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全体的にとても良かったし、読んでる途中から2週は読むぞ!と心に決めるくらい好きだけど、ちょっと気になってしまった点も。やっぱり「親の七光りなお嬢様」川淵だけ扱いが薄いかなぁ。最後の主人公の勝因も、偶然上手くいったからというのは漫画なんかで対決モノを読む身からすると、勝利のロジックが弱く感じてしまう。名店でシェフが主人公をロスティチェーレ(焼き方)に置き続けたというのがたぶん伏線なんだろうけども。あと料理や素材の名前がポンと出されてもわからないのは困った。説明が欲しい、むしろ美味しそうな挿絵も欲しい!
さらに追記。作者は料理の鉄人に関わってた人らしい。決勝の調理中にたびたび「〇分経過」のアナウンスが入ったり、チャレンジャーたちがこまめに片付け・清掃しながら調理してたり、臨場感ある描写はそのおかげか。半分ネタ番組だと思ってたけど意外と日本の料理界では大きな存在だったんだなぁあの番組。「キッチンコロシアム」も同じく料理番組を扱った小説であちらもオススメ。こっちよりも生々しい人間ドラマメインだけどどっちも好き。
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