形式:単行本
出版社:青志社
形式:文庫
出版社:祥伝社
延々と、映画の内容説明と、ゴシップネタとが続いて、読んでて疲れましたけど、最後には感動させられました。90年代のショーケン主演ドラマを数本監督した、TBSのドラマディレクター戸高正啓氏の、晩年のショーケンとのエピソードなんですけど、撮影時にはかなり迷惑させられたものの、それを後年、濃密な時間と、大下氏が戸高氏の気持ちを代弁しています。 あと数ページで、この本を読み終わる、というところで、この言葉があることで、最終的には感動的な一冊になったと思います。
ちなみに、自分が好きなショーケン出演作品は、深作欣二監督でショーケン主演の『いつかギラギラする日』。 でも一番好きなのは、ワンシーンだけ登場した工藤栄一監督の『その後の仁義なき戦い』のショーケン。 好きなショーケンの曲は、70年代だと「あゝお前」「泣くだけ泣いたら」。80年代だと「GAMBLER」「Shining With You」。 ショーケンの音楽活動にほとんど触れていないこの本を読み終わり、無性に聴きたくなりました。
【追記】恐らく彼と付き合うのは男女の別なく大変。故に、彼と関わりを持った女優さん達もそれなりに大きな心と器量を持っていたのだろうなと感心する。高橋恵子、いしだあゆみ、倍賞美津子、石田えりなど、みんなフトコロが深そうだ。…ショーケンと沢田研二と松田優作は、タイプこそ微妙に違えど天才と狂気を併せ持った類い希な人だったと思う。
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