読書メーター KADOKAWA Group

英米文学者と読む『約束のネバーランド』 (集英社新書)

感想・レビュー
44

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
なーちゃま
新着
私が憧れる「教養のある人の読み」が詳らかにされており大興奮。細かく散りばめられたモチーフを見逃さないようにしたい。そもそも基本の『ピーター・パン』から全然読み取れていなくてショック…。私は「エマたちの生きる世界=約束に縛られて子ども時代までしか生きられないネバーランド」という意味と「子どもたちだけで生きていける世界なんてどこにもない=Neverland」のダブルミーニングかな?程度しか見えていなかった。教養身に着けます。
0255文字
紗月@読書垢
新着
約束のネバーランドを英米文学者の目線で解説(考察?)していく一冊。専門の人にはこう見えるんだ〜と新鮮な気持ちに。約ネバのファンなら面白かも。考察とこじつけの境界について色々考えさせられたけど全ての考察は個人の意見だしね…。カズオ・イシグロ作品に約ネバが似てると思っててその辺を研究者目線で見たかったんだけど、設定は似てるが根本が違う、というまあそうよね…という感じであっさり終わってた。この辺期待して読む人は注意かも。
0255文字
カケル@ぼくらはみんな積読中
新着
『約束のネバーランド』にハマった准教授が、専門の英米文学や文化との関係性やその影響を深読みした本。確かに深読みではあるが、原作者の脳内にこれくらいの知識が溜め込まれて熟成していたとしても不思議ではない。と言うか、私もいくつか気になってた部分があったので、明確にしてもらった感じでありがたかった。様々な知識があると人気作をいろいろ深読みできて楽しい。
0255文字
Y田
新着
ネタバレイギリス文化という視点で約ネバを読むという本書、自分としては約ネバを通してイギリス文学、文化を学んだ面が多かった。Lewis(ルイス)→レウウィス という繋がりや、イギリスの階級社会、ユダヤの文化に関する考察は非常に興味深かった。筆者も自分で書かれているが、ちょっとそれは深読みじゃない?と思う所もある。とはいえ、解釈が正しいかとか、そーいう事じゃなくて、この方がまじでハマっていて楽しんでいるのがよく分かる^_^ 楽しく読めました。
0255文字
拡がる読書会@大阪
新着
週刊少年ジャンプにて連載され、アニメ化や実写映画化された有名作の「約束のネバーランド」。 その作品は英米文学者からすると、その世界観はキリスト教やユダヤ教、イギリス文化にジェンダー問題へと様々な解釈ができる!ということで色んな考察がされているそうです。 もともと原作が名作ですから、それをさらに補完するにも読んでみると良いそうですよ。 https://note.com/sharebookworld/n/nf225fe514789
0255文字
mio
新着
的確な考察で非常に面白かった。大学で英米文学が専攻だったので(おもに映画ばかり扱っていたが)、共感できる点が多々あった。
0255文字
sumomo
新着
約束のネバーランドの考察だけでなく、英米文学についても知ることができたのがとても良かった。今までは国文学中心だったので、新鮮で興味を惹かれる事項が多くあった。これを機に、英米文学についても学んでみたい。
0255文字
Aiko  Handa
新着
文学ってこんなふうに知ってる知識によって、物事が深く見られるようになるために学ぶものかもしれないなーと興味深く読んだ。漫画は読んでないけど、こういう背景を知ってか知らずか人々に感じさせるものがあって、人気なのだろう。夏休みに読んでみたい。
0255文字
寿児郎
新着
漫画を読んで、「この漫画を学術的に論じたら面白いんじゃないだろうか」と思ったことが何度かあった。だから、本書を書店で見かけたとき、これだ、と思った。『約ネバ』は読んだことなかったので、(レンタルだけど)全巻読み、予習してから本書に取り掛かった。そうしたら、漫画を読んでいたときには気づかなかったことだらけだったことに気がついた。ピーターパンやアリスとの共通点の多さだけでなく、宗教、ユダヤ人、さらにはジェンダー論まで、非常に多岐に亘る要素が豊かに盛り込まれている漫画なんだと学んだ。漫画の読み方が変わる一冊。
0255文字
大先生
新着
約束のネバーランドを読んだことのある人にオススメの一冊。「ピーターパン」、「不思議の国のアリス」、「指輪物語」、ユダヤ教、キリスト教、ジェンダー等の視点から分析した考察本です。著者によれば、「約束のネバーランド」は、「大人の古い常識を覆し、真に自由な大人へと成長する子供達の物語という伝統的な児童文学の王道を継承しつつ、二十一世紀的な新しいジェンダー観を反映し、漫画という媒体で描かれた、まさに新しい『文学』」だとのこと。素晴らしい考察だと思いました。
0255文字
茎沢
新着
突然キュアアンフィニの話が出てきて驚いた。キリスト教の本を今年に入って読んでいたので、基礎知識がある中で読めて理解しやすかった。キリストの罪についての記述は、以前読んだ本にはなかったような…。ほかの本に当たって事実をしりたい。事実かどうかなんてわからないけど。
0255文字
帯長襷
新着
こ、これは…流行に乗ったニワカ本かと思いきや、めっちゃ真っ当に論じる考察ばかりだった…!そして一つ一つは驚きがそれほどないのだが、それはなぜかというと、自分も読んでいるときに「うっすらそう感じていた」から。ノーマンのあたりなんて特に。マンガを読んでて違和感を感じたり疑問符が浮かびながら、怠慢で放置していたところが全部言及されていた感じ…!!(まぁマンガは勢いで読むものでもあるので笑)むしろ、それをここまでちゃんと立ち止まって考察し、言語化することの凄さに驚く。やはり読書での違和感を放っておいてはいけない!
0255文字
エル・トポ
新着
旧約聖書・新約聖書との類似点の指摘が、私のようなユダヤ教・キリスト教に疎い者でも分かり易かった。また、物語の舞台が英国であるとの指摘も同感。原作者は英国に住んだ事があるのかな?「ピーター・パン」「不思議の国のアリス」は、知っているような気になっていたけど、原著読んでいない。そういう人、多いのでは?(指輪物語は全巻読みました。)原作者が、主人公が女の子である事は絶対に譲れないと言っていた事には、別の意味で元より納得していたが、これを毒親ものとしては読んでいなかった。解釈の一つの視点として、興味深く読んだ。
エル・トポ

バイヨン卿のモデル?のバイロン卿が素敵!

04/18 15:33
0255文字
カンファ
新着
ジェンダー描写に関する記述を、特に興味深く読みました。エマの造形については、確かに、と言う感じでしたが、ノーマンの造形における「男性性の呪縛」は本書を読むまで気づかなかったです。
0255文字
芙由
新着
ネタバレ中田敦彦のYouTube大学→アニメ1期→原作の流れで、ピーターパン、アリス、カズオイシグロあたりをなんとなく感じていたので、本書の目次に惹かれた。うっすら感じていたモチーフをしっかり解説してくれていて満足。トールキンやモーセ、キリストあたりは知識を補ってくれてありがたい。最も注目すべきは第三章のジェンダー論。これは新しい視点で、かつ納得。特にノーマンの「男らしさの神話」に囚われた姿がギーランと重ねて表現されているとの指摘はとても読み応えがあった。
0255文字
パトラッシュ
新着
漫画『約束のネバーランド』は面白く読んだが、現実と非現実世界が交錯する『デスノート』の系譜を継ぐディストピア物と思っていた。しかし意外なところで『ピーター・パン』や『アリス』など著名ファンタジーとの関係があったり、ユダヤ・キリスト教の知識を基礎にしているとの指摘には思わず頷いた。何よりジャンプ連載作品ながら女の子が反抗と解放を主導する設定に、男らしさ女らしさの呪縛を脱するというジェンダー視点の位置付けは思いもよらなかった。日本における最新の世界文学の潮流を踏まえた作品は、文学ではなく漫画で生まれたようだ。
0255文字
Yoshiki  Kusama
新着
ただの解説本と侮るなかれ、英米文学の准教授が書いているだけあり、考察は背景から徹底的になされます。よって、この本は現代社会を知る入門書でもあり、めちゃめちゃ色々勉強になりました。全約ネバファンが読むべきで、特に、ユダヤ教とジェンダーの話は必読です。
0255文字
べ
新着
ネタバレピーターパンの登場人物に由来するキャラクター名またその立ち位置の反転、原初信仰とユダヤ教の共通項、ムジカのキリスト性、エマのモーセとしての役割、ジェンダー特にエマとノーマンに関する記述、本当におもしろかった 充実している 特にジェンダーの章が興味深かった けど本当にすべておもしろく読んだ
0255文字
honmamire
新着
 これはすごい本や。「約束のネバーランド」読んで、英国文学者が黙っていられなくなり、という話なのだけど、英国文学者すごいよ。英国文学すごいよ。イシグロカズオやピーターパンからの考察が深くて、ピーターパンの原作が読みたくなる。あと後半のジェンダー論が本当に素晴らしいので、約ネバなにそれ?みたいな人にもオススメです。
0255文字
はやしま
新着
『鬼滅の刃』が大人気だが、私は同時期に連載されていた『約束のネバーランド』も楽しみに連載を読んでいた(寧ろ『約ネバ』の方が好きだった。)。本作はその「沼」にハマった若手研究者が自身の専門をベースに読み解いたもの。平易な言葉でわかりやすく一般向けに書かれた良書。「イギリス文学・文化とのつながり」「原書信仰とユダヤ・キリスト教」「ジェンダー」の3つのポイントから分析し、『ピーター・パン』『アリス』シリーズや英国の階級制度との類似点、ユダヤ教やキリスト教的暗喩を指摘しているが、特に「ジェンダー」の論考が秀逸。→
美登

あけましておめでとうございます!はやしまさんの感想を読んで、前から気になっていたこの漫画を読みたくなってきました。なかなか深そうですね。

01/04 23:34
はやしま

Mymbleさま、今年もよろしくお願いします。正直連載中は筆者が書いているようなところまで掘り下げて読んでませんでした。再読しなければ。

01/05 21:51
5件のコメントを全て見る
0255文字
おおば
新着
2020年の最後に。専門家の知識に裏打ちされた、内容の濃い「考察本」だった。確実なつながりばかりではなく、「トンデモ」的な発想も紹介してくれているのが良かったし、そこにも専門家ならではの説得力が伴っていた。興味がない本ばかりを読んだ1年だったが、本書のように蓄えた「知」が連鎖して、より深い考察ができるようになれば、どれだけ幸せなことだろう。来年はさらに濃密な読書体験ができることを祈って。
0255文字
ひよ
新着
大学受験で世界史を選択していたので懐かしくなりながら読みました。こうやって歴史と繋げて考えることができるのも、また面白い。考えすぎではと思う部分もあったけど、こうやって文学的に『約ネバ』にアプローチできるのは楽しい。一番腑に落ちたのはモーセの部分。うんうん、確かになぁ、とずっと首を上下に動かしてました。これに沿った内容で、世界史の資料集みたいに絵と図で成り立つような本があっても面白いですね!
0255文字
電気くらげ2号
新着
アプローチが興味深い。 面白い。約ネバ読み返したくなります。
0255文字
茜☽¨
新着
豊富な知識が、漫画を面白くしてくれる、と気付かされました。今回はじめて知ったことも多く、勉強になる1冊でした。英米文学は、ほとんど読んだことがなかったので、これを機に読みたいと思います。
0255文字
mk
新着
第1章の英文学との符合については「知ってると楽しいけど、約ネバの本質にはあまり関係ないな」という感想。他方、第2章のキリスト教との関連性や、第3章のジェンダーとの関係は、作品世界や物語のメッセージに深く関わっており、思わずのめり込みました。◆ムジカの「人間を食べなくても知能を失わない形質を分け与えられる能力」は、若干ご都合主義のような気もしていました。でも、現実世界にも、対価なしの福音を心の希望にして生きてきた何億人もの歴史があるんだよなと。それなら鬼にも福音があってもいいじゃないか、と肚落ちしました。
0255文字
Yappy!
新着
久しぶりの合間を縫って続きを読みたいと思えた。絵家米文学者が約束のネバーランドから垣間見える英米文学や英米の文化との比較を自由に記述しています。 大学の講義でもネタにしているということで、英米文学の入門者へ、元ネタのように思える作品を紹介するというものとしてはとても面白いです。 ネバーランドという言葉から、もちろんピーターパンを、その他不思議の国のアリスや指輪物語との対比があり、確かにそう思えるよね!って共感したり。元ネタが詳しくなくても十分読める。 約束の~というとこはやっぱり宗教関係も。優しい分析本。
0255文字
りー
新着
先日完結した漫画「約束のネバーランド」を、物語の祖形から読み解いていく本。著書自身がこの漫画の沼にはまったそうで、愛を感じられて嬉しい。ピーター・パンとピーター・ラートリー、英国文化、ユダヤ教やキリスト教との共通点、ジェンダーから見た主人公たちなど、興味深い指摘がたくさんありました。物語には神話や歴史、古典文学などのイメージ祖形が自ずと存在します。意図して選んだもの、必然的に引き寄せられたもの。どちらにしても、この漫画の素晴らしさは、それらを越えていこうとする前向きな強い意思を感じた所だったと思います。
水色

ピーターパンのええもんと悪いもんが逆転した解釈が納得感があったし、私を離さないでのミスリードは私も陥ったのでハッとしました。著者が約ネバの原作者の意図したことや、意図せずとも文化として影響されているだろうことを解説してくれたのは面白かったです。それ以外にも気がついていないだけで他にも沢山あるんじゃないか?と言う気持ちも湧いて来ました。また読み直さなくちゃ!

10/30 06:13
りー

ご紹介ありがとうございました(*^^*)楽しかったです♪

10/30 07:54
0255文字
水色
新着
約束のネバーランドを既存文学や映画や文化や国や宗教との影響度合いや関連性を推察している。またジェンダー目線で読み直している。1章がイギリス文学と比較している。①ピーターパンの持つ死の子供の国②不思議の国のアリスの子供と大人の世界の対比③バイヨン卿④トールキンの中つ国の世界観④イギリス階層社会と女王 2章は、ユダヤ教と原初宗教。キリストとムジカ、モーセとエマの関連を読み解く。 3章はジェンダー目線で、女らしさはイザベラ。男らしさはノーマンとギーランが体現し、エマはしがらみを超えている。私を離さないでの関連。
りー

予約入れました✌️💖

10/04 20:03
水色

りーさん。色々、なるほどと、それは想像し過ぎてじゃあと言う事もあり、楽しんで下さいね。後、鬼滅の刃もそうだけど、鬼に対して日本歴史と文化を踏まえて誰か考察してくれないかな?と期待します。

10/04 20:35
4件のコメントを全て見る
0255文字
きいろ
新着
さまざまな文学作品を通して考察された約ネバの世界、めちゃくちゃ面白かった!満を持して、最終巻、読みます!
0255文字
亀田
新着
なぜ口調がですますで語りかけなんだ?とは思ったけど全体的にアリスやホビット、ピータパンなどメジャーな英米文学と比較したり英米論の一般的な見解を使っていて面白かったよ~、約ネバ毎週見てたけど鬼に個性があるのが覚えられなくてそのまま読むのが勿体ないなと思い放置したまま完結してしまったのでこの意見に注目して読もうという気分にもなった。あと個人的に漫画で論文書きたいと思ってるので引用の仕方や論述の仕方とても参考になりそうで嬉しい。同じ出版のゴールデンカムイのアイヌのお話も気になってたので読了の機会に買おうか
0255文字
そら
新着
約ネバをもう一回読みたくなった
0255文字
Ayamimi Arisue
新着
約ネバ既刊本全て購入済みの私にとってとても面白い本でした。紹介された児童文学は馴染みの深い物が多くラートリ当主とピーターパンが初めて一致しました。逆説的に繋がってるって、あーってなります。 後半のジェンダーの章は興味深かったです。領民たちの自己犠牲が重い責任と義務を負わせ復讐を正義ととして追い立てられるギーランと同じように食用児のボスとして鬼たちの全滅へと突き進むノーマンの対比は切なくもあり、一番言いたかった言葉を吐かせた仲間たちの存在が熱く心に響きます。漫画を何倍にも奥深く読めるための一冊でした!
0255文字
みにみに
新着
約ネバを深読み!楽しかったです。特にジェンダーの章にはなるほど!と思いました。女らしさや男らしさの呪縛にとらわれない作品が今後主流になっていくんだろうなあ、そういう世界いいなと思います。ピーターパンや不思議の国のアリス、カズオイシグロなど文学作品に絡めての考察はより理解が深まりました。
0255文字
Ryotaro Taki
新着
この解説書で児童文学、ユダヤの歴史、ジェンダー論と多岐に理解を広められたことは、1つのマンガで2度おいしい感じです。
0255文字
槇
新着
■GFハウスというハウス(家)において、「ママ」との戦いから始まった物語が、巡り巡って、再びハウスに戻り、「パパ」との対決に至ることは、物語の円環構造が見事に完成する瞬間である。『約ネバ』は「ゆきてかえりし物語」なのだ。反復される「母」(イザベラ、レグラヴァリマ女王)と「父」(レウウィス、ピーター・ラートリー)との戦いという円環構造によって、かつてはハウスの内側で守られ、囚われていた子供達が、外の世界に飛び出したことで、どれほど強く賢く成長したのかがより鮮明に描き出されるのである。
槇

■ひ弱な少年から完全無欠のボスへ成長することで、「男らしさの神話」を実現しようとするノーマンだが、興味深いことに、彼が一時的に手を組んだ零落した元貴族鬼ギーラン卿もまた、ノーマンと同様の変化を遂げた存在であり、いわば歪んだ鏡に映るノーマンの似姿であるといえる。自分達を虐げた者への怒りと恨み、そして周囲からの強い期待によって、「男らしさ」を強化されたノーマンとギーランは、共に「男らしさの神話」が指し示す究極の道である、自己犠牲と殺戮に向かって突き進む。

09/04 21:19
槇

■性差の少なかった子供から、男と女という大人へと成長する過程で、人は誰しも「男らしさ」と「女らしさ」という壁にぶつかる。『約ネバ』は女性の生き方を縛る「女らしさの神話」からの解放を描くだけでなく、「男らしさの神話」が他者だけでなく、男性自身をも破壊する危険を持つことを、エマとノーマンがGFハウス脱出後に歩んだそれぞれの道のりや、ノーマンとギーランの奇妙な類似性によって鮮やかに描き出すのだ。

09/04 21:19
15件のコメントを全て見る
0255文字
Fumito MIZUNO のベルズ
新着
ネタバレ#読了 #のベルズ 宗教との関わりなど、単に漫画を読むだけでは気づかない点の解説が役立つ。
0255文字
あくぱ
新着
漫画でも結構深いことことは感じていたが、本書であの場面はそういう解釈ができるのか、と再発見が多く、読んでいて大変面白かった。
0255文字
nekomeys59
新着
大ヒット漫画『約束のネバーランド』を英米文学者の目線で読み解く本書。漫画を読んでいるだけではわからない、作品に影響をあたている文学作や、歴史、宗教を主な読者にも読みやすく書かれている。18世紀から始める児童文学からみる「約束の」との関係性。他のジャンプ作品にはない、ジェンダーから読み解くキャラ構成。主人公が「少女でなければならない」という理由。読み終えるとその知識量と著者の本作への愛を十二分に感じます。そして「約束のネバーランド」を読みたくなる、今すぐに購入したくなります。
0255文字
ぴかぴか♪
新着
図書館で借りても良かったな、とは思いましたがそんな解釈が出来るのかぁ!となかなか興味深かったです。参考文献の本でいくつか読んでみたいな、と興味を持った本があったので図書館で借りてみようかな思います。
0255文字
全44件中 1-40 件を表示
英米文学者と読む『約束のネバーランド』 (集英社新書)評価77感想・レビュー44