形式:新書
出版社:日本経済新聞出版
形式:Kindle版
出版社:日経BP
ESGのポイントは、日本でいえばGPIFのような公的な大口資金の運用機関が、全世界的にESG投資を推進していることにあると言えるだろう。金融市場において、資金のメインストリームがESGに適合するように運用される、逆に言えば、ESGに反する事業を展開する企業は資金調達がしづらくなりつつあるために、各企業はESGを考慮した事業展開をしていることを積極的にアピールするようになっている構図があるということだろう。
本書によれば、ESGを、これまでも生まれては消えていった投信販売のテーマの一つに過ぎないとみる向きもあるという。しかし、本書を読んで、各国政府が環境対策を重要政策として掲げて、公的な資金がESGに沿って運用される限りで、ESG投資は単なる一過性のものではないインパクトを持ち続けるだろうと感じた。
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