形式:Kindle版
出版社:文藝春秋
形式:新書
映像研の金森さんがリアルだと本書で描かれるような経営者になるんだろうな、作品作りのためにお金儲けも大事だよなとも思うけれど。/巻末の片淵監督インタビューでも問題になるが、受け取る側の姿勢や知識・認知の問題で受容のされ方が変わる。映像作品で誰にでも誤解の余地が無いことと魅力的であることを両立させるのは困難だろうが、本書に註が無いのは手間を惜しんだ印象を受ける(これも金森さん的な問題に回収されるんだろうか)。
早速、岡本喜八作品を鑑賞。「独立愚連隊西へ」は傑作。
中で、「日本のいちばん長い日」を制作した岡本喜八を後半では焦点を当てている。最初の勤労動員での空襲で大惨事を経験し、召集されて浜松の舞台でも空襲を浴びて首から血を吹き出したり、内臓が飛び出したりする仲間がいる中で生き残った体験が根底にある。死を喜劇化して受け止める。最後は笑うしかない、か。
もう少し詳しくはこちら・・・https://www.honzuki.jp/book/290989/review/249206/
戦争映画と同列に語っては申し訳ないですが、ゴジラ40年記念の本を読んで第1作から通して見直してみていますが、時代の流れを感じますね。ゴジラの変化だけでなく時代の要求と言いますか。ドラキュラの歴史を扱った本でも感じましたが、時間軸をもって何かを継続して考察するもは面白いですよね。
『ダンケルク』なんかでも思ったんですけど、戦争体験が無い監督の作る「戦争映画」というのは新鮮で自由なアプローチがあって、可能性はむしろ大きいんじゃないかなと思ったりするのですね。
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