形式:単行本
出版社:光文社
形式:Kindle版
形式:文庫
西川副社長の退任時の言葉がしみる そろそろ家に帰る時が自分にもやってきたのか。心理的には41年ぶりの帰宅である。 夜の冥暗が訪れるまで、もうすこし、もうすこしだけ、遊ばせてほしいと鼻垂れ小僧のように思う
(中略)
460 花田紀凱 1996.1 文藝春秋を退社、朝日新聞へ 角川書店に 2001- 宣伝会議 2004- ワックの鈴木隆一に招かれた 2016.3- 飛鳥新社に 2016.4 月刊Hanada 505, 西岡研介と相澤冬樹。 【猪瀬】 10. 内幸町の八階建ての焦げ茶色の大阪ビル。 【大下英治】 105, 三島由紀夫、古賀浩靖の記憶によれば。。。 118, 織田大蔵、1971年、梶山季之『勝てば官軍』のモデル
352-353ページあたりに書かれていた、記者クラブに入ってる新聞、テレビと週刊誌の報道姿勢の違いの話がおもしろかった。佐々木俊尚は毎日新聞にいたときの政治家か警察?との持ちつ持たれつみたいな関係について、『「当事者」の時代』(2012)で書いていた。週刊誌の方がもっと容赦ないということか
長文はこちら→https://www.honzuki.jp/book/294666/review/283970/
2016年の文春砲の数々。ゲス&ベッキー、甘利贈賄、清原薬物、宮崎ゲス不倫、元少年A直撃、ショーンK、舛添別荘通い、鳥越淫行、都議会ドン、レコ大買収。これだけ書いて民事訴訟ゼロ!
文春オンラインで今話題の人の過去の記事を出してPV稼ぐってやり方に感心。どうりで最近以前のインタビューの再録記事多いなと思ってた所だったよ。
立花隆の「日本共産党の研究」が、『文藝春秋』で連載が始まると、日本共産党がスパイを立花隆のところに送り込むもいい人ばかりで自責の念に耐えきれなくなり姿を消した、坂本弁護士一家の失踪に関して江川紹子の取材費は全部出していたという逸話も。「良い人間の悪いところを突いたり 逆に悪い人間のいい部分に光を当てたりしながら、愚かさ、恐ろしさ、浅ましさ、美しさ、面白さ、そのすべてを持つ人間の営みをエンターテインメントとして読者にお届けするのが『週刊文春』だと思っています。人間は人間からしか学べないから」という新谷(続く
ゲス不倫、甘利明の金銭授受 神戸の事件の元少年Aへの突撃、さらには“文春砲”という言葉まで生まれ 紙の雑誌の部数を伸ばしていく事が難しい時代に、デジタルにも力を入れるなど 読みどころ満載です。ここであげたのはほんの一部で、500ページ越えの厚さですが 読みやすく、しかも面白いのでグイグイ読み進めることが出来ます。 週刊誌に興味がある人は必読、興味が無い人でも面白いノンフィクションを読みたいなら 強くおススメできます。
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