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奮闘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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bapaksejahtera
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シリーズ第5作。田舎町で成功した一家の娘が当主の気に沿わぬ若者と結婚するが2年程して殺される。小さな町の事件。捜査の叙述より、田舎町の人間関係や階級性を覗わせる会話が大部分を占める。犯罪事実も比較的単純な物であったが、ドーヴァーは終に失敗を犯し尻に帆掛け逐電する。いよいよの事態である。小説前半で警視庁の副総監がドーヴァーを辞めさせた者は昇進させると幹部会議で発言しその旨をドーヴァーも承知しているとの記述がある。次巻以降著者はどう始末をつけるのか心配だ。なお本作で訳者が代わり口調が変化する。少し気になった。
0255文字
ネコベス
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便器の販売で財を成した富豪の一人娘が撲殺された。地元警察は町一番の有力者の捜査介入や叱責を恐れ、ロンドン警視庁に厄介な事件を押しつけた。かくして派遣されてきたのがドーヴァー警部とマグレガー刑事。ドーヴァーはろくに捜査もせずに早々と被害者の亭主が犯人と決めつけるが、そうはさせじとマグレガーが奔走する。久しぶりのドーヴァー物だが、記憶通り性格は無神経でケチで短気で傲慢怠惰で品性下劣な警部と、シニカルなブラックユーモア溢れる楽しい作品であることを再確認。病院の順番待ちを無視して病人から袋叩きに会うシーンが愉快。
0255文字
司
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シリーズだけど訳者さんが変わって、「俺」が「僕」になって、ドーヴァーの傲岸さが減って慇懃無礼が追加、みたいな。
0255文字
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奮闘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)評価67感想・レビュー3