形式:単行本
出版社:幻冬舎
形式:Kindle版
心に残った3文「…病気がひとたび発生すると、議論や移動はおろか、未来さえも封じてしまう。何びとも決して自由ではありえなくなるのであった」(32ページ)「…勝ち得たものとは、ただペストというものを知ったこと、そしてそれを思い出すこと。友情というものを知ったこと。そして、それを思い出すこと。」(104ページ)「…天災のさなかで教えられた、人間の中には軽蔑すべきものよりも賛美すべきものの方が多くあることも…」(110ページ)
“今では黙して語らぬ多くの人々に対して行われた非道と暴虐の数々を決して風化させてはいけない/天災のさなかで教えられた、人間の中には軽蔑すべきものよりも賛美すべきもののほうが多くあることも…”“ペスト菌は決して死ぬことも消滅することもない/辛抱強く生き続け、おそらくはいつの日かまた、人間に不幸と教訓をもたらすために、再びネズミたちを呼び覚まし、どこかの幸福な町にさし向けるであろう”
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