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アイルランド妖精物語

感想・レビュー
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renkon
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アイルランドの妖精譚を巡る旅行記風の一冊。 妖精はアイルランドにおいて、陽気であり理知的であり人情深くもあり、禍々しくもある、様々な面をもつ。 特に面白いのは、現在においても程度の差はあれど妖精の存在を身近に感じていることだ。 『街へ戻るのか、と尋ねられたので、女王に会ってくると返すと、今日はお天気がいいからきっと彼女もご機嫌よ、と返してくれた。』 調べてみるとレプラコーンに注意という看板などもあるそうだ。アイルランドではきっと”古典的なファンタジー”が今も生きている。
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ならかわ
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アイルランドに行ってみたくなる! あと妖精の概念が広くて興味深い。
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しかくいグレープフルーツ
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ネタバレ本書に登場した、妖精やおとぎ話と人々の距離感が心に残った。つむじ風に会うと善き人々の旅路の幸運を祈り、鮭を食べたらフィンの話をする。あとがきにあった話の、善き人々がどんな姿でどんな生活をしているのかがはっきり分かったとしたら、それはもう『妖精』ではなく新種の動物かなにかだ、という言葉が特に好きだ。日本においての地蔵のような、怪異を信じていないとはいえ不敬を働くとばつが悪い思いをする空気感が感じられて面白かった。現地に赴き、本書にあったような話を語る姿を見てみたいなと感じた。また、筆者の語りも聞いてみたい。
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木倉兵馬
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アイルランドの紀行文を挟みつつ妖精や神話、英雄や現代の伝説を語る一冊。旅の情景があり、写真も時折挟まれるのでイメージがし易い。クーフリン、フィン・マックール、メイヴの話もあるので興味のある方はいかがか。
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サケ太
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著者の実際に見た景色と逸話を合わせながら、アイルランドの妖精物語を追っていく。様々な話があり、小説などの内容を思い出しつつ読み進めていくのが面白かった。
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りー
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著者のプロフィールが面白い。アイルランドと日本を行き来しながら、妖精の「語り」普及に努めているそう。そんな著者がアイルランドの各地を旅した旅行記と、その場所に因む妖精譚を記した本。私もアイルランドは一回だけ行ったことがあるのですが、きっかけはZABADAKの「二月の丘」という妖精譚にまつわる曲でした。ニューグレンジやアラン諸島、読みながら思い出しました(予想以上に寒かったのですっかり風邪をひいた痛い思い出もあります)。日本の民話との共通点が多くてとても心ひかれる国です。
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takao
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ふむ
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のれん
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アイルランド妖精譚の語り部たる著者が書いたアイルランド紹介。 著者が出会った人の語りを訳し、時に民話や神話を混ぜながら、体験談を語る。 妖精譚は怪談から紛失の悪戯まで妖怪と同じニュアンスを持つ。 だがイングランドを中心に繰り返された敗北と支配、文字による遺産を残さなかった先住民、と歴史の実像があやふやなアイルランドの妖精はさらに不思議だ。 彼らは享楽にふけることで夢を与え、畏怖されることで悲劇を吸う。 ジョークと謎で煙に巻く、見えないけどいる善き人々。その魅力は今なお衰えず、私たちの想像をかき立てている。
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あずさ
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ネタバレアイルランド妖精譚の語り部として活動する著者が、アイルランド各地の遺跡や伝承の伝わる土地をめぐりつつ、神話や民話を説明する書籍です。掲載されている神話と民話の多くは、私は既に他書で拝読して知っているものが多いのですが、土地の人々との会話や実際にその場に立って感じる情景などが浮かび、楽しい内容でした。
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