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感じるオープンダイアローグ (講談社現代新書 2614)

感想・レビュー
98

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雪彦
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予想より個人的な体験が書かれていて、それが胸に迫ってくる本だった。
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tuna
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めっちゃよかった。オープンダイアローグも筆者のことも好きになれる。
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Y.N
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ネタバレ著者がどのようにしてオープンダイアローグに出会い実践しているかがまとめられている。親近感も湧き入門には最適。少し馴染みが出てきたら掘り下げると良い
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sunatsuki2014
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著者の半生や悩みも踏まえてどのようにオープンダイアローグと出会い、実践していったかが綴られていた。自身のことを赤裸々に語るこの語り口こそ、オープンダイアローグなんだなと感じた。
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なをみん
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さらりと深く良い本でした。「話し切る」「聞き切る」ことが大切って、息を吐ききってから自然に吸うみたいな感じなのだろうか。「話すことを聞くことを分けることで、対話が促進される」とか、つい聞きながら話たくなる自分を反省。「その話を何度もしたいと思う理由を聞いてもいいですか?」という質問は使えそう。「その人のいないところで、その人の話を」してばかりのそんな世の中なのでオープンダイアローグもっと広まるとよいなあ。
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Dolphin and Lemon
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ネタバレオープンダイアローグについての新書。理論書というよりも実践書に近い。ただ、学術的知見からノウハウを述べているのではなくて、著者自身の生い立ちをたどりながら、オープンダイアローグに出会い、それを磨き上げていく過程を書いた、半分エッセイのような一冊。だからこそ実感のこもった文章で温かい一冊だった。あまり今まで読んだことのないタイプの本でとても面白かった。一方、読めば読むほどオープンダイアローグは「ただ自然な対話をすること」という印象が強化されて謎は深まるばかり…他の本も読みたいと思った。おすすめ。
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きゅー
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ちらほらと耳にしていたオープンダイアローグの初学者読本。従来の精神医療は、困難を抱えた人をその人がいる場所から切り離して、病院など管理された場所で治療を行っていた。しかし、それで治ったように見えても元の場所に戻るとすぐに病状が悪くなることも多かった。それは根本的な困難がそのまま解消されていないからだ。困難はその人だけが原因ではなく、その人を取り巻く環境、他の人との関係性が影響している。オープンダイアローグでは、困難を抱えた人がその場所で、その人に関わる人たちと一緒に対話する。
きゅー

この考えがやはりこの治療法の根幹かなと思う。 そしてもう一つ大きな特長が、クライアントの面前で治療者同士が話し合うリフレクティングの存在だろうか。この時間に、クライアントは自分の感情が外在化され、客体として自分を見つめることができるようになる。 近年では、精神的な不調が起きたときに、他者との関係性の再構築、自身の意識の客体化による治療効果が注目されている気がする。

02/07 14:19
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お蕎麦
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「その人のいないところでその人について話さないということが最も重要」 「話すことと聞くことを分けることで対話は促進される」 「椅子の向きを変えて輪になって話せるようにした。面と向かって会話するよりもやや横向きにして視線が合わないようにした方が話しやすいからだ」 「何を話せばいいのかではなくて、本人たちが話したいのはなんなのか、そのためにはどんな聞き方ができるか考えればよかったのだが、私は何かいいこと役に立つことを言おう言おうとしていたのだと思う」 「許すことができない自分を許さないままに許す。」
お蕎麦

「対話を何度も行うことができれば、お互いのことを段々理解できるようになる。そして理解することで困難や対立が少しずつ改善していくことを体験し、するともっと理解したくなる。そうしてスタッフがいないところでも対話が行われるようになる。オープンダイアローグの目的地とは自然に対話が起こることなのだ」「大切なものはすべて過去と繋がっている。大切な過去があるからそれは大切なものになる。」

02/01 20:45
舞のりえ

涙がにじみそうな感動。日本に広がっていくことを願わずにはいられません。断トツ長期入院の国。

04/08 10:26
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cof
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本が出た頃くらいに何かで知って気になって、読みたい本リストにメモしていたのだが、今年本屋で出会って購入。読めば読むほど、やってみないとわからないな、と思わされてとても興味が募った。最近映画「どうすればよかったか?」を観たこともあり、自分の周りの困難を抱える人との対話の難しさ、でも諦めたくはない、という気持ちに途方に暮れていたが、最後の「相手にアドバイスしようとするのではなく、自分がどう思うか伝える」という「Iメッセージ」は実践できそうな気がした。
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carrion_crow
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竹端寛のラジオで「オープンダイアローグ」と言うのが度々出てくるので、気になって読んでみた。 対話術的な物なのかと思っていたけど、それよりはずっと医療福祉的な物……というか人生観的なものというか。 オープンダイアローグそのものも気になったが、著者の生い立ちが何か過酷で大変そうだった。
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バーバリアン刑事
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オープンダイアローグの説明が分かりやすいだけではなく、患者との対話に臨むために著者自身の過去を克服する過程が描かれている部分が赤裸々で面白い。文章でも読者と対等な目線を確保しようとする著者の姿勢を見ると、予約がすぐに埋まるのも必然だよなーと納得してしまいます。
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薩川 勝
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ネタバレすいめいさんの人となりのバックボーンも分かる内容だった。鍼灸師として震災を経験をして父親に頼み込んで医師を目指す。人との距離感を悩むところのあるすいめいさんが家族を持つことなど、対話を重視していることがなんかいいなぁと
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さち
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話すことは開くこと、過去や自分に向き合うこと、不安が放たれていくこと。その言葉を本当にしっかり聴くということはとても覚悟と気構えと技術がいることのようでもあり。。大事に思う気持ちかそこにあればそれで良いようでもあり。。深いです。
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Dokinko
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「話を聞いてもらえる」ただそれだけが癒しになる。色んな書籍を読んだり、自分の体験から知っていたが、より多くの人に聞いてもらえて、受け入れられるときの心の解放は計り知れないのかもしれない。オープンダイアログのトレーニングで著者自身が家族の軋轢やこころの傷を仲間たちに吐露し、癒されていくプロセスが印象深く、対話がなぜ心を癒すのかがリアルに感じ取ることができる。オープンダイアロローグは医療機関だけで無く日常にも活かすことができるはずた。世界一精神科病床数が多いと言われる日本にもっと広がって欲しい。
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無為
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一対一の対話ではなく周りの人も巻き込んだ対話、困難はその人だけの問題ではない。というのが新鮮でした。否定されない、ジャッジされない安心して対話ができる環境は大切、私も人の話を聞く時は意識したい。
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翳りゆく部屋
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著者自身、自分が育った家庭について語るまでが苦しそうで、そこまで自分の胸の内に降りて行って開示するのはすごいハードルだと感じた。家族を前にして、迷惑をかけたくない、寂しい、悲しい、苦しいと認めるのはなかなか勇気がいることで、自分は正しいと主張して対話にならない人がいたりしないのかなと疑問に思った。自分の気持ちを説明することが苦手で、対話のつもりで一方的に自分の話(過去の栄光とか)をするだけの人ってよくいるから。
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みーあ
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★4 P155『私は殆ど言葉を発しなかった。いや、その前に何を話したらいいのかがわからなかった。私はその場にいて、何の役にも立たなかった。今から思えば、何を話したらいいのかではなく、本人たちが話したいことはなんだろうか、そのためにはどんな聞き方が出来るだろうかと考えればよかったのだが、私は何かよいこと、役に立つことを言おうとしていたのだと思う』。これは身につまされる。私もそういう考え方をするよう気を付けよう。P203『「なぜあなたはそんなことをするのか」「そんなことはやめたほうがいい」「こうしたほうがいい
みーあ

』。これ手帳に記しておいてモノにできるまで意識的に使お。対話のすばらしさがミシミシと身体に染み入ってくるようだ。私、やはりオープンダイアローグが好きだ。惹かれている。これを学ぶ?

07/04 20:21
みーあ

オープンダイアローグの対話実践者になるためのトレーニングは、オープンダイアローグ。ネットワーク・ジャパンとNPO法人ダイアローグ実践研究所で実施しているとのこと。

07/04 20:26
3件のコメントを全て見る
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ばんだねいっぺい
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対話しているつもりでもしていなかったり、「対話」は、意識すると途端にむずかしくなるが、さまざまな工夫や準備がそれを助けてくれる。目からウロコのこの方法は、ありふれているようでいて、とても特別な気がする。
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heaven of 20
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本書は良心的な精神科医がオープンダイアローグというフィンランドの病院で始まった活動を日本独自の仕方で日本の精神医療の中に導入しようと試み、その試みを行った記録とその過程での思索を記した書である。オープンダイアローグは統合失調症に効く療法として存在する。対話だけで統合失調症が治るというその触れ込みは実際に本書以外にも斎藤環さんがこの療法について本を書いていて私もその内容を読んだ。対話だけで治る、それは対処療法では良くならないことに対してどういう仕方で介入していけば良いか考えるための試金石となっているのだろう
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じゅうたん
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オープンダイアローグのスキルについてではなく、著者がオープンダイアローグを通していかに変わってきたか、がストーリーとして入ってくる。この著者の本はどれも読みやすいので、オープンダイアローグの入門にはぴったり。ODは認知症支援にも使えるのだと驚き、自分の偏見に気づき、対話とはどこでも誰にでも必要なのだと。対話のスキルもたくさんあり、それは自身と向き合うことでもあると。「その人のいないところでその人の話をしない」は私も大切にしたい。そして地域づくりをしたいと思った本。
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mayuko
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とても良かった!星5つ!!日本に対話が広まれば色々な困難が解決していくのではと思う。オープンダイアローグについてもっと知りたくなった。
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Koki Yamashita
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これは良い本
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motoryou
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話を聞いてもらうこと、話し手にとっては話しきること。話し切る、聞き切る。そんな関係を大切にして、それが続くこと。エンデの「モモ」も、話を聞く名人だったはず。聞いてもらうことで安心し、子どもも大人も、自分で自分のこたえを見つけていっていたような気がする。そこには、誠実に相手に向かい合おうとする気持ちだけがあるということなんだな、と思う。今、「忙しい、忙しい」「大変だ、大変だ。」と訴える人が大人も子どもも多い気がする。話し切る、聞き切る、それを続ければいいんだね。そんな時間の優先度をあげないと。
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みそ
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もっとオープンダイアローグを学びたい。日本の行政の福祉現場に取り入れていくにはどうすればいいか考えたい。
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tetekoguma
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これまで組織開発やナラティブ・セラピーを学び、対話の力を実感してきましたが、さらに深めるためにオープンダイアローグを知りたいと思っていました。まず最初に読んだのがこの本。人に話を聴いてもらう、自分事を話している他者の話を聴く、その人のことは本人がいないところでへ話さない、といったシンプルなルールで運用される対話で人々が回復していく不思議。理屈ではなくまずは体感すべきなのでしょうが・・・他者との繋がりの力を感じるのに十分な内容でした。オープンダイアローグ・・・もっともっと知りたくなりました。
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ぽぽる
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こうした実践が垣根を超えて広がっていけばいいと心から思うけれど、論破が流行る国である、雲行きは…。
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はんぺん@ヒト×コト読書会
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あらためて、オープンダイアローグとは治療の技法ではなく、対話の哲学なのだと感じた。「その人のいないところで、その人の話をしない」。このことは、目の前の人の尊厳をどこまでも重んじようとする決意であり、すべての個人が互いに尊重し合うための土台と言える。目先の利益や小手先の言葉のやり取りに留まることなく、実直に、誠実に在ることを心に刻みたい。
はんぺん@ヒト×コト読書会

11月4日(土)の「ふらっとみんなで読書会 第2回『感じるオープンダイアローグ 』」に参加しました。 本人や家族と一緒に考える/ヒエラルキーから脱却して対等の立場である/日常の中に対話が生まれ、続いていく/ありのままの素直な自分をひらく/聞いてもらえることで聞けるようになる―。読書会のスタッフさんたちによって紡がれる対話に耳を傾けながら、「オープン」に込められた意味についてじっくり考える時間になりました。自分が主催する読書会でもオープンダイアローグのエッセンスを取り入れたいです。

11/05 12:07
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モネ
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自分が原因のわからない不安の中にあって、それが苦しいから解消したいという思いで読んだ。『モモ』を読みかけている時でもあって、「話が聞ける人になったら必要とされるのでは」みたいな気持ちもあったかもしれない。筆者の個人的な語りを読みながら泣いて、「実行できるスキルを求めてしまう」という筆者に共感して。さくっと読み終わってしまったのだけど、いつでも実践を始められること、話すことで状況が「大丈夫になる」ことがわかって安心した。実践されている場にも行って体験してみたい。
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ブルーツ・リー
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今の投薬中心で、しかも投薬のための情報集めばかりになってしまっている精神科医療に革命を起こせるかも知れない、オープンダイアローグの実践書。 基本的には、この路線は正しいのだと思う。現状の精神科医療に置いて、何でもかんでもケミカルで、人の話を聴かない事を良しとする医療がいつまでも続いて欲しくはない。 「対話」にルールとか科学を持ち込んでしまう辺りには、個人的には反発を覚えない部分が無い訳では無いが、その辺りの問題さえクリアできれば、今後、対話型の、民主的な精神科医療を拓く礎になれる可能性がある療法と見た。
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ぴかぴか
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「自分自身との対話ができていなければ他者との対話を聞くことができない」「対話がどのようにして人を癒すのか」などなど共感できる点や参考になる点、始めて知ることなど読み応えがあった。
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ぴかぴか
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オープンダイアローグについて森川すいめいさんの体験、研修の模様を交えながら詳細に紹介してくれている。作者の人生も語られている。作者の亡くなった母親の最後(と思っていた)にかけられた言葉が「あなたはやさしくない」だったらしい。私はドキリとして、時々そのページに戻ってはまたドキリとして涙する。もしかして私の母親もそう思っていたかもしれないと回想したからだ。「あなたはやさしくない」・・あぁキツイなあ、優しくなりたい、ありたいと思う。その他オープンダイアローグについては「自分自身との対話ができていなければ他者との
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maki
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多くの人は飲み会と称して、実はオープンダイアローグを自ら実践しているのではないかと感じた。これで何かが改善するわけもないが気の合う仲間とのたわいのない会話が精神衛生上きわめて重要な役割を果たしているのではと言ったら言い過ぎであろうか。
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水谷アス
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人はどんな人生であれ傷を持って生きている。 傷を隠して鎧を着て生きるのではなく、裸になって傷を人に見せ、自分でその自分を受け入れながら生きていく事で強くなれる。対話によってそれは深められるという。 話を話し切ること。遮らず聴ききること。聴ききったあとに聞いた人間がその話について対話すること。受け入れられた安心感は自信に繋がり、聴いた側は話した人間を一欠片理解する。読書会のシステムは、実はオープンダイアローグなのだと思った。良いと思ったものを遮られずに人に伝えて、その後対話する。それはとても良い時間なのだ。
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epitaph3
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Audible
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おもち
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この本を読んで自分ができることはなんだろう、と考える。組織にこれを実践していこうと提案していく勇気が出ない。だから、少しでも誠実に実直に相手の話を聞いて、自分の気持ちを紡ぎながら対話をしていこうと思った。読んだだけなのに、なんだか優しい空間に包まれた様でした。
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Hiroh
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ネタバレ再読。読書会で3回に分けて読んでいった。自己開示の難しさ、自律的に対話を続けるにはどうしたらいいのだろうということが再読時に一番残った感想。また、話し合う中で気づかせてもらったことは、職場で苦しくなってしまった夫の例など、結局苦しんでいる側が対応を迫られ変わることを余儀なくされ、その原因を作った側はなんのアプローチも受けることなく温存、放置されてしまうということ。カウンセリングでもコーチングでも起こりうることだと思った。問題が起こる前から、対話的であることが、職場でも学校でも必要なのだと思う。
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ウッキー
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まだ全てを味わい尽くしていない。しかし、たった1回読んだだけで、関連書籍にあたり、オープンダイアローグに2度参加した。行動を変容させるだけの力のある本だった。参加してみて、聞くということ、いまここの時間に集中するということがいかに難しいか実感した。著者と同い年。生まれ育った地域もすぐ近く。共感しつつ、ああ頑張って自分の時間を生き切らねば!と内省。力をもらった!
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garigari
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著者の人生と学びを追体験するようで、まさに「感覚的に捉えられるように」なる本。
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kenji yabuta
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話し切るという経験はどれ程あるだろう。聴き切るという経験はどれ程あるだろう。お互いを完全に理解する事などないだろうけれども、理解し合う事を諦めたくはない。そして理解しようと努力する事は続けられるはずだ。
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エガ
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話きること 聴ききること 鎧を脱ぎ捨てること そしてオープンダイアローグの目指すべきは対話を続けること すいめいさんの人生にそって紡がれる物語とオープンダイアローグとの出会いが印象的だった。
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