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未来 (双葉文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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turnip
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文庫版で再読。20年後の自分からの手紙。辛い“今”を乗り越えるために信じていた。いろんな事情を抱えている子供。気付くのって難しい。。
0255文字
青空工事
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ネタバレ周囲の人間(大人)が悪意に満ちている。重松清の「疾走」でも同じようなことを感想として書いたが同様に感じた。あとがきにおいて作者が「子供の貧困」をテーマにしていると書いていたが、周囲を見ない「大人」がその悪意なのかもしれない。これまでの作品とは異なり、あとがきにおいて「子供の貧困」について、より多くの人に身近に感じてもらえるように本作を書いたと記述してある。悪意のある「大人」にならないように周りをこれまでより少し注視したいと思う。
0255文字
こうちゃん
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虐め、貧困、虐待は無くならないと思う。 年齢の上下、社会的地位の上下、経済的な上下、容姿の良悪、など、こちらに競う気持ちが無くても勝手に比べられてしまう事もあるし。 人としての、根本的な概念、例えば「幸せ」という概念自体を無くしてしまわない限りは無くならないと思います。 価値観の統一や、違う価値観の許容は結局持たざる者の嫉妬を生み、持てる者の優位性にもつながる。 儒教の教えの年上を敬うことだって悪用されるしね。 ただ、この本みたいな現実が実際に身近にあると知る事は、何らかの抑止になるとは思う。
0255文字
🌸さくら@
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これは物語なんだけど、実際、家庭内犯罪が増えてるのも現実。事件が起きてからではなく、未然に防ぐ事ができる社会に、と熱望する。この話の人物はみんな辛い環境の子供たち。自分や大切な人を守る為に幼いながらも自分なりの考えや浅い経験の中で思いついた行動を起こすがどれも危なっかしい。誰も救う事が出来てない💧みんなに明るい未来を期待したいし、期待できる結末かと思いきや…。その先は描かれてはいないが少しでも希望を持たせてあげたい。辛い話だった。
0255文字
チェル
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ネタバレ10歳の章子に30歳の章子から手紙が届く、未来からの手紙。10歳の章子は30歳の章子には届かない手紙を日記のように書くことでストーリーが展開していく。この作家の作品は重い内容が多いが、読み進めてしまうのは何故だろうか。作家の力量というものか。本人があとがきを書いているが、一番言いたかったことはここではないかと。「知るという行為が、救済や抑止力につながることがある」
0255文字
Taka
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(2022/247)20年後の未来の自分からの手紙を受け取った10歳の章子が綴る、未来の自分に向けて書く手紙(日記)と、章子を取り巻く人の視点で語られる、章子の知らない物語の側面。湊さんは、本書を「子供の貧困問題」をテーマに据えて書いたそう(「エピソード3」は子供の虐待問題ではあっても、貧困関係なくないか?とは思うが)。湊さんの真骨頂ではあると思う。しかしというか、だからこそというべきか。読み進めるうちに、どんどんとやり切れない気持ちになっていく。
0255文字
むらかな
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未来の自分から手紙を貰った少女2人の物語。どのエピソードもまわりの大人が酷すぎる。あとがきに湊先生の思いが記されているのでそこも必見。
0255文字
よのすけ
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完読出来ず。 おもしろいしスラスラ読めると思う。けど途中でなんとも言えない気持ちになることがここそこであり読むのをやめてしまった。 いつか再読したい。 何度も言うけどちゃんと読み切れば何か感じるものがありそう。
0255文字
MF
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最初の手紙で少しは明るい未来が待っているのかと思いきや・・。
0255文字
いっちゃん
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ネタバレ書簡タイプの小説が嫌いなので、最初あんまりだったけど、手紙じゃなくなってから面白くなってきた。普通そんな長い手紙書く?未来の自分なら分かってる様なこと報告する?小4の文章ちゃうやん?治りょうとか習ってないとこ4年ぽく書いてあったり、急に難しい漢字つかってあったり、リアリティに欠けるなと冷めてたけど、後から一気にこれぞ湊かなえって本になってきた。誰も幸せでない話ばっかりで、未来ってタイトルなのにあんまり希望も持てない結末。なので、読了感は嫌な感じ。
0255文字
きゃんD
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読み進めるうちにどんどん辛くなっていく1冊。 登場人物たちが「未来」に込める思いが切なく苦い。
0255文字
りいちゃん
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私の場合 小説はその世界に入って 自分がいる「今」が 見えなくなるんだけど これは 登場人物のまわりが透けて よく見るニュースキャスターが いじめや虐待の事件を 読み上げてる… 本当に珍しい事ではなくて 身近にあるすごく悲惨な現実だと いうことを感じました。 SNSでいろんな事が広まるのに こんなに悲惨な事がなぜか見えない 私たちが見ないようにしているのか 見ても良い解釈で捉えているのか いろいろ考えてしまいました。
0255文字
かめかめ
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未来からの手紙で幕を開けます。過去からの伏線が、いろいろと絡まっています。いい大人と悪い大人がわからなくなってきます。湊ワールドそのものです。
0255文字
ぽんこ
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暗い…虐待と貧困の連鎖
0255文字
陽
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ネタバレ人の背景にさまざまな家庭環境があることを頭では理解しているけど、誰かが定義づけたりする必要はなく、みんなどうにか生きてると知った。その生活のなかで未来があることは希望になる。現状が辛ければなおさら。
0255文字
Hideo  Itoh
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今の日本では社会格差が顕著になっている。「中間層」にいられる者は、高望みさえしなければ、なんとか平穏な日々を暮らせる国だと思うけれど、下層にある人たちは、無限ループのように押し寄せる負の連鎖に、未来に光を見出せないままなんだろうね。中学生が「自分にマトモな人生が送れるとも思っていなかったし、どんな夢を持っても叶うはずがないとあきらめていた」なんて考えるような国であってはならないんだと思う。いちばんの問題は、自分さえよければいいと、異なる層で暮らす人たちに注意や関心を寄せないってことにあるんだろうな。
0255文字
サディ
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20年後の未来とのやり取りから話がはじまる。虐待やいじめといった社会に居場所のない子どもたちがもがきながら未来に向かって生きようとすることが描かれていた。 私的には、登場人物や時間の展開がわかりづらく感じて読むのに時間がかかった。
0255文字
まさ
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児童虐待・買春、DV、いじめ、貧困、、、とても重いテーマに向き合われた作品だと思った。湊さんが、今作で初めて書いたという「あとがき」にもある通り〝子どもの貧困問題は、、、厚い鉄の壁のような社会問題〟と思うし、正にこの内容は〝すべて、現実でも、起きていることなのです。特別な場所で、ではなく、多くの人たちが普通だと感じている社会の中で。現在進行形で起きていることの、ほんの一部を切り取っただけなのです。〟
0255文字
しゃあきん@
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ネタバレ微妙でした。この作家さん好きだけど、うーんって感じ。 なんというか、セックス中毒者しか出てこない。またかーみたいな。うーん。
0255文字
ぴょん
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すごく読みやすかった。結末でいつもみたいな衝撃はなかったけど、すごく考えさせられる物語だった。両親が共働きで、それでも土日は一緒にいてくれて、自分がやりたいことができるという日常は当たり前なことでもないし、いつもは明るくふるまっていても、実際心に何か黒いものを抱えていたり、複雑な家庭環境も存在していることを感じた。
0255文字
あかり
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面白かったです 2人の未来、その後を読んでみたいです
0255文字
すぶたのまるやき
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ネタバレ読んでいて章子が選んで進んでいく道がどんどん先が闇になっていく。それに気づけない周りの大人たち。破滅フラグが読んでいて気持ち悪くなってくる。章子も亜里沙も家庭環境が少し特殊だったせいで、片親が病気になっただけで、こんなにもつらい道へ行くのか。火垂るの墓と重なる現在の子供の貧困。日本で、令和で、平和な世界に住んでいるはずの、ありえなくない現実とあとがきで作者が訴えている。私はどれだけ幸せだったんだろうと改めて思う。他人を陥れることはしない人間になってほしいと、子供たちに願った。
0255文字
ヨシマル
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ネタバレ悲しくなる。いつも犠牲になるのは子供。章子を苦しめるお母さんに腹が立つけどお母さんも子供の頃に犠牲者だった、章子をいじめる女子も親の犠牲、その連鎖が更に悲しい。試練はあるけれどありさと章子には幸せになってほしい。
0255文字
EYES
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最後に筆者が、子供の貧困にもっと関心をもとうと読者に訴えているところで、湊かなえさんの思いを垣間見た気がしました。 家族に恵まれないことで、どれだけ子供が傷つくか、あまりにもリアルな内容で胸が痛みました。 私の回りでは子供の貧困が見えないけれど、先進国といわれる日本の問題として気にとめておこうと思いました。
0255文字
栞
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重たい。表紙は黒地に金色の文字で「未来」。これのどこが未来なのか。読むほどにそんな思いが募るのだが、それでも未来が待ってるならばと前向きにさせる。
0255文字
𝐲𝐮𝐚
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ネタバレ湊かなえさんの本は章ごとに視点が変わっていき、理解することが難しいと感じることがある。だが視点が変わることによってその人への印象も変化していくのだと思った。「どうしようもないほど絶望に充ちてもそれでも明るい未来は待っている」と、信じて前を向いて行動する人達に胸が打たれた。
0255文字
たけ
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重たい、しかし後書きに書いてあった通りでこの話はもうレアケースではないのだろう。貧困問題は給料の上がらない、でも物価だけは上がっていく日本において切実な問題だ。円高も進み、あと数年したら冗談じゃなく物が買えない日本人が多数を占め、1次産業に従事している人以外は食うものすら困る時代が来そうな気がする。
0255文字
Tomoaki
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ネタバレ章子の手紙の章が長く話の行方が見えづらかったが、次章から視点が変わって行くにつれ進みだす。DV,シングルマザー、PTSD,児童ポルノ、詐欺、売春とこの世の家庭問題が全て集められているようでさすがにゲップが出そうなこってり具合だが、最近の湊かなえのものではよい方。章子に起こることは、結局全て父親の死が発端になっているような気がして、そのたられば感が残ってしまう。
0255文字
ぴーち。
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続きが気になるのに、読むのがつらくて時間がかかってしまった。手紙の真相が分かったのはよかった。
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Tomoko
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未来から届いた手紙が支えてくれて、ラストに繋がったのが救われた。
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meme
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久しぶりに読書登録。 子供が生まれてから読むと、尚更心が痛い。読み終わってもスッキリはしない。でも、未来に希望を持つことはできる。
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ふぅママ
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湊かなえさんは大好き。 子供の貧困についての問題。 貧困と言ってもお金の問題だけではない。子供を産んでからこういう物語を読むと本当に心が痛む。でも現実でも起きていること。 読み終わった後もスッキリはしない。 でも未来はあると感じさせる。 当たり前だけど変わらないといけないのはいつでも大人である。
0255文字
ななつのこ
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職場の人から借りた本。救いようのない話しで、読み進まず読了に1ヶ月かけてしまった。もう当分、湊かなえさんは、お腹一杯。未来のあるストーリーを読みたい。
0255文字
ゆき
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途中まで読むのが辛かった。篠宮先生の章の後半あたりから、ほのかに光りが見え始め...タイトルの意味がじわじわ来た。
0255文字
koba
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 いじめ、近親相姦、DV、虐待、不登校、遺産争い、自殺、殺意…。そんな環境の中で育った子どもたちに果たして未来はあるのか。読後には希望はなく、ただ暗い気持ちになる。本作の評価は高いようだが、個人的には星★くらいか。「湊ワールドの集大成」と謳っているが、果たしてそれに値しているのだろうか。
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てんふぃ
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女子中学生二人のもとに未来から手紙が届く。 差出人は学校の先生。 各々の人生の苦労が描かれる。特に性的虐待について。 いろいろ考えさせられる。最悪な出来事が重なりすぎててありえへんって思うけど、ひとつひとつは周りで起こっているかもしれん事。
0255文字
river
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ネタバレ一気に読み終わりました。虐待、近親相姦、いじめなど目を背きたくなることがてんこ盛りでした。先生幸せを、あきことありさにも明るい未来をと願います。
0255文字
mochi
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ネタバレ湊かなえさんにしてはずーっと暗い話であまりどんでん返し的なものはなかった印象だけど、あとがきまで読んでなるほどといった感じ。貧困で育つ子供は大変だし、今時は少ないのかなと思ってたけどそうではないのかしら。あの二人にも明るい未来があると良いが…
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eiro
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ネタバレ読もうとする本がなく、仕方なく図書館で手に取った本。イヤミス作家だとは覚えていたが、出るわ出るわ読んでて胸の悪くなる話のオンパレード。貧困、いじめ、家庭内暴力、性暴力、近親相姦、放火、毒殺。未来なんてあってもどんなものだろう。ここまで堕ちたら、ちょっとした浮上でも大きな幸せを感じられるだろうか。ドストエフスキーを少し思った。本当に胸の悪くなる読後感。でも読むのを辞めさせないんだよなあ、湊かなえさんは。他も読んでみたいって思うもの。
0255文字
ミキ
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ネタバレ重いエピソードが多くて救いや希望が見えないお話でした。子どもは親や環境を選べないしもがきながら生きていくしかない。小説の中だけの話では無いという後書きが強い印象を残しました。一人語りの出だしから三人の視点を経て物語がつながっていく様は見事でした。
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