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ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月 (ムーミン全集 新版 8)

感想・レビュー
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nako*beary
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ムーミンのお話を全巻読んだことがなくて、挑戦しようかな、と手に取った1冊。なんだ、ムーミンたちはでてこないの?と、最初は思ったけど、みんなのびのびとしお互いに言いたいことを言い合って、そして最後はまたそれぞれ別れていく感じがムーミンの世界だな、という雰囲気で、やっぱり好きだなぁと思いました。こどものときはあんまりはまらなかったんだけどなぁ。全巻そろえたくなりました。
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ふみふみ
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訳 鈴木徹郎、ムーミン一家に会いたくてムーミン谷へやって来た人々が留守中の屋敷で一緒に過ごすうち悩みを解決し自分を取り戻す、ムーミン一家が登場しない物語。 ●スナフキン:ムーミン一家と一緒に過ごしても自分ひとりになれて他の連中とは違う。 ●ホムサ・トフト:ヘムレンのヨットで暮らす。 ●フィリフヨンカ:掃除好き、違うなにかになりたい。 ●ヘムレン:自分が嫌い、ムーミン家では皆自分の好きなようにいられる。 ●スクルッタ:自分の名前すら忘れたおじさん。 ●ミムラねえさん:夢なんてみません、いつも同じでいたい。
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いちごプリン
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書き方なのか、内容なのか。読む気がしなかった。返しました。
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あやは
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ネタバレムーミン一家が島へ旅立った間に集まってしまった心の迷い子たちのお話です。その奇妙な生活はムーミン一家ファンのオフ会のように見えました。聖地で彼らはパパやママの素晴らしさを語り、時にはなりきろうともしました。けれど所詮それは真似事で彼らは彼らである事を次第に悟り自分たちの家に帰って行きました。その中でホムサだけは残りました。空想好きでムーミンママに会った事もないのに自分を受け入れてくれる特別な存在と信じていたからです。ムーミンパパの灯したカンテラを見つけた後の物語は彼自身が書くのでしょうか。いつか。
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シロナガススイカ
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『あんまりおおげさに考えないようにしろよ。なんでも、大きくしすぎちゃ、だめだぜ』/一家を頼りにムーミン谷へ集まる人々。しかし、屋敷はもぬけの殻だった。/まさかの前巻と同じ時間軸!?ムーミンが海へ出た裏で、スナフキンにも物語が。こういうのは堪らん。しかもその内容は、種族の異なる6人が留守中のムーミン宅でシェアハウスというカオスっぷり。そして勃発するスナフキン看板にブチ切れ事件!この看板嫌いの設定マニアックで好き。色々分かりづらかったが、結局みんなが求めていたのは安らぎなのかな。ムーミン一家の包容力恐るべし。
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tarepanda
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図書館本/評価★★★☆☆
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みや
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旅に出て不在のムーミン一家に会いたくて来訪した6名が共同生活する。シリーズ最終巻にムーミンが出てこなくて驚き。でもこれは新しい物語が紡がれなくなった後も、ムーミンを愛する読者たちが強く生きるための道しるべを示しているのかもしれない。過度な崇拝は自由を奪うものだから。程度や理由は違えどムーミン一家に依存心を持つ6名の個性は強烈だが「こういう人いるよね」と思わせる言動が要所要所にあり、痛々しくも楽しい。第三者が舵を取る船は酔いやすいが自ら舵を取ると酔わない、というスナフキンとヘムレンの話が分かりやすくて好き。
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えりねっと
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図書館で借りて、読了。
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棕櫚木庵
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“最後のムーミン小説で,ムーミン一家は登場せず,ムーミン屋敷にやってきた登場人物たちがムーミン一家の帰りを待つ物語”という評(『トーベ・ヤンソン』カルヤライネン, 河出書房, 2014, p.292ff)に興味を惹かれ借りてみた.でも,なんだかよく分からなかった.登場人物たちの心理・気持ちの移り変わりを追いかけかねた.寓意を読み取りたくなるような話だけど,多分,そういう読み方をする物語ではない(のかな?).→
棕櫚木庵

→ そんな中,ホムサが自分自身に語る,ムーミン谷に向かう物語(pp.20--23)が大変魅力的だった.「アルンハイムの地所」とか「桃源郷記」の魅力に通じるような.【余談】アルンハイムの地所は好きだけど,何がいいのかよくわからない(^^;).一方,「パノラマ島綺譚」は好きではない.つまりは,乱歩は,単なる模倣じゃなくて自分自身の世界を作り上げたということなんだろうけど.

03/23 21:03
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まこ
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スナフキン達は何処かでムーミン一家を求めていた。いつの間にか集った面子の生活はムーミン一家を思い出す。シリーズのラストでムーミンママも怒ったり疲れたりする。それに気づくのは人間に似た姿のホムサ、ムーミンの世界から現実へ。何かに気づいて戻ってきたのか
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おっとっとっ
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ムーミンシリーズ最終話の「ムーミン谷の十一月」個人的にムーミンシリーズで一番好きな話                   「ムーミンパパ海へ行く」と同時進行で話がされているのがとても良かったです                     唯一ムーミン一家が出てこない話で、出会ったことのない登場人物たちがムーミン屋敷で共同生活を送っていく。                       心が温かくなる本です(^^)
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おでんのたまご
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「ムーミンパパ海へ行く」でムーミン一家が孤島で暮らしている間の出来事。ムーミンパパがなんとなく自信がなくなって、海へ出かけたように、同じように自信がなくなってしまった人たちがムーミン屋敷に集まって生活をするようになる。十一月というのはそういう季節なのかも。特に寒さの厳しいフィンランドでは…。しかしムーミン屋敷でぶつかり合いながら生活するうちに新しい自分に出会えたり、でもやっぱり元の自分がいいと思えたりするのがいいね。
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kuma-kichi
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ムーミン一家はでてこない(最後に冒険号のカンテラが)。 ホムサのトフトくん、けなげやな。
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niki
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11月中に読まなければと急いで図書館で借りる。 ムーミン一家は登場しないけれど、登場人物が一家について思い出しじっくり考える描写が多く、ムーミン一家がとても伝わってくる物語。 冬ごもりする直前の11月は穏やかで平和な季節だと感じさせてくれる。 一気に思いっきり掃除するって気持ちいいなと思った。
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ひろっち
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今更ながら初めてムーミンのお話を1冊通して読んだ様な...。ムーミン達が(現実に)登場しないムーミン谷のお話。みんなそれぞれ問題を抱えて(そしてその問題をムーミン達に解決してほしいと思って)やって来ます。が、個性的な人たちは、トラブルになりながらもいつしか互いに解決していきます。不思議な読後感です。でもさらっと読めて11月の感覚にぴったりです。
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柊
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今年は11月中に読めてよかった。これ、新版、2年前に出てたのですね。100周年の年かな?装丁が素敵で買ったのですが、帯にある通り、訳がとても読みやすくなってる気がします。暗く寂しい11月の描写が本当に大好きです。降り続く雨とか薄暗い森とか。とても心が落ち着く。登場人物たちはそれぞれ自分勝手で、騒がしいんですけどね笑。季節の描写とは対照的で。それぞれ失ったものや落ち着かない何かを抱えていて、自分なりの答えを見つけていきます。ミムラ姉さんの自己肯定感の高さは素晴らしい。そしてスナフキンやっぱり大好きです。
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美鈴
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課題本。 しみじみ。 ヘムレンの舵取り、ホムサの自立なども良かったが、なんと言ってもミムラ姉さんが最高。
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J
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11月になったから読んでみた本。ムーミンはアニメや名言集など切れ切れと摂取したことがあるくらいだがこの話はすごかった。自己中心的で人の話を聞かない、内向きなキャラクターばかり。読んでいてしんどい。そういう人も生きられるよ、というメッセージなんだろうか。
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種蔵珪也
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ムーミン一家が海に行っている間、ムーミン谷での出来事。ママの手紙から空家に誰かが勝手に侵入すると知ってたってことで、つまり気遣いの神では?
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ぷ子
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短編集。ほのぼのするお話☺️ ミムラ姉さんの性格が好き😋
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keroppi
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ムーミン一家が誰も出てこない。個性的な面々がムーミン一家に会いたくて家を訪れるが、ムーミン一家は不在。きっと前作「ムーミンパパ海へいく」の裏返しの話。そこで奇妙な共同生活が始まる。それぞれ悩みを抱えていたはずなのだが、共に暮らすうちに解決していく。そして、自分の世界に帰っていく。ムーミンたちに会えない寂しさに溢れているのに、皆んなでパーティしたり楽しげでもある。それぞれの個性を大切に生きていくことの素晴らしさを描きつつ、「物語」の虚構と現実を描いているようだ。これにて、「新版ムーミン全集」全9巻完読。
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wassermusik
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11月もあと2日。ムーミン一家不在の谷は「葉のおちた木々が11月の霧のなかにぼうっとかすんで」いる。スナフキンを始めムーミン仲間6名が谷に集結し共に暮らし来し方行く末に思いを巡らし冬を迎える心構えの時を過ごす。大好きなムーミン達の気配や痕跡が至る所に感じられ胸が熱くなる。ムーミン達との過去の経験と記憶が6名を育て、助けあって暮らす11月が厳しい冬への指針となる。かけがえのない人に出会い、同じ時を過ごした幸運と力は年末には感慨深い。自分の私的な体験をした5年前の11月を思い出し涙が溢れた。1971年作。
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もんろう
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初 ムーミン 次は冬を読もうかな。
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❁Lei❁
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曲のフレーズを探すスナフキンや大好きな掃除ができなくなってしまったフィリフヨンカなどの六人がムーミン谷を訪ねるのですが、一家は留守で、奇妙な共同生活が始まります。それぞれの個性がひとつの家の下でぶつかり合い、危うくも楽しげな不思議な空気感が満ちています。ごちゃごちゃともので溢れかえった中から、自分が求めているもの、したくてたまらないことを見失ってしまうことは往々にしてあるでしょう。そんなときは一度きれいさっぱり掃除すれば、自分が本当に大切にしたいものを見つけ出せるかもしれません。
bura

山猫さん、江戸川での撮影のインサートに良く使われていますよ。 有名な所では「男はつらいよ」シリーズですね。

10/19 22:05
山猫

へぇ、全然気が付きませんでした。

04/13 23:18
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natsuko
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再再読。陽気な者もいれば陰気な者もいる、憂鬱な気分に陥ったとき眠ればいいと知っている者もいればとことん落ち込む者もいる。多様性なんて放り投げるような言い方は好きじゃないけれど、十人いれば十通りの生き方があって、それぞれの中にもいくつもの人格や気分があって。自分は誰に当てはまるかって単純なことでなくて、この人のこの部分、あの行動を理解したり思い遣ったりできることが読書という人生擬似体験の凄さかなと。各々が抱える問題を解決してくれるのは、他の誰でも、大それた勇気でもなく、自分と向き合い踏み出せた小さな一歩。
natsuko

▶︎ムーミン公式サイトの配信読書会を視聴しつつ再読した。講談社の編集者と、本作の翻訳編集をされた方の作品解説や、翻訳裏話、視聴者からの質問コーナーなど。アカウントにアーカイブあり。▶︎ムーミン谷における十一月とは、色づく紅葉や清々しい空気の穏やかな季節とはかけ離れ、どんよりと厚い雲に覆われ雨も多く、足元はいつも湿って気分もふさぎ込む淋しい季節。▶︎ムーミンシリーズは日本ではアニメ等でユーモラスな児童文学のイメージがあるが、実は生き方を変えるべきか悩む大人の姿や老いなども描かれている。

10/01 06:39
natsuko

▶︎シリーズ全9冊中、この巻は主役のはずのムーミン一家がまったく出てこないという異質の回。登場人物は6人の仲間だけ。しかし彼らの心の中にはいつも一家が居て、その気配は色濃く残される。▶︎物語は6人それぞれの目線で進行する。6人誰もが弱点や欠点を持ち、そこに読者は自分との共通項を見つけ、感情移入していく。読むたびに思い入れる人物が変わることもある。▶︎スナフキン愛用のハーモニカの名前は「ハルモニオンⅡ」。おそらくハーモニーが語源ではないかと思われるが真偽は不明。

10/01 06:40
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Ayako  Moroi
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作者の最愛の母親の死の目前に書かれた作ということもあって「どこか死の影がある」という評を読んだことがあるが、ムーミン一家に会いたいと思って集まった者たちが、結局会えないままに自分の暮らしに戻っていく、というストーリーは、ムーミン作品の「読者」の比喩でもあるように感じた。一家に会ったこともないホムサ・トフトは特にそうで、自分の中の「ムーミンママ像」を勝手に作り上げている。彼が灯台から戻ってくる一家に本当に会えたのかはわからない。会えてほしいとは思うけれど、最後の挿絵も桟橋で待つ姿のみが記されている。
Ayako  Moroi

身も蓋もない言い方をすれば、スクルッタおじさんは、自分の名前をはじめ物忘れがひどくなり、親族に「○○はどこにやったのか」と責められ続けている生活にうんざりしてムーミン谷にやってきた、認知症の老人である。衣装ダンスの鏡に映る自分の姿を、ムーミンたちのご先祖様と思い、自分の理解者だとみなしているわけだ。だが、もとの名前を捨てて、最終的には春が来るまで冬眠する姿を見ると、まあそんな老後もいいかもと思う。

08/07 09:26
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なおなお
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まさか、ムーミン一家が誰一人一度も出てこない物語だったとは…ムーミン一家に会いたくてやってきた個性あふれる人々。それぞれの気持ちの変化が面白い。この中で特にフィリフヨンカとホムサが印象的。
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るーま
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集う。温かさを求めていたように思う。登場人物が全員、超個性的で、どちらかというと短所が目立つ。なのに、どことなく愛嬌はある。短所があるのは当たり前という前提とは違うところで、それらを理解するだとか、納得するだとか、受け入れるとか、もやる面倒すら背負わなくてもいいのかもしれない。そういうもの(ひと)として、そこに在っていい。でっかいなーと思った。p198ヘムレンさんな詩がとても素敵。
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Satsuki
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"しないではいられないということと、しなければならないということは、ちがうわよね。しなければということと、せずにはいられないということか同じだとは思わない…"(フィリフヨンカ) ムーミン一家不在のムーミン谷に、アクの強い不器用なひとたちが集まって共同生活をする不思議な冬のはじまりのお話。 高橋静男による解説が、今この時分突き刺さる。 "みんなは「しないではいられないこと」をみつけて、心も軽くなり、自分をとりもどしました。…ひとりでは解決できなかったのに、共同生活でお互いの個性にふれた結果…
Satsuki

…みんなは、人種・容姿・性・年齢・考え・行動がどんなに違っても…ほかの生きものを「共生の相手とみる感覚」の持ち主であり、しかも…「他者と出会いたい欲求」の持ち主であった"…以上の個性と個性の交流の中から、人々がかぎりなく自由に生きられる可能性をもつ社会(世界)がムーミン谷に出現しています。"

02/08 14:21
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たま
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ムーミン一家不在の谷に、彼らに会いたい人たちがやってきて……。シリーズ最終巻にして、一家不在の物語。渋い。ヘムレンさんは相変わらずうざいし、フィヨリンカはヒステリだし、ミムラ姉さんは自由だし、スクルッタおじさんは勝手だし、トフトは妄想の中。スナフキンもついにはブチ切れるけど、パーティーは開かれ、フィヨリンカは掃除できるようになり、スナフキンは音楽を見つける。全部が正しくて完ぺきではないけれど、みんななんとなく満足で、いい感じ。もうすぐ一家も帰ってくる。希望溢れるラストでした。163
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natsuko
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再読。こんな風に静かに幕を閉じる物語に時々ふと戻りたくなる。冬の気配が漂いはじめる11月、仲間の中でもとりわけ器用に振る舞えない者たちがひとりふたりとムーミン谷へやってくる。ある者はうまく作れない歌を探しに。ある者は生きている意味を知るために。ある者は優しく包んでもらいたくて。誰もがあの一家のぬくもりを目ざすのに、居るべき人は居なかった。それでも彼らは自分の力で他人を思いやり自分なりの解答を見つけてゆく。自由の価値を知り、自分のハーモニカを見つけ、自分で人生の舵を取ることを。残響のような物語のおしまい。
natsuko

変わるもの、変わらないもの、何かに憧れるもの、自身を曲げないもの。みなそれぞれが自分の答えを見つけてゆくなかで、小さなホムサ・トフトの自問自答が胸に沁みる。「ただ、しんせつなだけで、人のことが、ほんとうにすきではないような友だちなら、ほしくないや。それに、自分がいやな思いをしたくないから、しんせつにしているだけの人もいらないや」「目が覚めたときにたいせつなのは、眠っている間も、だれかが自分のことを考えてくれていたのがわかることなんじゃないかな」

12/06 15:42
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海戸 波斗
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スカイツリーでムーミンカフェ。トーベヤンソン。流行ってるけど寒いの苦手。世界観も馴染みがないゆえに読み進めること困難。私にはアニメが、お似合いだったわ。
0255文字
belle
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秋のムーミン谷。でもそこにはムーミン一家の姿はありません。しんみりと11月は始まり過ぎて行く。誰かがいてもいなくてもムーミン谷はよいところ。そして思い立ったら、さあ旅へ。
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