★☆ なんてことない話なんだけど、とても面白かった!! ミステリーばかりだったので、久々に謎のない物語を読んだ。読書が好きで良かったと思った。
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アンジー
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プロローグですっかり思い込み、エピローグで「あれっ?」となる。うまいね〜!都が最終的に彼との結婚を選択し、経済的には苦労したが周囲に助けられながら幸せになっているのがよかった。主人公・都(ミャー)とその母親2人の女性目線で話が進んでいく。ミャー&母親どちらの気持ちにも共感でき、時には辛くなったり腹ただしくなったりと忙しく気持ちが動いた。女性が経験するであろう妙齢〜老年までの恋愛・仕事・職場の悩み・結婚の条件・更年期・老後等、2人を通して一生分を経験した気分。心の機微を登場人物に上手く吐露させてあった。
ほのぼの

「幸せ」って何だっけ?と考えさせられますよね。ポン酢醤油のある家さ、ってCMもあったくらい。人それぞれ…ですかね?😺

02/07 14:31
アンジー

ほのぼのさん ポン酢醤油(笑)懐かしいです!幸せにこだわらず、不幸が来たら受入れて対処する鷹揚さが必要ですね!

02/07 16:49
3件のコメントを全て見る
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あべなつみ
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登場人物全員になんらかの生きづらさのようなものがあり、しかもそれはかなりリアルな程度で、のめり込むように読むことができた。
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taiko
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再読。細部は失念していたが、プロローグとエピローグが大切という事だけは覚えていたので、それを踏まえて大切に読んだ。都の揺れ動く気持ちは、30代の独身女性には多かれ少なかれ心当たりのあるもので、焦ったい面はありつつも私は好感を持った。そう、みんな自転しながら公転してるのだから。都はきっと母親似笑。きっと母桃枝にもそんな時代はあったのだろうと勝手に想像している。タイトルもピッタリ。書き下ろし部分がなかったら、平凡な小説になったのかも。素敵な演出。著者の新作に会えないことがただただ寂しい。
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よしお
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なんでしょう。特になんて言う話でないのに、とても面白かった。
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たまさん
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ネタバレ終始読みやすかったのと自分が千葉出身で、行ったことがある場所が沢山出てきてなんだか嬉しかった。 金色夜叉のように、流星の如く都の心がやられてる時に表れるニャンくんにとられてしまうのか?と心揺さぶられる瞬間が多くて面白かった。 最後のエピローグは軽いどんでん返し?の展開だったが、ほのぼのしてよかった。 ところどころ挟む貫一のウンチクも個人的に好きだった。
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akikopf04301
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不思議な小説でした。 ただの良い話でもないし、大恋愛でもないし、登場人物が魅力的なところもあるし、なんだかなーというところもあり、最後もこれだけ紆余曲折を経て夫婦になったわりにショボショボと描かれていてちょっと肩透かしな気がしました。 でも結局それがリアルな人生なんだろな。 最初、細かい描写が多すぎると感じたけどそれもリアル味に必要な要素。 語り手が変わると人物像も違って見えてくるのが面白い。 男性像がぶっきらぼうな人が多く、(それか無礼なひと)喋り方とか優しさの表現とかが少し古い感じがした。
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ユッケ
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ネタバレ最後まで読んだあと、プロローグに戻ってうん、うん。貫一すきすぎる。むしろこれで貫一じゃなかったら発狂してた。口が悪くてぶっきらぼうで、でも面倒見がよくて蘊蓄たれがちな男、ここにいます。優柔不断な主人公に苛つくこともありましたが、みどりちゃん視点で気が抜けて笑っちゃった。みどりちゃんはお父さん似なんだねえ。 「もがいて沈むのではなく、力を抜いて浮かなくちゃ」は沁みました。
0255文字
りん
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ネタバレセクハラ、パワハラ、彼氏との生活水準の差、クウォータークライシス、親の介護 私のことか?ってみんな思うはず、共感してしまい途中苦しかった プロローグ頭に残ってたからこの残り数ページでニャンくんとどうにかなるのかと思ってずっとハラハラしてた… 最後はハッピーエンドで幸せに終わって良かった。
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なつこ
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★★★★☆
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なる
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読了後は、1人の30代女性の人生を生きた心地がする。幸せになろうとすると、ちょっとの不幸が許せなくなる。人生、ちょっとくらい不幸でいい。
0255文字
テレワーク大好きっ子
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傲慢と善良っぽい小説として紹介されていたので読んでみた。読み応え満点!!自分の将来のことも考えさせられた。最後、まさかそっちと結婚したと思わなくてビックリした、、、、読み終えたあと一旦プロローグを読み直した笑 貫一と都、それぞれのイマイチな点が目についてあまり応援できなかった。無免許運転事件まではグダグダーっとしていた。仁科さんやそよか、絵里たちのような存在の人を自分も大事にしたい。更年期障害の母親や古臭い考えの父親の描写は結構しんどかった。自分にもこの先起こらないとは言えないし。
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ちむ
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秒速で読了。傲慢と善良に似ているがこちらの方がより現実的な問題要素が多かったし恋愛に閉じていないところも良かった。 「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」 というセリフに痺れた。
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