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ほたる茶屋 千成屋お吟

感想・レビュー
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お抹茶
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江戸でよろず相談を商いにする千成屋お吟を主人公に,手代の千次郎と與之助,隠居した元同心・平右衛門が探偵の如く依頼主の困りごとを解決していく。秘め事を抱え苦しむ依頼主の心に寄り添い,頼りがいのあるお吟。「ほたる茶屋」では,離れ離れになった夫と妻,母と子の人情が沁みる。「海霧」に出てくる勇三郎の哀しみが滲み出た横顔,深い危惧の念を湛えた目,こうした表情に彼我の埋め難き宿命の昏さを感じさせる。
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snowflake
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『霧はいつか晴れます。霧が晴れれば四方はくっきりと見えてきます。そうなれば船を漕ぎ出すことが出来ます。ごらんなさい、この霧の向こうには山々もあるのですよ。船を向こうに漕ぐか、こちらに引き返して来るか、それは船頭の裁量です。そなたもいつかあの船のように途方にくれることがあるやもしれませんが、1人で、しっかりと漕ぎ出さなくてはなりませんよ』
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なにょう
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よろずのお困りごと、引き受けます。こんな商売あったんだろうか。公事宿を営みつつ、副業でよろずお困りごと引き受けます、これならありそうだ。※公事宿とは、訴訟のために上京した人びとが滞在した宿のこと。ま、そんな設定は難しいか。★女主人のお吟引き受ける、困りごとはよく切った張ったに展開する。結局は、隠居の元同心の平右衛門の剣術で解決を見ることがたびたび。結局は力なのだなあ。
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tsubaki
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サラサラ読める時代もの。 困り事をなんでも引き受ける千成屋。 女主人のお吟さんの嫋やかな言葉がいいなぁと思う
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ごへいもち
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文庫版で読んだのだった(-。-;
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ケイプ
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藤原さんの本はとても読みやすく読んでいて心地よい。四つのお話の中でも表題になっている「ほたる茶屋」がよかったです。これ、シリーズなんですね、次作も読みたい。ただシリーズ物がまた増えて私、大丈夫かな。
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こけこ
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面倒見のいいお吟さん、かっこいい。
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水上つた
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ちょっと偶然が都合よく起こりすぎって思えましたが、読みやすかったです。
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しぇるぱ
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基本は捕物帳なのに、地味、捕物帳特有の派手さがありません。稼業は岡っ引きなのに、亭主がお伊勢参りに出たまま蒸発してしまった。四篇の中編で出来ています。どれがお勧めか、最後の「海霧」かなぁ。捕物帳というより、二万石のお家騒動かなぁ。藩主の跡継ぎ問題です。ちゃんと同心取り方が出動するから、捕物帳の体裁を食み出してはいません。千成屋の本業は何でも屋です。どうやって稼ぎになっているのか、そこがよくわからない。捕物は余技です。稼ぎにはなりません。亭主の蒸発が未解決、伏線のまま回収されていません。次はこの問題かな。
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ぢぢぃ
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気っ風がいいねぇ
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やま
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やわらかく、心が揺れていく…。よろず相談事を受ける千成屋お吟の活躍の物語です。元北町奉行所同心の青山平右衛門が現役の時に、青山より十手を預かっていたお吟の父親丹兵衛とその手下の千次郎、與之助が丹兵衛が亡くなった後。お吟は、千次郎と與之助を手代として千成屋を開業し相談事を受けることを生業とします。🌿続く→
やま

【読後】 藤沢緋沙子さんの本は、やわらかく、人情味豊かで、無駄な文章がなく、展開も早く、毎回読むのを楽しみにしています。十三夜、ほたる茶屋、雪の朝、海霧、の短編四話の中で、特に、夫に不倫を疑われた妻が家を出て、お吟の世話で夫と江戸で18年ぶりに再会する「ほたる茶屋」が、一番印象に残りました。途中で涙が出てきました。シリーズ1作目。2020.06発行。字の大きさは…小。2022.05.20~22読了。★★★☆☆

05/22 12:34
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とし
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千成屋お吟「ほたる茶屋」1巻。お客のあるとあらゆる困り事を引き受け、依頼主んお満足が得られるよう解決する「千成屋」の主人お吟と手代の千次郎と與之助展開が早く、読みやすく良いですね。他人の困り事は解決するが、お吟さんの探し人はいつ見つかるのか?次巻が楽しみです。
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もぐもぐ
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シリーズ1作目。次も楽しみ
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あすか
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いい話ではあるんだけれど、あまりにも簡単に事件が解決されていってしまって何の感想も残らなかった。期待していただけに残念。
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ハマー213
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気っ風のいい主人公が読んでいて気持ちが良かった。リズム感のある文体でスラスラと物語をおっていくことができた。泣き笑いが存分につまった作品。
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ぱぴぷぺぽ
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****
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中身はおじさん
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するする読める時代物です。舞台は「何でも屋」。困り事、なんでも引き受けます。いやあ、ナイス設定(≧∇≦)これは宿屋より都合がいいよ。登場人物に対する過度な思い入れもなく、あまりどぎつい展開もなく、とにかく、するする読めます。こういう本は、眠る前に読むと宜しい。続編希望。
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がらくたどん
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時代小説の中で描かれる女性の様々な職業を見るのが好きだ。特に職人と小商いの女主が楽しい。そしてまた一つ。お吟さんが切り盛りする千成屋は御府内の「よろず相談引き受け」が仕事。遠国から江戸に来た人々の観光案内・道案内から、墓参りや贈答菓子の見繕い。たまに人探しやら口利きやらと忙しい。これは話の端緒に事欠かない職業を考えましたね♪と拍手。お吟さんのご亭主の行方を下糸に、様々な客人からの依頼が物語を生む。安心して読めるが、続編は簡易装丁だと助かるかな。姉妹の奮闘を描いた「雪の朝」が好き。
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yukayuka
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他の人探しは見つかっても、肝心のお吟の探している清兵衛は、みつかっていない。早くみつかるといい。
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大和桜289
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初読み作家と思って読んでいたが、読メ記録では二冊目だった。日本橋で「千成屋」の看板を掲げて府内のよろず相談を引き受けるお吟、三十路に入って妖艶さも垣間見せる女将だが、手代の千次郎と與之介、女中のおちよで店を回している。父親が元北町同心:青山平右衛門配下の岡っ引きだったことから、父亡きあと今は隠居となった平右衛門が後ろ盾だ。時代物としてこなれた書きっぷりで様々な頼まれごとを連携よく解決しているのだが、人物背景、物語展開に深みが無くシリーズ物を途中から読んだような感がする。それともおいおい展開させる構想か?。
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雪野
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お約束ごと満載の江戸もの。4編、人情、捕り物、お世継ぎ騒動となんでもやります、犯罪以外はって感じ。手代2名でやっていけるのかとっても疑問。それ以上に、¥1800-のお高いハードカバーで上梓する意味が不明。文庫シリーズのほうが読者にやさしく、出版社にも利益じゃないかと...(いらぬお世話)
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藤よい
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藤原さん、安定感のある作品で読みやすかったです。頼まれごとなら何でも引き受ける千成屋のお吟さん。行方知れずの夫の手がかりを掴んだところで終わってしまったので、続きが気になります。 どの話も良かったですが、「ほたる茶屋」「海霧」が印象に残りました。
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洋梨いちご
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初読みの作家さん。文章の流れ方が私の好みではなかったです。
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スノーマン
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ネタバレ多分、お初の作家さん?タイトルが素敵だなと思ったら、舞台は千成屋だった。主役のお吟さんがキビキビとしていてカッコいい。偶然にうまく運びすぎな部分もあるけど勧善懲悪でスッキリする一つ一つのお話。でもお吟さんの旦那さんの話はまだ未解決、続編ありそう。
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ひいろ
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★★
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moo
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初読みの作家さんです。日本橋でよろず相談を引き受ける「千成屋」。どんな相談も断らない女将のお吟さんがキリッとして素敵です。店で働く千次郎と與之助、お吟さんの父親が元岡っ引きだったので探索はお手の物。お店に度々訪れる元同心の青山様もいいなあ。少し語られたお吟さんの旦那さん、お伊勢参りに行ったきり行方不明とか。この件があるのでまだ続くのでしょうね。
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ひさか
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小説野生時代2017年11月号:十三夜、2018年6月号:ほたる茶屋、2019年2月号:雪の朝、に加筆修正を行い書き下ろし:海霧、を加えて2020年6月角川書店から刊行。4つの連作短編。八丁堀の隠居、元岡っ引き達と一緒に日本橋でよろず相談を請負う千成屋のお吟のお話。登場人物たちの振る舞いもこなれておらず、ありがちなお話に始終しましたが、回を重ねることで、面白くなってくのかもしれません。雑誌掲載も続いているようなので次作に期待します。
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まっちゃん
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よろず相談承りという家業のお吟さん,受けた仕事には全力で取り組むそのひたむきさが頼もしいです.世の中の色々な事情を抱えた人たちに寄り添って少しでもより良い方向に導いてあげるなかなか良い仕事ですね.お吟の旦那さんにまつわる続編は出るのでしょうか.
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フキノトウ
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ネタバレ相談を請け負う「千成屋」を営むお吟さんが凛としていて魅力的でした。人探しなど頼まれ事は全て受け入れ、亡き父の下で働いていた興之助と千次郎も若さを見せつつもお吟を支える姿も良かった。伊勢詣りの途中で消えた旦那の事も気になるので続編もあればいいな。
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Kazumasa Nakano
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短編もの。お吟を含め登場人物が優しくて安心だ。お吟の気っ風も良く鹿之助とのやり取りも心地よい。これからの鹿之助とのかわりにも期待。続編は出るのかな。
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クボタ
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藤原緋沙子さん初読み。短編の時代小説だが千成屋お吟を主人公とした作品で面白かった。千成屋お吟を主人公とした物語が他にあるのであれば読んで見たいし、無ければ続けて書いて欲しい。面白かった。
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goodchoice
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藤原さんらしい女性目線からの市井物は、じっくり読ませる内容の濃い筋立てとなっている。なかなかいいなぁ。
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ソババッケ
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ネタバレ〈頼り屋〉の看板を揚げ、よろず相談を生業とする千成屋の女将・お吟の活躍を描く連作4編。江戸名所見物の案内、武家地の道案内、買い物案内に人探し、武家奉公人の世話なと、依頼を受ければ何でもやる。お吟には岡っ引きの父親が残した千次郎、興之助の2人の使用人と隠居した元北町同心の青山平右衛門という頼りになる味方がいる。元侍の亭主がいたが5年前に伊勢へ行くと失踪してしまった。物語は仕事の依頼人にからむ事件を解き明かすこと。期待とは異なり、中身が軽すぎて残念。話の展開や、人の心情はもっと掘り下げて欲しいところ。★3.2
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ク~マニャン
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周りに集う人々のキャラに、助けられているお吟。きっとそれも、お吟の魅力なのだろうナ。
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kei302
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お吟さん、頼もしい人です。きりっとしていて格好いい。 勧善懲悪で分かりやすい展開。お伊勢参りに出たまま消息を絶っている亭主 清兵衛の手掛かりがちらっと出てきたので、続編があるのだろう。それにしても、このご時世、ハードカバー・ページ数230で価格は1980円。文筆業界格差。
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sai
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読みやすかったけど物足りなさも感じた。
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わさび
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よろず相談を承る千成屋の女将はじめ、手代たちや隠居した同心など、キャラがよく内容も読みやすい。 何より勧善懲悪なのが読んでいて楽。 続きありそうなので期待大。
0255文字
ねおん
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☆☆☆☆
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ekoeko
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日本橋で御府内のよろず相談を引き受ける「千成」の女将・お吟の4編。行方不明の旦那さんが気になる。
0255文字
ま
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歳を取ると心残りを無くしておきたい、長いときを経ても心配してくれる方がいることは、幸せなこと。 日本橋で千成屋の看板を上げ、よろず相談を引き受ける女将お吟たち、4つ短編集。
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