形式:文庫
出版社:筑摩書房
形式:Kindle版
あとがきにもあったように、知れば知るほど好意的にならざるを得ない そういう側面があったからこそ周囲には人が集まったし、彼が目指した科学者たちが自由闊達に議論して切磋琢磨する空間も成立して、ロスアラモスが成功(原爆を作れたという結果だが)した 人間として、思想として、リーダーとして魅力的だったんだろうなと思う 科学をどう扱うかは取り巻く環境によって大きく変わる 自分が潔癖だと信じて非難するのではなく、何が問題なのか、とことん突き詰めて考えられるようになりたい
ナチスの原爆開発を恐れてルーズベルトにアメリカの原爆開発を進言したのはシラード、ウィグナー、ケラー、アインシュタイン。物理学者だけでは原爆作れないから軍に移管したのはヴァネヴァー・ブッシュ。オッペンハイマーがロスアラモスの所長に任命されるのはその後。原爆の父の前にも父たちがいたのだった。
プランク登場の際に他の定数を「ていすう」と読むのにプランク定数だけは「プランクじょうすう」と読んでいた物理の先生を思い出した(笑)先生の先生がそうだったらしい。伝統を受け継ぎ継承している教え子はいるのかな。
私も「凡夫」でございます。
本のロマンスさん、コメントありがとうございます。凡夫…。良い響きですよね!
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