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フジモトマサル傑作集

感想・レビュー
66

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耄碌先生
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★★★★☆92点
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誰パンダ
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マンガももちろんいいけど、エッセイがかなりいい。マンガと交互にあるところも、リレーエッセイみたいでおもしろい。そりゃどっちも本人が描いて(書いて)るんだから相性はいいといえば当たり前だけど。動物が擬人化されて描かれていて絵本みたいな風体だけど、テーマ的には至極人間的で繊細な悩みが描かれている。アナグマ博士の睡眠研究所は夢を変に深層にしないのがいい。「退屈と戦争」や「夢みごこち」に顕著な終末感は世代的なものか、ひと昔前感がある。夢や潜るイメージは村上春樹感もある。
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天津冴子
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既に読んだ本の一部も入っているので、読んでない所を読み終わった、と言った方が正しいかもしれない。いきものが同列に生活している世界の話が多いので、全部人間だともっと生々しいのかなと思う。動物ならではの感覚がヒトの世界に入り込んでいるからこそのストーリーがいいのよね。ほんと惜しい方を亡くしたものだわ。
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pirokichi
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古本屋さんで見つけて飛びついた。2015年に46歳で亡くなったフジモトマサルさんのベスト作品集(2020年刊行)。単行本未収録の漫画、エッセイを多数収録。「転校生のおおかみりんごさんです」で始まる『おおかみが来るぞ』がとても好き。カバーも帯も楽しいので、そこに本書があるだけでなんだか愉快な気もちになる。エッセイもいい。あ、『こぐまのカドカド』のおとうさん、好きだなあ。
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どんどん
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「アナグマと 一緒に夢を旅したい (アナグマ博士の睡眠研究所 御中)」再読。何度読んでもシュール。シンプルな絵なのに、微妙な感情を表す表情が、素晴らしい。主人公は何故か動物なんです。おおかみのリンゴちゃん、アナグマ博士、こぐまのガドガドなど。 前の感想にも書きましたが、アナグマ博士のマンガは「母の友」という堅実子育て系の雑誌に連載されていました。よく考えると、かなりシュールで深い深い。こんな内容をこの本に企画した編集者さんに敬意。
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clintwestwood
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フジモトさんの飾らない、等身大の言葉に親しみを感じる。それぞれの作品のとりとめのなさが彼の人物像を表しているのかもしれない。読む前に抱いていた癒やし系のイメージはどこへやら、実際はフジモトさんの内省が滲み出ている作品群で、なんとも言えない妙な読後感がある。オフビートなのか??それでも読んで良かったと思えるのは、フジモトワールドが徹底されているからだろうか。
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阿吽
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これ、いくらでも読める奴。こんな漫画家がいたなんて知らなかった。
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ちゅんさん
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初めてこの方の漫画を読んだがとてもよい。ほのぼのとした絵でクスッと笑えるようなオチがあったり、心がほっこりするような話だったり。他にもフジモトさんのエッセイやなぞなぞ、藤野可織の狂った(褒めてる)短編小説が収録されてて読んでいてとても楽しい。でもフジモトさんは亡くなられたんですね、こんなに素敵な描き手なかなかいないのに。
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ワッピー
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「コミック(漫画)本を紹介し合う集い_東京」の候補として。フジモトマサルの作品を俯瞰しようという不純な動機で手に取りました。『こぐまのガドガド』『スコットくん』『おおかみが来るぞ』『夢みごこち』『アナグマ博士の睡眠研究所』『かわうそ天然気分』『ウール100%・101%』の一部、回文、挿絵を収録。各作品の全容をとらえるにはやはりそれぞれ読むしかなく、ワッピーお気に入りの『二週間の休暇』もショットガン並に切り縮められているのはちょっと残念でしたが、フジモト界への扉本としては十二分に愉しむことができました。
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キク
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すごく面白い。登場人物を動物にすることで、人間関係でよくある「穏やかな言い回し」や「自分の利益のために発言を選択する」というコミュニケーションスキルが一才なくなっている。動物のシンプルで鋭い言葉にドキッとする。子育てに試行錯誤するクマ。自立への憧れを抱えるペンギン、田舎暮らしに憧れる父親に連れられて転校してきたオオカミ。人の夢に入り込める精神分析医のアナグマ。素敵な絵と鋭い言葉で溢れている。それってすごく難しいことなんだけど、とても簡単そうにやっていて、すごいと思う。
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キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
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こぐまのガドガド/スコットくん/今日はなぞなぞの日/おおかみが来るぞ/今日はなぞなぞの日/終電車ならとっくに行ってしまった/スパゲティ禍(文・藤野可織)/夢みごこち/アナグマ博士の睡眠研究所/今日はなぞなぞの日/回想の再読/二週間の休暇/ダンスがすんだ 猫の恋が終わるとき/かわうそ天然気分/ウール100%/ウール100% ドリーの日記/ウール101%/こぐまのガドガド/収録作品一覧/←今日はなぞなぞの日/長めのいい部屋  フジモトマサルさんが亡くなってもう7年、こんな才能を我々から奪うなんて、神さまは意地
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どんどん
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シュールでリアル。母のとも雑誌に連載されてたんだよ。いいセンスだよ。
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mnr
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どこかで見たことのあるイラストと思い手に取る。穂村弘、森見登美彦、村上春樹の挿絵を手掛けたとのこと。なるほど馴染みがあるはずだ。漫画、エッセイ、小説と、すべて面白かった。ほんわかと見せかけてだいぶシュール。でも作者の考えがなんだか分かる気がするのです。『スパゲティ禍』を読んでものすごくスパゲティを食べたくなった私は、おそらくこの世界ではマイノリティに分類されてしまうだろうな。作者が既に存命ではないことが、尚更この世界観に合っているような気がしてしまう。遺された作品を噛み締めて味わおうと思う。
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マチコ
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佐藤雅彦さんとか、又吉直樹さんとか、ほむほむとか(実際にょっ記・にょにょっ記・にょにょにょっ記でタッグを組んでいる)、はたまた米津玄師さんとか。優しいテイストながら、シュールで、心にチクッと刺さる作風が数々の天才に通じる。量も質もどっさりの豪華作品集。動物ほのぼの漫画の中身はほろ苦く、エッセイは奥が深い。数年前に46歳で病気で亡くなった著者。作品はいつまでも生き続け、私達の心に語りかける。「アナグマ博士の睡眠研究所」が好き。「おおかみが来るぞ」は、あの頃を思い出し息苦しい。頑張れ、りんごちゃん!
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枝乃
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初めて読んだ彼の作品は、『a piece of cake(吉田浩美著)』に寄せられていた「寄贈本」。独特の柔らかいブラックユーモアが名状しがたい読後感を生む。傑作集なら尚更。動物が擬人化した姿の登場人物たちや人型のままの脇役たち。彼らの話す表情や間合いが静かな笑いを誘う。ときに哲学的。どれも面白さがじんわり染み込んで広がるが、私はとくに「ウール100%」「ウール100%ドリーの日記」が好き。
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ぱじゃぱじゃ
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ヒグチユウコさんのボリス雑貨店で見つけて購入。見たことある絵だと思ったら、長嶋有、柴崎友香、森見登美彦など好きな作家さんの挿絵や表紙をされていた。擬人化された動物が人間社会で普通に学校に通ったり、働いたり。くまやオオカミのお父さんが目つきが悪いのに常識人で、あどけない子どものほうがちょっと世間ずれしてて面白い。何編かエッセイも収録されているが、独特の世界観で上品なブラックユーモアがあって何度読んで楽しめる感じ。アナグマ博士の睡眠研究所は私も行きたいし、羊のドリーのクローン姉妹には「やられた!」と思った。
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ぽぽ
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漫画にエッセイに読みごたえがあった。 スパゲッティ禍こわかった。ドキドキ
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Pochi
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フジモトマサルの漫画、エッセイ、なぞなぞ等がぎゅっと詰まった一冊。何だかお得感がある。それぞれ作品の世界は違うのに、とぼけたような動物達や何か起こりそうな空気感なんかは共通していて、それも面白かった。藤野可織の『スパゲッティ禍』にはゾクゾクした。『ウール100%』は復刊してほしいなぁ。著者のインタビュー等を読みたい方は平凡社の『フジモトマサルの仕事』をどうぞ。
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si.zu
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フジモトマサルさんのエッセイ&マンガ傑作選。楽しかった。この読後感をじんわり噛み締め中。表紙のイラストから可愛くて子どもようにワクワク。不思議な世界、ユニークで面白い。なぞなぞは1問も解けず。手元に置いておきたい本がまたまた増えた。嬉しいなぁ。
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ぴちゃん
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フジモトマサルさんとの出会いはほむほむのエッセイから。個性的で素敵なイラストだと思ったら、フジモトさんはもうこの世にはいなかった。もっと早く出会いたかったととても悔しかった。 おおかみりんごちゃん・ドリー・ライオンくんがお気に入り。不穏だけど、明日世界が終わってしまう時のみたいなわくわく感がクセになる。
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ゴロチビ
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フジモトマサルさんを知ったのはほむほむの「にょっ記」から。知った途端に既に亡き人と知り残念だった。以来、若くして亡くなって悔しかっただろうななどと勝手に思っていたのだけれど…。この本を読んで思うのは"気の毒"なんて言う感情ではなくただの羨望である。こんな素敵な作品群を遺せたならいい人生じゃんって。もちろんもっともっと長生きしていただいてもっともっと多くの傑作を見たかったのは確かだけど。漫画ではひつじのドリーちゃんが可愛いくて好き。熊のお父さんも。文章も上手いと思うし世界観がいい。藤野さんのよりも好きかも。
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オレンジメイツ
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ネタバレフジモトマサルさんがたっぷり詰まった1冊。エッセイも面白い。もったいなくて少しずつ味わいました♪
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kaz
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不思議な趣き。ウマヘタな感じがほのぼのとしつつも、案外鋭いところもある雰囲気にマッチしている。図書館の内容紹介は『フジモトマサル、初のベスト作品集。漫画「こぐまのガドガド」「スコットくん」「今日はなぞなぞの日」や、小説「スパゲティ禍」、エッセイ「回想の再読」など、<本当に新しい日常>へ誘う作品が満載』。
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yk
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ウール100%が好きでファンになりました。売ってない本も多いのでまとめて読めてうれしい。おもしろかった。
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Roko
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フジモトマサルさんって、ドキッとするようなことをサラッと言うんです。誰も言えなかったけど、もしかしたらって思ってたことをわたしの代わりに言ってくれているようなそんな気がしてしまうのです。おおかみのりんごちゃんも、アナグマ博士も、ひつじのドリーちゃんも、人間の世界の中で違和感なく生きてるのがとっても好き。見た目は違っていても、そんなこと何も気にしないで生きている世界っていいなぁ。とても静かな世界で展開されるシュールな会話なんだけど、そんな話したことあるかも?って思えてくるのは何故なのかしら?
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裕
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「霧の中のロンドン」で筆者が語っているタイトルも作者も思い出せない不思議な扉の話、これはあの話だとわかったけれど自分も思い出せない。ググってようやく思い出した。「幻のとびら/H.G.ウェルズ」だった。しかしフジモト氏ももう亡くなっていて伝えられない。有名な短編だから雑誌に書いた時に誰かが教えてくれただろうか。世界の破滅を見たいと臨むフジモト氏のあり方は生と死の境が曖昧なところにあったのだなと改めて思った。
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生薬part2
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うっすら不気味で好き。
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Kuliyama
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フジモトマサルさんの作品は挿絵やイラストしか見たことがなく、ストーリーものは初めてで、もっと早く読めばよかったと後悔しました。他の本も探します。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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著者を知ったのはチビが書店で「これ読みたい」と持ってきたから。私自身が熱心な読者になることはなかったのだけど、村上春樹の挿絵をされてるのですね。私は村上春樹もほとんど読んでないのですが、氏の「読んだ人が気分悪くなるものを書くようにしている」という発言は印象深いです。フジモトマサル氏の作品も、触られないようにフタをしてるとこに手を突っ込まれるような感じがあります。登場人物を動物にするってのは(日本語おかしい?)触りにくいものをスッと触ることができていいですね。
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shrzr
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ほのぼのした絵柄についつい先入観を持って読むのがこんなに遅くなってしまった。この深みのあるマンガの数々。
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プンヴァ
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ネタバレ再読もあれば初めて読むものもあり、でもどれも味わい深いフジモトマサルさんの世界でした。アナグマ博士の睡眠研究所が特に好きです。フジモトマサルさんが挿絵を描いた『スパゲティ禍』(藤野可織さん・文)は初めて読みました。不思議な世界で読み応えがありました。フジモトマサルさんのこれからの作品が読めない事は残念で堪らないけど、また折に触れて再読したいです。
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はこちゃん
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フジモトマサル氏の作品を堪能しました。『ゆめみごこち』は持っているので、また読みたくなりました。ほのぼのイラストなのに時に不穏で剣呑。時に夢と現を行ったり来たり、現実的で逃避的。このままでいいのかな、このままでいいんだなって、なんとなくそう思わせてくれました。
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takataka
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★★★★☆
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みどり
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『村上春樹さんのところ』から。イラストもお話もほっこり。手にとって、そばにおいておきたい本。
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shiman
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UTを見かけて買おうかと迷いまくりましたが、味わい深かすぎて室内着にしても痛いおばちゃんになりそうなので自粛。
ぱるむ

村上春樹とのやつですか?

06/20 20:40
shiman

それです(^^)/ ステッカーもありました。フジモトマサル、欲しかったのになぜあの柄でデカさなのか・・・💦

06/20 21:35
4件のコメントを全て見る
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umico
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読みながらニヤニヤしてしまう。マスクがあって良かった。4コマの「お願い」好き。てゆか4コマ全部好き。しばらく思い出しニヤニヤできるくらい。共感ばかりではなく、あーこういう考え方もあるのか。なるほど。と思うことがたくさん。本の在庫裁判はわかる!けど、減らせない。なかなか。いつか減らせるときが来たら大人になったなぁと思おう。良さがわからないとき「これがわからない自分のほうが間違っているのだ」と思うようにする。のは、私もそうしようと思っているよ。そう思うと歳を重ねるのは楽しい。【あかり図書室】
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すみれちゃん
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8歳ひとり読み(漫画のページのみ)
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ふかわ
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面白かったのは、「スコットくん」と「アナグマ博士の睡眠研究所」の二編。
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ハイアール・エスコ
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昔、月刊雑誌で回文のコーナーがあり、その挿絵で知って好きだったイラストレーターさん。まとまった量の作品を読んだのは今回が初めてだけどシニカルで可愛らしくて、もうこれから新作を読めないことが寂しい。
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