著者は東京外大で言語学を教えている教授。28の言語は同大で講座がある言語で、英語、フランス語、ドイツ語などヨーロッパ主要言語からビルマ語、ラオス語などアジア系の言語など様々。メドレー式に各章が各言語で翻訳されている。本書の特徴は翻訳以外にも言語学的な解説がついていること。性数格などの情報が添えられている。また冒頭には簡単な言語学の解説もある。各言語の題名は原題の「Le Petit Prince」と同じらしく、日本語のように「星の王子さま」というぶっ飛んだ(笑)意訳はないようだ。北欧語がないのが残念。○