形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:フォレスト出版
矢印の方向が逆になってしまった。
TVで取り上げられて有名になると、自分をコントロールできる人間などいるのだろうか、自分の姿がカメラに映る。それは大事件で、そうなるとカメラに求められた行動を人は取るものだ。例えばリアリティ番組なんかでは、カメラや自分が取り上げられることを意識した行動をとり、それが元で暴走してしまい、それがSNSなどで批判され、自死してしまう事件などがある。カメラに写されることで行動が変わるなど、あたりまえでないかと思う。すべて嘘ではない、けど本当のことでもない。
義家氏が送ったメールにはそうした思いがあったのではないか、それに対して著者は驚いたことばかりしか書いてない。読んでいて、(ホントは気づいているんでしょ?)と言いたくなった。 もちろん、著者が自身の責任を意識しているくだりはあるが、すごく少なくて、言い訳以上のものを感じなかった。もっと自分の罪にもきちんと向き合ってほしかった気がする。
お台場に新社屋を建てた時点で終わってたんだろうね。報道が命のテレビ局が都心から離れた埋立地に遊園地みたいな社屋を作ってどうすんねん。
後半になってくると義家氏よりも著者の方に怒りが(個人的に)いくという不思議な読書体験ではあった。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
矢印の方向が逆になってしまった。