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「十五少年漂流記」への旅 ―幻の島を探して (新潮文庫)

感想・レビュー
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ふらい
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十五少年漂流記のモデルとなった島に行ってみる話。従来モデルと思われていた島とは違う別の島説が出てきたので両方いってみるというもの。内容は関係無い思い出語り3・十五少年漂流記の思い出語り・実際の旅行記が3:3:4といったところ。他の本で書いたという旅行の話がちょくちょく出るので、この作者のファンの人は二番煎じ感強そうだなと思った。2つの島の結論は、結局位置や生態系や地形を上手く混ぜて使ったぽいという事に。おそらく地図は見たんだろうけど、伝え聞いた話だけを頼りに見事に描き切ったジュール・ヴェルヌはすごい。
0255文字
まひはる
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ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」の舞台である「チェアマン島」を探しに行くというエッセー本。
0255文字
シングルモルト
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ネタバレ『足のカカトをかじる犬』で紹介されていた本。僕はシーナさんの真骨頂は私小説と探検記にあり、魅力の元は彼の行動力にあると思っている。この本も『十五少年漂流記』のモデルとなった島が従来考えられてきたハノーバー島なのか、田辺教授の考察どおりチャタム島なのか、実際に行って確かめるというもので、よほどの酔狂でなければ行ってみようとは思わないよね、と思わしめる旅である。観光旅行とは異なりそれなりに不便はあれども華やかさのない旅ではあるが、しっかりしたテーマと「昭和軽薄体」と言われた文章が全体を明るく照らしている。
0255文字
CTC
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21年新潮文庫、単行本08年同社刊。単行本時から「改題したもの」との表記があるが…『十五少年漂流記』につく鉤括弧が二重鉤から一重に変わっている。そのような書物を巡る旅なのか、そのような事象を巡る旅なのか、著者の考えが変わったのだろう。ここで…実は本書解説を著者の長女=弁護士で翻訳家の渡辺葉さんが記しているが、渡辺さんは書名に二重鉤括弧を使っていない。一方でシーナさんは書物としての『〜漂流記』とそうでない場合を使い分けている。読了後に確認していったが…コレは新潮の校正者スゴいね、ちょっともう頭が痛くなった。
CTC

感想としてはまぁ面白い、しかなくこの位の読み物だと休日にも読み進められる(苦笑)。 椎名誠の娘=渡辺葉は米国弁護士だが、15年に椎名誠と『十五少年漂流記』を共同翻訳した。同書の著者はあのジュール・ヴェルヌだから…仏語だ。渡辺が仏→日、その日本語を読みやすくしたのがシーナさんということだ。 本書を読んでも全く思い出せなかったのだが、『〜漂流記』には仏・英・米出身の少年が登場し、出発地はニュージーランドだという。12歳の甥っ子(シーナさんからすれば孫)を意識して訳したものだというが、是非読み直したいと思う。

03/20 20:42
0255文字
こだっく
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高校生の頃は椎名誠さんの本を読み耽っていた。おにぎりの具はおかかが1番好きになったし北への旅を読んで東北にも行った。久しぶりこの方の旅行記を読んだらやっぱり面白い。次に読む本が決まった
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北刻堂
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十五少年漂流記 実は読んでいません。しかし、創作で書かれた物語とは言え、ジュール・ヴェルヌが、資料を元に舞台設定したという、実在の島を訪ねるというのは実に魅力的な試みに見えた。 本書を読んで、思わずチャタム島への交通手段を調べてしまった。 しかし、チャタム島の先住民族のモリオリ族が、同じポリネシア系民族のマオリに殲滅されたという歴史には驚かされた。ヴェムヌの物語では国籍の違う十五人の少年達が結束するのに対し、現実世界では、抗争に発展しうる可能性の方が高いのかも知れないな・・・・・
0255文字
Eddie
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子供の頃の読書経験や夢や空想などなどを大人になってから訪ねる旅ってとても尊いものだと思います。 それをしっかり覚えてて実現させて本に残すのがまたシーナさんらしいところですね。
0255文字
よしかつ
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フィクションのことを大真面目に研究しにいくエッセイ。島のことだけでなく、行くまでの過程やエピソードが多くて楽しめた。本好きとして、物語の世界に足を踏み込む楽しさや、贅沢さを羨ましいと思いました。 未知なる世界に足を踏み込むことが、新たな自分自身を作り出すことを教えてもらいました。
0255文字
時代
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少年シーナが読んだ「十五少年漂流記」のモデルとされている島への旅。さまざまな世界の旅の思い出を踏まえながらその島へ。珍しくマジメな感じ◯
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Sakie
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「十五少年漂流記」は少年シーナマコトの冒険心の芽を育んだ。そのモデルとなった無人島へ上陸する企画。とはいえ、現地の描写は数ページである。脱線のように過去の旅での体験や知識が披瀝されるので、意図を計りかねて置き去りにされそうになる。もちろん適当な紙面埋めなどではなく、言わんとすることがあるのだ。椎名家の書棚にはフィクション・ノンフィクションを問わず、冒険記や漂流記が膨大に並んでいると推察される。経験と知識が合わさって初めて立つ仮説、実感があるのだなあ。シーナ級でないとできない偉業である。珍しくちょい辛口。
Sakie

セルカークの物語が無性に気になる。

05/16 16:51
0255文字
雲をみるひと
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椎名誠の十五少年漂流記の舞台を検証した旅などが記された旅エッセイ。十五少年漂流記関連以外の題材も収録されている。他の自作のリファーがかなり頻繁に見られるのは気になるが、関心の高い題材を扱う時の作者の熱量には引き込まれる。十五少年漂流記の舞台についての考察も納得感があった。
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はかり
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「十五少年漂流記」は私の子供の頃の愛読書で、漂流ものは大好物である。それを椎名誠が追いかけるという題名に惹かれて購入。あの島に二つの候補があったことや、この本が最も読まれたのは日本だということを初めて知った。最大の驚きは私の地元で郷土史家的な存在で有名な園田女子大の田辺真人教授が、モデルとなった島は別にあると論文で指摘したこと。田辺氏には何度かお会いしたが、彼にそんな側面があるとは全く知らなかった。これだから読書は止められない。
0255文字
テペーイ
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十五少年漂流記で主人公達が流された島(チェアマン島)を探すドキュメンタリー的なものかと思いきや、その目的を主軸に据えながら色んな地域を旅した回想を多く記した紀行文だった。 もっと考察や推測などを経て現地に向かい、その結果を記したものかと読前は期待していたので少し拍子抜けしたが自分は旅行記、紀行文といったものが好きなのでそういう意味では楽しく読むことができた。
0255文字
rincororin09
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怒涛の勢いで読破。シーナさんが愛読する荒れ地系の本の紹介のおさらい…みたいな感じでしたね。巻末のリストも嬉しい。こうしてみると僕はシーナさんの影響を相当受けています。かなりの率で読んでます。安全保障付きの漂流ってのが良かった。叶うなら僕もやってみたい。
0255文字
勝丸
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幻の島を探す紀行文を主として、合間に色々な場所を訪れた体験談が書かれていた。いずれも、中々普通では行けない様な場所で興味深く読了。
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Fugitive
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久しぶりの椎名誠さん。少年のまま大人になった稀有な人。 相変わらずの怪しい探検隊で、スマホのない時代の旅を思い出した。
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左近
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ロビンソン・クルーソーのモデルとなった船乗り、アレグザンダー・セルカークが暮らした島を実地調査する高橋大輔『ロビンソン・クルーソーを探して』がなかなかに面白い本だったので、本書も期待して手に取ったが、こちらは調査というより紀行文で、肝心の島に関する記述も少なめであった。とはいえ、民族文化論的部分や、外国での様々な体験談はやはり興味深かった。研究本ではなく、オトナ的視点で語るシーナ氏の旅行記として読めば、きっと楽しめると思う。蚊は高温多湿を好む生物だと思ってたけど、アラスカに大量に棲息してるのか…。
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ジロリン
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何か「冒険するぞ!」ってドキドキも「『15少年〜』の謎解きに挑む!」ってワクワクもなく、つまんなかった。シーナ氏も歳とって感受性とか色んなものがすり減っちゃった?という印象…
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サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
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シーナ隊長の怪しくない探検(笑)。「十五少年漂流記」のモデルとなった島を探す旅。「十五少年漂流記」は私も子供の頃にわくわくしながら読んだ記憶がある。モデルになる島があるのは知っていたけど、通説ではない新しい説があるとは!実際読んでみて確かに新説のチャタム島の方が「チェアマン島」のモデルに相応しいと思う。ただ楽しく読ませてもらったが、肝心の島に関する記載が少なくて寄り道のページの方が多いのが残念。「十五少年漂流記」を再読してみようと思う。★★★+
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ikedama99
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シーナ節炸裂・・というよりも、あのアイスランド紀行の雰囲気に似ているようにも思える。ハーノーバー島が実在の島で・・というのは知っていたが、別の島が候補にあがっていて、そちらに迫るというのは面白く読めた。また、人の起点になるような本は必ずあるものだとも思った。自分なら何の本だろう?・・「ムーミンパパ海へ行く」と「南極越冬記」だろうか・・などとも思った。「十五少年漂流記」それ自体を読んでみたいと思った。思えば、小学6年生の時にもらった本で読んだきりだ。今なら、・・と思うとうれしくなった。
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okin
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話のモデルになった場所に向かうのは楽しそう。気になったら行くっていうのは椎名さんらしいな。遠い昔に実際の土地を見たわけじゃなく、地図だけで想像して物語を書いたヴェルヌは凄い。
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あつし@
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「十五少年漂流記」…。 自分の少年時代を豊かにしてくれた思い出深い本だ。(ちなみにもう一冊は「源義経」)間違いなく椎名誠さんと同じような思いを持ちながら何度も読んだ本。その漂流記の舞台となった無人島を椎名さんが探す旅行記。それまでの豊富な旅のエピソードを背景にして書かれた何故かとても豊かな旅行記だ。懐かしさとさわやかさがあった。
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香住
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ヴェルヌ作品が好きなのでタイトルに釣られて買ってみたが、序盤はチェアマン島の話などかけらもなく、汚らしい蚊やらダニやらの話が出てきて閉口した。こういう野性味あふれる話が好きな人にはたまらないのかもしれないが、自分には合わなかった。
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吉田正
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ページ数少ないのに結構時間かかったたな。
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わんだら
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ヴェルヌの『十五少年漂流記』の舞台となった<チェアマン島>に実際に行ってみた、というエッセイ。なんとなく島の設定は架空のものだと思っていたのだが、モデルになった島があり、そこに行くということに驚いた。まさに聖地巡礼であるがスケールが違う。twitterで見かけて気になっていたので、本屋で見つけて速攻で入手してきた。
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「十五少年漂流記」への旅 ―幻の島を探して (新潮文庫)評価57感想・レビュー25