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がんと癌は違います 知っているようで知らない医学の言葉55 (幻冬舎新書 )

感想・レビュー
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akane
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がんと癌は違うという概念にも驚いたけれど、心臓が動いていても「心停止」とは。 骨にひびが入っても骨折、複雑骨折は開放骨折。名称次第で治療の方向性が決定する厳しさは、医療従事者を常に緊張させているのだろう。ここまで厳密にこだわるのかとカルチャーショックを受けた。あと「自律神経は、目に見えます」の一文にもびっくり。「目には見えない何かの信号と思っていないか?」という著者の問いに、おっしゃる通りと観念した。各臓器と脳を結ぶ白い線維の束が体中に走っているそう。人間の体の仕組みを本当に何にもわかってないな私。
0255文字
松村 英治
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うーん、何だろう。正しいことが書いてあるんだけど…。
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まゆまろ
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ネタバレ非常に読みやすく面白い本だった。ちなみにタイトルのがんと癌の違いだが、がんというのは、悪性新生物や悪性腫瘍と同じ意味で、全体像を示している。癌はがんの一部で上皮性のがん、例えば肺がんや胃がん、大腸がんなど。それに対して、非上皮性のがんは、血液のがんである白血病や筋肉のがんである肉腫。という話だった。がんに限らず、神経や心臓病なども取り上げてるし、医者と患者の間で齟齬が生じやすい医学用語を一つ一つ解説していて勉強になった。かと言ってそんなに難しくは書いてないので読みやすい文体で書かれていた。
0255文字
ホークス
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2021年刊。医師が語る医学知識のホントとウソ。これから一喜一憂するだろうと読んでみた。著者の峻別は厳しくて論理的だけど、眠くなる学術情報は少なくて読みやすい。「意識不明」は意味不明。重体、重傷、軽傷、さらに重症軽症の違い。危篤、ショック、容体などの用語の曖昧さ。表題の「がん」はあらゆる悪性腫瘍の総称で「癌」は上皮性タイプらしいが、手短かに説明するのは難しい。医療ドラマの名物シーン「総回診」について、あんなに広がって歩かない、組織のトップは先頭を歩かない等、根拠付きで説明していて、いい人だなあと思った。
0255文字
Humbaba
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言葉は正確に使わないと思わぬところでミスコミュニケーションが発生してしまう。全く分からない言葉を使われたというのであれば聞き返してもらえる可能性もあるが、同じ言葉を違う意味で使っているという場合その誤りには気づきにくい。自分たちの集団で行動していると、そこで使われている言葉が世間一般にとっても使えるように誤解してしまいがちであるが、実際には伝わっていないということも少なからずある。
0255文字
non
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 24-111:490、4。副タイトル通り、知っているようで知らないや曖昧、疑問など優しい言葉で分かりやすく解説。読みやすい。医師との意思疎通、同じ理解かが重要
0255文字
村上春巻
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ネタバレ【A+】文学者に負けず劣らず、医師が職業的専門家として、言葉(術語)の定義に重きを置いていることがよくわかった。そうでないと患者の症例を見極め、命を救えないからだ。医師と患者とのあいだに、同じ言葉でも意味と使い方に齟齬があること、慣例的な疾病名、そして外部の者には知りようがないジャーゴンの存在など、興味は尽きない。保険商品の名が、癌保険ではなく「がん保険」の理由も明快だ。麻酔科医も、その後ろで手術を見学している研修医も、実は「不潔」だったのだ。医師と患者の間の「日本語通訳」を、本書は見事に果たしている。
0255文字
だいすけ
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医学用語って正しく理解されてないことが多いようで。 言葉に着目した、面白い視点の本でした。 体の中と体の外の話は興味深かったです。 医学的には口の中や消化管は体の外なんですね。 消化管は体外の空間と連続していて、体の中ではないと。 なるほど!
0255文字
にゃあ
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専門分野のことを知っている同士なら何も気に留めることなく会話が続くのだが、会話の相手が専門外の人の場合は適宜わかりやすい言い換えが必要で、その時に言葉の定義はしっかりと押さえておく必要がある。そのことを「そもそもの言葉の定義」「間違いやすい」「誤解を招く」「まかり通っているあだ名」などに分類し分かりやすく解説してくれてる。人と人のコミュニケーションの助けになる、気配りに溢れた本でした。
0255文字
音
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ネタバレメモ 伝言ゲームで存在しない病気をメディアは。 エヴァにパターン黄ってないよな 疾患の原因と結果を履き違えてる 先進医療はメリットもデメリットもよくわからないもの、医療においては安いものほど信頼できる 〇針は不潔なもので切ったら0になることも 盲腸です…っておもろいな。はい、直腸です! 免疫力ってないけど、あげるとアレルギーになるよー 不潔です! 医局って部屋自体のこともいうんやな がんは常に存在しては消えゆく 医学による分類と部位による分類があるが好きな分類があるんやなー程度 ショック死なんてないんよ
0255文字
皐月
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報道の病名が正式ではないとか、色々とためになりました。
0255文字
katherine
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定期的に受診する立場として学ぶことの多かった一冊。医療現場で使う用語の意味合いが、一般的な解釈と異なること多々?面白いと思っただけでなく、医師との信頼関係を築く上で自分自身も知る努力が必要だと実感。他の著書も是非読んでみたい。
0255文字
きみたけ
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よく医療ドラマなどで使われる用語と、実際にお医者さんが使う用語の違いに驚きました。著者は医師で医学博士の山本健人先生。外科、消化器病、消化器外科、感染症、がん治療認定など専門。「意識不明」「全治」「免疫力」は実は医者はほとんど使わず、「清潔・不潔」を医学用語として使うと意味が変わってくるといった行き違いがときに医者との関係がギクシャクする原因に。これら「誤解の素」になる言葉をやさしく解説した一冊。医者の話がよく分かるようになり、ドラマ・小説への理解や人体の仕組みや病気のなりたちについても理解が深まります。
0255文字
ま
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「治った」という言葉ひとつとっても、具体的に定義することは困難。だから医師は責任ある立場故にそれが言えない。直近に現代詩の本を読んだが、詩人と変わらないくらい言葉を大切にしていることがよくわかる。全然機序が違うのに昔の知識の名残で同じ病名、ってのももはや定番か。
0255文字
けんとまん1007
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いかに、言葉の意味を知らないまま使っているのかを痛感。ここでは、医療がテーマになっているが、ここから言えることは、医療に限らないだろうということ。さらに思考を広げると、それは日常に溢れかえっている言葉や、次々に消費されるだけの流行り言葉にも当てはまる。つまり、お互いの認識が、どんどんずれているままである可能性が高いということでもある。自分自身としては、できるだけ、使い古されていると思う言葉を選ぶようにしている。結果として、それが一番、伝わるように感じている。
0255文字
K
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(2021,490.4)「すばらしい人体」の山本先生の新書なので全幅の信頼を置いて読む(安住さんのラジオで、一般の人が知っておいた方がいい医学・医療のいろいろをわかりやすく伝えたい、と本を書いているそうです)。確かに、医療者と患者では言葉から考えることが全然違う!ということがわかり、おもしろく読める。大病院の、長~い待合室で読んでいて、受診する時に,医師や看護師にチラ見させてはどうでしょう。「熱心な人だ」と好感持たれるかも
0255文字
Roy。
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【用語の定義を学び正しく理解を】 医療系の仕事をしてはいるが縫ったときの何針は多ければ重症ではなく深さとか負傷箇所とかによるのが初耳でまだまだ知らないことたくさんあるなと。カルテ見てても認めるってのもなんとなくこーだろーなとは思ってたけど検査してその検査ではあると認められるからそういう記載なんですね。医学に限らず用語の定義を理解、共通認識していないと意思疎通がうまくいかないよな。話すときは相手と合わせるのを忘れずに!
0255文字
一葉
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医療現場で使われている言葉と一般人が使っている言葉は違うんだよね。どの世界でも一緒だとは思うけど、専門外のことは全然分からない。分かりやすく噛み砕いてでも誤解がないように真実を伝えて欲しいね。
0255文字
hitokoto
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 山本健人「がんと癌は違います」(2021.3)。えっ、知りませんでした。「がん」はあらゆる悪性腫瘍の総称で、「癌」は胃がん、大腸がん、肺がん、膀胱がんなど上皮性のがん(管を通して外界と接続しているところのがん)だけだそうです。この本では、免疫力という医学用語がないこと、意識不明・重体・全治〇ヶ月という言葉は使わないこと、盲腸は虫垂炎・肉離れは筋挫傷・四十肩五十肩は肩関節周囲炎・むちうちは頸椎捻挫が病名であることなどが説明されていました。わかりにくいし、あまり面白くなかったですw。
hitokoto

ナイス、有難うございます!

04/02 03:01
0255文字
Yosuke Hashimoto
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あらゆる悪性腫瘍を総称でがん(ひらがな)といい、上皮性の細胞ががん化したものだけが癌(漢字)である。 正しい医療用語を知り、理解することで、正しく恐れ、より正しく治療を受けたり、感染症であれば、拡大しないように行動することができる。
0255文字
れん
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馴染みのある免疫力や自律神経など言葉の意味を、初めて理解。身近な医学用語の解説が分かりやすく「蚊取り線香でゴキブリを退治できない」など例え話も楽しいです。久々に勉強した気分。
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SEI
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ネタバレ医療情報をTwiterや個人サイトで発信する医師(消化器外科専門医、感染症専門医、がん治療認定医)の著者が、 医者と患者間の言葉の解釈に基づくディスコミュニケーションを少しでも解消しようと、医療用語について、医者が使わないもの、誤用されているもの、あだ名にすぎないもの、 一般人の誤解を受けやすいもの等の視点から医学用語を解説する本。医療現場で使われない=間違ったものという安直な批判はせず、それぞれの場面で正しいものであると断ったうえで、あくまで上述の目的から、背景の医学的理由を交えた興味い説明がなされる。
SEI

手術不能=インオペは、優秀な外科医ならば執行できるといった個人の技能に左右される状態というわけではなく、患者のメリットを考えて他の手段を採った方がいい状態であること、医者に専門性だけでなく広範な知識を身に着けさせるため6年間の医学部生活の果てに国家試験に合格して、まずは2年間あらゆる科を回らせる2004年に始まった臨床研修制度によって、2年の間にある初期研修医や臨床研修医以降の呼び名が、あるところでは後期研修医、フェロー、あるところでは初期ひっくるめてレジデントと呼んだり後期だけ指して呼んだり、

09/19 21:57
SEI

大学を中心とした医師を束ねる組織で、周辺地域をカバーし、医療インフラを支える側面もある医局制度と、相性が悪かった臨床研修制度、手術直後に成功や失敗という概念はなく、予定通りかそうでないかである、免疫の仕組みは単にあがるさがるではとらえられないので免疫力をあげる=良いではない、など。 体系的ではないが、医療従事者とのコミュニケーションに役立てはしそうな良書。

09/19 21:57
6件のコメントを全て見る
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kmori299
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読みやすい文章。知っている内容も結構あったけど、なかなか興味深く読めた。広辞苑に出てくる医学用語に普通は使わない言葉があるというのが一番「へえそうなんだ」と思ったところかな。表題がこの本を読むきっかけになったから、その違いがどういう意味があるのかもうちょっと突っ込んで書いて欲しかったなと。それ以外の項は良かったです。
0255文字
ひびちび
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仕事柄、医療用語を使うこともあるので勉強になりました。テレビドラマで使われる用語の解説や、ドラマ等でよく使われているのに実際の医療現場では使われない用語の解説など、「へぇ、そうなんだぁ」と面白く読めました。
0255文字
五月雨みどり
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仕事で。レポート書いたら「こんなの感想じゃない,宣伝文だ。営業かよ」と上司にダメ出しを食らった。だって「ふーん(知ってる)」って思っただけなんだもん。もう少し格闘します。
五月雨みどり

さっき上司からOKもらった(手直しされてたけど)。あと1時間であがって(時差出勤のため16時半終業),今夜は家でコロナ本読みます(宿題)。

09/01 15:31
0255文字
乱読家 護る会支持!
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タイトルの「がん」と「癌」の違いは、、、 「がん」は、あらゆる悪性腫瘍の総称。 「癌」は、「がん」の中でも「上皮質」ががん化したものだけに使う。 つまり、胃がん、大腸がん、肺がん、膀胱がんなどは「癌」と書いてもいいけど、骨やきんにくなどのがんは「癌」と書いてはいけない、、、らしい。 一般人が使う「医学的なの言葉のあやまり」など、医学用語について書いた本。 一般人が、がんと癌の使い分けをしても、何ら問題はないと思うので、頑張って読むべき本ではないと思います。
tamami

〇〇は読まなくて良い、というのは大事なアドバイスだと思います。先行きの乏しいわが身であれば・・・。

09/01 22:00
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ペカソ・チャルマンチャイ
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医学用語について、医師と、患者やその家族が思う言葉の定義が違えば、不都合な事が起きるのは当然。これは良いテーマの本だと思う。著者には続編を期待するし、できたら「鎮静」という名の安楽死についての話を聞きたい。父親が亡くなったが、その時の医師の説明に納得できないし、自分の選択に今でも悔いが残る。
0255文字
サプリママ
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ネタバレ⭐⭐⭐⭐❤ コロナ禍、健康食品ブーム、ニュース、ドラマとかで医学の言葉が溢れている。分かりやすく、優しい語り口で好感が持てた。がん(ひらがな)は悪性腫瘍の総称、癌は上皮性の細胞ががん化したもの。コロナウィルスについても丁寧に説明されている。ドラマのコードブルーやドクターX、更に振り返れば奴がいるとは嬉しい。免疫力、胃腸にやさしい、風邪という言葉に警鐘を鳴らしている。最もだ。医師は左右は苦手というのは患者としてはしっかり覚えておこう。突発性虚血性心不全、大動脈剥離、全身がん、多臓器不全ももっともらしいが??
0255文字
さな
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医療者であっても気づいていなかったおかしな医療用語をとてもわかりやすく解説してくれてあって面白かった。医療用語とは関係ないけど、水疱瘡と帯状発疹が同じウィルスって知って驚き。とても興味深く読めた。
0255文字
日向夏
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普段、当たり前のように耳にする医療に関する言葉。それらがいわゆるあだ名だったり、意味が曖昧だったりすることがなんと多いことか。「がんと癌」「喀血と吐血」の違い、「複雑骨折」や「貧血」の意味…。誤解や通称が社会に蔓延していて、正しい認識を妨げているようだ。テレビやマスコミは使用する言葉の統一をしてくれないものだろうか。
0255文字
トラ🐯
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今まで、ドラマや漫画、ニュースで数多く医療に関する言葉に触れてきたが、あまり深くその意味や使い方を考えたことはなかった。 たしかに言われてみればそうだなと思うことの連続で、いち医療従事者として参考になった。
0255文字
ぼの
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普段何気なく使っていてわかった気になっていた言葉だけれど、医療に携るかたと定義が違う。体の中と外、麻痺など、意味とその根拠もわかりやすく解説してあり勉強になった。医学用語や左右についてのコラムもとても面白かった。定義の違いは誤解のもと…。言葉は丁寧に使っていこう。
0255文字
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がんと癌は違います 知っているようで知らない医学の言葉55 (幻冬舎新書 )評価91感想・レビュー32