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色にや恋ひむ ひひらぎ草紙 (小学館文庫 C み 4-2 キャラブン!)

感想・レビュー
93

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さとうはるみ
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正直に言って、主人公と男性の恋物語なのに、主人公にひたすら罵ってくる承香殿やらの女房達の印象が強すぎて吹っ飛んでしまった。感情移入して夢中になって読んではいたが源氏物語の冒頭の文章の世界そのままである。作者は源氏物語を読み込んだのだろう。かの女房たちは365日年中無休で相手を見ると罵っているのだろう。よくもまあ、言い続けるだけの気力と体力が続くものだと呆れるやら感心するやら。うちの実家の人達ってまさにこれだよねと気づいたら怒りから前記の呆れと感心にレベルアップした。キリがないから放置が正解なのか。確かに。
さとうはるみ

そして、堂々と仕事をせずサボり、マジメな主人公にしわ寄せが行く嫌な構図。しかも救いがないのはトップであるはずの帝を含めて誰もこの「マジメに働く人がバカを見る」報われない状態をなんにもしようとせず処罰もしない点だ。だからバカにされてしごとサボりが常態化するわ、相手を罵ることしかしない女房どもが大量生産されるのだ。どーせ処罰されないしーマジメに働くのバカらしいーと。怒りでいっぱいである。孫子で有名な古代中国の孫武なら何度かの注意・指導の後、処刑しているだろうにと思わずにはいられない。やってもやんなくても

02/10 17:46
さとうはるみ

同じならやらなくていいんじゃねというたるんだ空気、ゆえに仕事ができず、劣等感ゆえに意味不明にプライドばかり高くなって罵らずにいられなくなるし、マジメに働く人をバカにする。自分が仕事が出来ない。現実社会も小説の世界でも仕事ができないというのは人に迷惑と不幸を撒き散らす存在だと学ぶ。

02/10 17:49
0255文字
絢
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Kindleunlimited。前作とは違う後宮が舞台かと思いましたが、繋がっていました。お妃でもお妃に仕える女房でもなく、内侍所で働く女官(典侍)が主役で、恋よりも仕事で苦労するお話というのは珍しかったです。東宮の嫡子の求婚は突然でしたが、進展はゆっくりでした。女房たちの喧嘩怖すぎる。皇子達を巻き込んだ事件は主上が原因ではと思いましたが、それは誰も指摘できない。
0255文字
ナツコ
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ネタバレ妹に婚約者を寝取られ出仕するようになった淑子(最初にふりがな振ってあったけど全然覚えられなくて読めんかった)が、好きじゃない相手だったとしても男なんて!ってなる気持ちも誠明に求婚されてどんどん好きになっていく様子もきちんと描写されていてよかった。後宮って悪いところなもんかもしれないけど、それによって恨みを募らせて、大事な皇子が殺されるかもしれないんだから、嫌がらせばかりの女房たちも止めない女御も身から出た錆だよなーと思った。
0255文字
バカリャウ
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ネタバレ「恋をし恋ひば」の続きかと思っていたら、同じ背景の連作でした。主人公の迷いや変わっていく気持ちが丁寧に描かれていて、私はこちらの話の方が好きでした。お相手の誠明も大好きが溢れていて素敵。前作から引き続き登場している乾の衛士をはじめ、猫たちが大活躍でほっこりしました。
0255文字
ametrine
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ネタバレゆめうら草子を先に読了。深山先生の小説は文章が読みやすくてさくさく読めて好きです。 こちらはヒーロー視点でより想いが伝わって、とてもよかった。ゆめうら草子でも出てきたけど猫のエピソードが好きだな。猫の名前も一匹一匹楽しかった。余韻のあるエピローグでした。シリーズの表紙も統一感もありつつ、毎回素敵です。
0255文字
英
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☆☆☆☆
0255文字
セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように
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ネタバレ面白かった!初めて読む作家さんですが、恋の物語とお仕事と謎解きと、面白く読みましたよ。宮中のいろいろな様子、東宮の息子のかた。そうだ、なんかこの人には明らかにできない秘密があって、父(東宮)から、だれにも心を開かぬように、と戒めがあるんだけど、なんかその秘密の元は開示されなかったか、な。
セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように

再読。このシリーズを気に入って、ときどきパラパラと各巻を読んでみていますが、今さらですが、本作の伊予の内侍、は、「ゆめうら草紙」の大尼君の現役のときのお名前と一緒じゃああーりませんか。猫の乾の衛士もベテラン?になって登場して、若いときに「かんなり~」の沙羅の君がお世話していた…という設定なのですねっ!!

07/21 22:23
0255文字
イカまりこ
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実の妹に婚約者を取られて後宮で働くことにしたヒロイン。仕事に対する真面目さ厳しさがとてもいい。損な役回りを押しつけられる彼女を見初めてくれるヒーローがめっちゃ良かった。相手を理解しようとする努力ができる二人だった。内侍司の尚侍、典侍、掌侍、女嬬とこんがらがりそうな漢字の洗礼を受けるけど、この時代の話を読み始めたばかりの人にはいい勉強になりそう。いつも思うんだが帝の元に女性が向かうから面倒くさくなるんだよ。帝が来たら嫌がらせできないだろうにw シリーズがうっすら繋がってていい。乾の衛士は人語を解する猫だ~。
0255文字
ユキタ
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図書館。平安ヒストリカルロマンス2作品目は、毅然とした態度で揉め事を仲裁する頼れる典侍と口下手クソ真面目な蔵人。許嫁を妹に奪われた過去と、愛嬌のなさで恋愛に向かないと頑なな心を新任の蔵人が溶かしていく。恋にうろたえる典侍も、口下手真面目の脳内が典侍かわいいかわいいな蔵人もたいへん可愛くて良い。後宮で働く典侍の仕事がどういったものか分かって興味深かった。
0255文字
アカツキ
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ネタバレ平安草紙2作目。妹に婚約者を横取りされた淑子は母の勧めに従って典侍として出仕するようになる。5年後、淑子は愛嬌がなく言葉が刺々しいと柊の典侍と呼ばれるように。ある日、新任の蔵人・源誠明から初対面でいきなり私と結婚してくださいと求婚されて…。下の者に思いやりのある淑子と4年間淑子に片思いしている誠明の生真面目カップル、めっちゃ好みだからロマンスは楽しかった。しかし、怠け者典侍二人が放置かと少し残念な気持ちに。休暇明けの淑子が同僚の残した山積みの仕事にまみれるのが見えるようで…。
0255文字
ち
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前作と同じ世界。数年後が舞台で主人公も違います。今回は働く女性編という感じでしょうか。再読楽しかった。
0255文字
御園生和紗
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ネタバレ妹に婚約者を奪われて、母に勧められるまま出仕し、仕事に邁進するうちに、宮中で一目置かれる存在にまでなっていくそんな折に、彼女の仕事ぶりと使用人の女嬬や同僚への態度を見初めて求婚してくる新任の蔵人が現れて…などのときめく入りに頁を繰る手が止まりません 内裏の局付きな猫たちと、入内してあっという間に出家してしまった五節の更衣の哀れさとでしみじみしつつも楽しく読了しました。
0255文字
夏
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ネタバレ前巻より数年後の舞台で別主人公の物語。連続で読んだから、人間関係とかすぐ把握できた!やっぱり平安は人物覚えるのが大変……。でもめちゃくちゃ分かりやすく説明してくれて超助かる。ゆっくり2人の関係が変わっていく雰囲気がめちゃくちゃ良かった。もだもだお互いが悩んでいる様子を見て私は終始ニヤニヤしてました。あ〜いいね、しっかり者の女性が恋愛のせいで感情エラー起こしてるの、最高に可愛いよ。男性側も頭の中「かわいい」ばかりで微笑ましい〜。
0255文字
がんも
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シリーズ第2弾、シリーズと言っても出てくる人物は別(乾の衛士以外)、妹に婚約者を取られ、結婚に希望も持てず仕事に生きる柊の典侍こと淑子、そこに突如として現れた求婚者誠明、お互いの事情を抱えつつ、仕事もこなしつつ、事件も解決しつつ、だんだん誠実な誠明に心を開いていく淑子、和製ハーレクイン面白かったです。
0255文字
LUNAusa
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ネタバレ妹に婚約者を寝取られ典侍となった淑子と現在の東宮の息子の誠明。真面目で表裏なく真摯に仕事に向き合う淑子‥彼女の頼り甲斐のあるしっかりした性格故にいろんな面倒ごとに巻き込まれ、「柊の典侍」という渾名が。そんな彼女に初対面で求婚した誠明は、何年も前から彼女の身分関係なく優しい思いやりのある性格に惹かれているすごくイイ男。恋愛に関しては奥手で慎重な淑子が同じく真面目で不器用な誠明に少しずつ心を開いていく様子が描かれていてよかった。夫婦になった後ももう少し読みたかった。あの乾の衛士がまたもや大活躍でうれしい。
0255文字
坂城 弥生
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妹に婚約者を奪われた淑子。でも元婚約者より誠明のが誠実で幸せにしてくれそうだよ。
0255文字
すおう
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も、萌………………!!!!!!!!1巻の2年後で登場人物はほぼ全く被らないのでこっちからでも読める。1巻よりもこっちのが好きだったな。
0255文字
よしこ
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やっぱり乾の衛士GJ!!
0255文字
sleep
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淑子の優しさ、良さは伝わっている人には伝わっていて、すごくいい終わり方でした。乾の衛士にもまた会えました。面白かった。
0255文字
ネフェルティア
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サクっと読了。違和感を感じる場面が何箇所かあったけど、面白かった。扉絵や章ごとの装丁が綺麗で小説の雰囲気にとてもあっている。平安時代もので恋愛小説を気軽に楽しみたい時に読むとちょうど良い。著者の他の平安時代小説も読みたい。
0255文字
miaka
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ネタバレ前作の数年後。 主人公同士にまったく繋がりが無いから、結婚したってことだけだね。 女主人達のことは書いてあるけど。 主上も状況的に皇太子を早く決めたいけど、確かに政治的には難しいよね~。 まだはっきり能力に差がつくほどの年齢じゃないし。 淑子は前作の主人公同様、性格もしっかりしているし共感できる女性。 更衣は、主上に望まれたから来るしかなかったんだろうけど、嫌がらせがあるってことは予想できただろうに。。。
0255文字
mii
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★★★★☆
0255文字
ゆきんこ
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柊って、トゲトゲしていて攻撃的なイメージが強かったのだけれど、それだけではない美しさがある、ということを誠明の言葉から気づかされる。善悪の基準をしっかりと持って、それに基づいて行動できる淑子は素敵だと思う。それを強さではなく優しさだと言い、静かに見守る誠明は、不器用すぎるぐらい真っ直ぐでついつい応援したくなる。後宮の面倒事に巻き込まれて騒がしくなったりはするけれど、二人の間の空気は概ね穏やかで、ゆったり歩み寄っていく二人の気持ちが良いなぁ…と。
0255文字
ウタズ
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★★★★☆ KU
0255文字
かなで
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再読。良い人柄を持つ人ほど、そんな役目ばかりだよな…。
0255文字
ダージリン
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逆境をバネに、まわりから一目置かれるほどの凛とした強さを持つ淑子と、見守る様にずっと想っていた誠明のゆったり進行する恋がとても良かったです。前作とのリンクもいい♪
0255文字
whimsy
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前作の数年後のお話。主人公二人は、前作よりもやや地味な印象だけど、しっとり大人な雰囲気で、少しずつ関係が深まっていく様子が良かった。派手さはないけれどマメな男性というのも素敵。それにしても、作中の登場人物の名前が昔読んだ「~ジャパネスク」とかなり似通っていて時々混乱した。
0255文字
るぴん
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婚約者を妹に寝取られ、典侍として仕事に生きる淑子。本人は至って真面目に仕事をしているだけなのに、トゲトゲしている「柊の典侍」と不名誉なあだ名をつけられるし、同僚には仕事を押し付けられるし、ストレスの溜まる中、堅物蔵人・誠明に求婚される。前作よりもこちらの方が好きだなぁ。面倒臭い仕事絡みの話が色々面白い。平安後宮ものは、お妃方の女房勤めをする主人公よりも、典侍や帝付き女房が主人公の話の方が好きかもしれない。真摯に仕事に向き合う姿を見てる人はちゃんと見てるし、それが報われる展開なのが良き。
0255文字
柚子子
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婚約者を妹に寝とられ、実家生活に嫌気がさした淑子が典侍としてバリバリ働いていたところに複雑なご身分の殿方に求婚され……というド王道平安恋物語。好色な元婚約者はともかく、寝とった妹の方はほとんど出てこずさらっと書かれてるので、そういう面倒さやドロッとした感じはゼロ。誠明の気が長くておだやかな気性もあって、激しい恋物語という感じでないけど、少しずつ距離が近づいていく優しさがあってかなり好きだった。
0255文字
あさい
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妹に婚約者を寝取られ、妹からは見下され周囲からは腫れ物扱いされて仕事へ逃げた主人公が、突如結婚してくださいと言われてから次第に相手への好意を募らせていくまでのお話。相手の男が、堅物と言われているがどちらかというとものすごく気が長いというかゆったりとしているというかなので、そういう部分も主人公とうまく合致したんだろうな。仕事では喧嘩の仲裁役を買って出る(別に気が優しいわけではなく猫に水ぶっかけるような仲裁方法)主人公が、困惑から相手を知ろうとして次第に心を解かれていくのが良かった。
0255文字
はづき
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ネタバレ結婚するはずだった男と妹に裏切られて結婚に奥手になってしまった主人公・淑子とそんな主人公に突然求婚してきた誠明。2人の恋と後宮での事件の物語。情報屋の女の子・夏美ちゃんのキャラがめっちゃ好き(笑)ちゃっかり食べ物を貰っていく感じがさすがですわ(笑) 主人公結構気が強い系!でも恋になると奥手で慎重派って感じ。そして男の方もあんまりガツガツじゃないんよね。でも女の所にめっちゃ通うの。そこがキュン。まぁどっちも初心です(笑)最後は最高!!前作よりキュンシーンは少なかったけどこれはこれで凄く良かった!!
0255文字
粋
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再読でも楽しめる作品。『恋をし…』との繋がりがやっと分かった(苦笑)御溝水に落ちた蔵人少将のその後が知りたかったな(笑)
0255文字
saki
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ネタバレシリーズ>しがらみあるよねぇ…一般人のそれとは比較のしようもないですが。肩肘張って、眉間にしわ寄せて、歯をくいしばって、、働くって大変。住み分けはあったろうけど、この時代は(高貴な)女性には“働く“っていう結婚以外の道があったんだよね。血筋は母方が重要視されますし。
0255文字
 りゅりゅ
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楽しく読んだ。主人公のキャラ造形と、彼女に合うように作られたお相手の造形、両方良い。
0255文字
苺猫
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ネタバレ深山さん初読みだけど、面白くて一気読み。他作品も読みたくなった。時は平安、妹に婚約者を奪われ、捨て鉢になった淑子が後宮で働く事に。毅然として揉め事解決していくので、愛嬌がなくて刺々しい"柊の典侍"と呼ばれるけれど、突然淑子に求婚した源誠明はちゃんと前々から淑子の優しいところに惚れてくれていて、いい男だった。対して、裏切った元婚約者の豊隆や、迂闊なのに出世欲があって、淑子の正当な評価をしていない父親が最悪でイライラした。好かれ慣れていない淑子と誠明が初々しくて、とてもお似合い。幸せな結末で良かった。
0255文字
ryunico
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公卿の娘として親の決めた婿を迎えようとしたら、同腹の妹に婿を寝取られた主人公。環境を変えるべく宮中に出仕するが…という平安時代の働く女物語。表裏なく実直に仕事をこなす(貧乏籤を引く事多々)うち、陰で「柊の典侍」とあだ名される堅物女子…とお堅いキャリアウーマンを時代物に置き換えた展開だけど、求婚してきた新人蔵人が彼女の人となりをきちんと評価している下りは正統派展開でとてもよかった。そして前巻に引き続き登場した乾の衛士(猫)がとてもいい仕事したGJ!今巻も楽しく読了。
0255文字
粋
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大好きな深山先生の平安もの。初っぱなから不運な目に遭い、たくましく成長した淑子が、求婚してきた堅物誠明とどう話が進むのかと思いきや、求婚の返事の伝え方や、誠明が真顔で溝にはまった同僚を置いてきたと言った辺りなど、随所で笑わせてもらった。もうちょっと二人のシーンが読みたかった気もするし、淑子以外の典侍にちょっとお灸を据えてほしかったな。淑子の妹とその夫にもだな。
0255文字
みょろん
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今も昔も賢く優しいキャリアウーマンは大変だね。でも、良い旦那さんに会えて良かった。
0255文字
みとん
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ネタバレ親が決めた相手と型通りのやり取りのあと結婚することになっていた淑子だったが、婚約者と顔を会わせる前に、妹に婚約者を奪われてしまった!婚約者を奪われたことよりも周りからの腫れ物扱いが嫌になり、典侍として後宮で働き始めた。肝が据わった淑子は女官たちから煙たがられる存在に…。『恋をし恋ひば』の続編といえば続編だけど、独立したお話。どちらにも重要な役目で登場する乾の衛士がイケ猫だった(笑)今まで読んだ深山さんのお話とはちょっと違う感じがした。ヒロインの肝が据わりすぎてるから?ヒーローが地味が強引でなかったから?
0255文字
ぱんだ
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ネタバレヒーロー・ヒロインが真面目でしっかり者で、安心して読めました^ ^ 一つ大きな事件がありましたが、それを除くと淡々と進んでいった印象です。そこら辺も好みでした😀 あとこの作者さんの作品に出てくる率高めの嫌な人も、ヒロインとの間に物理的な距離があったためか登場が控えめでした(笑)
0255文字
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