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思弁的実在論入門

感想・レビュー
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小説大好き
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同じ著者の『四方対象』より格段に難解な本でした。みんな本当に理解して読んでるの? 分かったフリしてない? 特にグラントについて解説してる章はマジで何言ってるのか分かりませんでした。メイヤスーの章は比較的理解できた。というより、ハーマンがメイヤスーをかなり高く評価してるんだな、と伝わってきました。とはいえ、今後活用できそうな幾つかの哲学的単位を拾うことができたのは良かったです。現前変換、上方・下方解体、相関主義的円環、現前主義などですね。大陸哲学と分析哲学の大まかな外観を示してくれた序文も勉強になりました。
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地獄八景
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全部読んだわけではないけれど…
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淡野 直人
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ネタバレ○要約:思弁的実在論↔相関主義=カントの認識論→物自体↔現象/世界↔思考/実在↔観念。認識主観=人間中心主義への批判→実在論の模索。 ○感想:思弁的実在論という哲学潮流の発起人である4人の立場や主張について、その内の1人であるグレアム・ハーマンによる解説書。4人それぞれの方法論や主張について、安易に同意も納得もしないが、問題意識や論点はとても面白い。個人的には、著者のハーマンの対象志向存在論の考え方が方向性が近いと感じるので、彼の著作を色々と読んでみたい。
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Mark.jr
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2010年代にインターネットを中心に思弁的実在論という哲学の潮流があったとは、恥ずかしながら全く知りませんでした。本書はその中心人物の一人だったハーマンが、他の構成員ブラシエ、グラント、メイヤスー、そして自分自身の思想を解説した本になります。著者も語る通り4人の傾倒する哲学者・思想はてんでバラバラで、よくこれが一つのムーブメントになったなと思う程ですが、その多様性がそのままこの思想の面白さかと思います。自身の見地からくる批判もありますが、正直かなり気をつかわれて書かれているとも感じます。
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秀ポン
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OOOと思弁的唯物論の章を読んだ。ハーマン「『人間は外部を部分的にしか知ることができない』では不十分で、『全てのものは外部に対して部分的な関わりしか持ち得ない』とまで言うべき」 ハーマン「メイヤスーはハイパーカオスとか言ってる割に宇宙全体がタイムライン上のある一点においては同一の法則で動いていることは無邪気に信じてるのな笑」
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yu-onore
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やっぱりハーマンの思想は興味深い。とりわけ美学の領域の中で、フリードを継承しながらも、演劇性とリテラリズムを区別し、陰に隠れてしまうような(暗喩における、修飾される対象のように)実在的対象の代わりに「私」こそが引き連り出されるのだ、というのは面白いし援用可能性に溢れている。
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Bevel
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ブラシエ、グラント、ハーマン、メイヤスーの『思弁的実在論』ワークショップでの発表の要約と、それぞれの著書の要約、ハーマンのコメントとという感じ。最後にくるメイヤスーの話が最初から結構でてくるなど、読みにくいところもあるけど、網羅的に主題を確認できるし、界隈の鳥観図も与えてくれる。カント、ハイデガー、ドゥルーズと並んで、セラーズ、チャルマーズ、デネット辺りの名前がちょくちょく出てきて、これらの接続のプラットフォームとして読むのがよいのかなあと思った。
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mim42
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入門とのことだが、哲学の入門者には向かない。哲学に造詣がありかつ思弁的存在論という比較的新しい哲学の動きをこれから知ろうとする人向け。代表的四思想家の考えの見取り図が得られる。著者ハーマンが四人のうちの一人ということもあり、本人の意図とは裏腹に、主観が滲み出ている。四人の思想は、以下の二軸によって四象限に分かれるという: 1)科学/形而上学、2)感覚的(思考)/実在的(世界)。個人的に信者になりたいと思う学派は無い。メイヤスー「有限性の後で」の重要性と霊や魂との折り合いに難。
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🍕
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ハーマンが盟友を1人ずつぶん殴っていく話
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瀬希瑞 世季子
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神は存在しないゆえに神を信じるか、神が存在するゆえに神を信じるか、神が存在するゆえに神を信じないか、神が存在しないゆえに神を信じないか。
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