形式:文庫
出版社:小学館
形式:Kindle版
そして、堂々と仕事をせずサボり、マジメな主人公にしわ寄せが行く嫌な構図。しかも救いがないのはトップであるはずの帝を含めて誰もこの「マジメに働く人がバカを見る」報われない状態をなんにもしようとせず処罰もしない点だ。だからバカにされてしごとサボりが常態化するわ、相手を罵ることしかしない女房どもが大量生産されるのだ。どーせ処罰されないしーマジメに働くのバカらしいーと。怒りでいっぱいである。孫子で有名な古代中国の孫武なら何度かの注意・指導の後、処刑しているだろうにと思わずにはいられない。やってもやんなくても
同じならやらなくていいんじゃねというたるんだ空気、ゆえに仕事ができず、劣等感ゆえに意味不明にプライドばかり高くなって罵らずにいられなくなるし、マジメに働く人をバカにする。自分が仕事が出来ない。現実社会も小説の世界でも仕事ができないというのは人に迷惑と不幸を撒き散らす存在だと学ぶ。
再読。このシリーズを気に入って、ときどきパラパラと各巻を読んでみていますが、今さらですが、本作の伊予の内侍、は、「ゆめうら草紙」の大尼君の現役のときのお名前と一緒じゃああーりませんか。猫の乾の衛士もベテラン?になって登場して、若いときに「かんなり~」の沙羅の君がお世話していた…という設定なのですねっ!!
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そして、堂々と仕事をせずサボり、マジメな主人公にしわ寄せが行く嫌な構図。しかも救いがないのはトップであるはずの帝を含めて誰もこの「マジメに働く人がバカを見る」報われない状態をなんにもしようとせず処罰もしない点だ。だからバカにされてしごとサボりが常態化するわ、相手を罵ることしかしない女房どもが大量生産されるのだ。どーせ処罰されないしーマジメに働くのバカらしいーと。怒りでいっぱいである。孫子で有名な古代中国の孫武なら何度かの注意・指導の後、処刑しているだろうにと思わずにはいられない。やってもやんなくても
同じならやらなくていいんじゃねというたるんだ空気、ゆえに仕事ができず、劣等感ゆえに意味不明にプライドばかり高くなって罵らずにいられなくなるし、マジメに働く人をバカにする。自分が仕事が出来ない。現実社会も小説の世界でも仕事ができないというのは人に迷惑と不幸を撒き散らす存在だと学ぶ。