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小川洋子のつくり方

感想・レビュー
82

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ayah
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「私は小説のなかで登場人物たちが会話したり議論したりするのを書くのが苦手なんですね。ですからできるだけ彼らが言葉を交わさないで描写できる方法はないかと考えるんです」
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mihayu
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★★病院の待ち時間に
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takao
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ふむ
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あんこ
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小川洋子さんファンブック。田畑書店編集部に感謝したい。 もう10年程前になるけど、フランスで小川さんが人気だと聞いて、留学中の友人に翻訳本を送ってもらったことがある。まさか同じ出版社がずっと担当しているとは知らなかったので、小川さんへの愛を感じた。私が貰った本も表紙が素敵で、色んな国の小川さんの本をいつか集めてみたい。 言葉で全てを伝えることはできないと思っているという話や、制限されているからこそ自由になれる、といった小川さんらしい文学観が印象的。
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ちゃっぴー
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フランス・日本での刊行トークイベントや講演会。堀江敏幸さんのインタビューなどで構成されている。巻頭のニューヨークタイムズに掲載された原爆について綴ったエッセイ「死者の声を運ぶ小舟」は心が揺さぶられた。静謐で美しく、どこか狂気を孕んでいる作品がどのように創作されているのかその舞台裏が垣間見られる。小川洋子ファンにお薦め。
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飼い猫の名はサチコ
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国内外で開催された出版イベントや講演会、インタビュー等での著者の言葉を採録したもの。小説の読み方は読んだ人の数だけあって良いし、自由に読めばよいとお墨付きをもらったような心強さ。著者曰く、死後に、自分の小説を必要としてくれる人がいて、自身が想像もしなかったような、込めた記憶のない風景を読み取ってくれるような小説を書きたいとのこと。第6章の「全作品解説」は、未読の本が多いので、読まないでおくことにした。
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涼
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71点。原稿の寄せ集めで、まとまりがない。巻末の全作品解説で、これまでの流れをざっとつかめたのは良かった。ただ、この解説をさほどは信用していない。
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夏
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小川洋子さんが好きな方には必読の一冊。小川洋子さんの作品が、小川洋子さんへのインタビューとともに、小川洋子さん自身の口で語られている。わたしがなぜ小川洋子作品を好きなのかということを、まるで小川洋子さんが代弁してくれているかのようだった。自分では言語化できなかったことを、一つ一つ丁寧に小川洋子さんが語ってくれて、そうだ、だからわたしは小川洋子作品が好きなんだと、あらためてしみじみと感じた。いつか小川洋子さんの講演を聞いてみたいなと、強く思った。小川洋子さんの言葉を直接聞けるなんて、なんて幸せなんだろう。
夏

星4.5

11/08 15:33
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水の都
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発行書籍一覧が巻末にある。博士の数式以前の作品は未読多判明。小川洋子さんをもっと知りたい読者には打ってつけの書籍だろう。無機質だと感じていたのは無機質だったからだ。納得。
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Maumim
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高校生の頃から読み続けている小川洋子。 一度読んだら読み返していないので、初期の頃の作品は内容もあまり覚えていない。改めて読み返してみたくなる。少し前にFMの番組も終了してしまって寂しい。 「どんなに平凡だと思える人間にも、どこかアブノーマルなところがありますよね。それを上手に隠しているだけの話であって、その隠しきれないものを見つけ出してくるのが小説を書く喜びではないでしょうか。上手に隠して、皆どうにか社会生活がスムーズに進むように、とりあえずの社会で生きているわけです。狂気や非日常的なものを抱えて、
Maumim

妄想に悶え苦しみながら生きているこのとりあえずの世界を覆っている膜を一枚はいでみたらこうなった、という、そこを小説として読みたいし書きたいと思います。

10/22 10:04
Maumim

「子どもを出産した時感じたのですが、産声ってめちゃくちゃ悲しそうな声なんですよね。ものすごく悲哀に満ちた声で、子どもは泣きながら生まれてくるんですね。そのことがお産でいちばん印象的でした。

10/22 11:23
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みあ
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小川洋子の小説は好きなものと嫌いなものにはっきり分かれる。『ミーナの行進』は好きだが『妊娠カレンダー』は苦手である。それは、小川氏が『アンネの日記』をバイブル的なものとして挙げられていることが関係すると思う。そして、この本を読んでもう一つのことに思い当たった。私は小川氏が描く狂気が嫌いなのである。あまりにも上手すぎて、私の中の狂気をも引きずり出して来る。けれども、狂気が描かれていない小説に存在意義はあるのだろうか?私は私の中に潜んでいる狂気を表現したい。小川氏は短い小説でも完璧な闇を生み出す作家だと思う。
中村です

はい、機会があればぜひ読んでみてください。みあさんの『琥珀の…』の感想、楽しみにしてます☺️。

10/11 06:49
みあ

了解です☺️

10/11 07:50
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minami
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小川さんの紡ぐ物語が大好き。儚く静かな語りで、愛おしくて息を潜めて読んでしまう。意外に思ったのは登場人物たちが、動き出したり話したりするのを待つということ。辛抱強く、一文一文を書きそして何度も読み返す。とても言葉を大切に扱われているのかよく伝わってきた。だからこんなにも心に訴えてくる作品を読むことができる幸せ。そして全作品の解説付きで、こちらも読み応えがあった。実は初期作品がほとんど未読で、これからの楽しみにしたい。イメージを膨らませて他の作品になっていたりもして、小川さんの想像力にまた何度でも痺れたい。
たいぱぱ

この本、凄くいいよね!小川さんも凄いけど、編集部の小川愛が溢れてる気がします。

10/17 18:16
minami

たいぱぱさん、そうなんですよね、小川作品はもう世界の人たちから愛されてますね!じっくり読みました♡

10/17 20:25
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ヴェネツィア
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こんなタイトルだが、要は小川洋子に関する諸々を寄せ集めてきて1冊の本にしたてたもの。ニューヨーク・タイムズに寄稿したもの、海外での小川文学の受容、とりわけ人気も評価も高いフランス語圏の記事、インタビュー(堀江敏幸と千野帽子)、そして小川洋子の講演録が3つ。一番有意義だったのは、彼女の講演での発言、例えば「言葉で書かれた小説を読むことによって、言葉が届かない場所へ行っているかもしれない」、「結局、作者自身、自分が書いているものの意味を考える必要なんてない。ー中略ー作者の手を離れたところで、その小説が⇒
タリコ

読みたくなりました!

10/03 09:41
ヴェネツィア

タリコさん、小川洋子の作品がお好きなら是非!

10/03 11:07
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Roco
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⚪︎第5章 小川洋子のつくり方 小説の生まれる場所  (於: 関西大学)/ジュウシマツ、芸術、言葉、物語
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小倉あずき
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小川洋子の作品は数えるほどしか読んだことがなく、ニューヨークタイムズに寄稿を依頼されるくらい世界的に認知されているということを今回初めて知った。 彼女の作品に出てくる登場人物は心身いずれかに何かしらの欠損を抱えていて、それを埋め合わせるために却って過剰な行動に出てしまうということが多いが、程度の差こそあれ、どんな人にも思い当たる節はあるだろう。だからこそ世界中で読まれているのだな。 巻末に収録された神田法子氏による小川全作品の解題は圧巻。未読本を選ぶ際の格好のガイドだ。
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なっく
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国際社会では英語が標準語で悔しい思いをすることが多いけど、日本語が母国語で良かったと思うことの一つに小川洋子の作品を原語で読めるということがある。それくらい彼女の作品は、細やかで、密やかで、そしてあっという間に消えてしまいそうな、そんな素敵な言葉に溢れているのだが、その背景というか舞台裏をちょっと垣間見た気分がした。そしてなぜ私が彼女の作品を好きなのかも解説してもらった感じ。動物が獲得しなかった言葉という表現方法を人間はもっと大切にすべきだな。
ちーちゃん

なっくさん、素敵なレビューです🌟小川さんに読んでほしい、めちゃくちゃ嬉しいんじゃないかなって思った。本当にジーンです(*^^*)/♡

07/07 00:34
なっく

ありがとうございます、小川洋子さんのレビューは、作品の世界を壊しちゃいそうでドキドキもんです

07/07 17:50
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小太郎
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最初のニューヨークタイムスに掲載されたエッセイ「死者の声を運ぶ小舟」を読んでやられてしまいました。ともすれば記憶が薄れてしまっている原爆というものに対してこれほどの気持ちを持ち続けている理由、それを物語の力、言葉の力を信じているからこその作家としての矜持は素晴らしい。 他にもインタビューや対談、作家小川洋子の核心を垣間見られるような本の作りにすっかり魅了されてしまいました。彼女の本は結構読んでると思っていたけれど、まだまだ読み落としている作品があるのを確認出来たのは良かったです。★4
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中村です
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いきなり英文でびっくり。NYタイムズに掲載されたエッセイでした。日本語の原文も読めます。ベルギーとフランスのトークイベントで『琥珀のまたたき』について現地のファンとの交流。海外読者の深い考察に関心しました。本人の解説には感動。読んだときの感情が湧いてきてボロボロ泣けてきて、外で読んでいたので困りました。小川洋子作品は素晴らしい作品であればあるほど感想が上手く言えずもどかしい思いでしたが、もうそれで良いかなと。自分が言いたいことがここに全て入っています。ファンとして幸せを噛みしめながら読みました。
中村です

ノーベル賞ねぇ、たしかに…日本での男女格差が世界的にも酷いという認識ですし、そういう意味でも女性作家に注目する方が良いだろう…みたいな感覚なんですかねぇ?どうなんでしょうね…。もし小川洋子さんがノーベル賞なんてことになったら、推しの作家さんが取ったことをまるで自分の手柄のように大喜びして騒いでしまいそうな気がして、なんだか怖いです😅

05/30 14:35
かさお

確かにちょっとドキドキしてしまいます😅

05/30 16:44
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crf2
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矛盾の世界で作品を生み出しているんですね
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かずりん
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小説やエッセイは年と共にいつしか女性作家のものを好んで読むようになっている。しっくりするのか。小川洋子さんの作品に漂う静謐で美しい空気感や暖かさが好きだ。日常の何でもないようなことに光を当ててくれる眼差し、語りかけるような行間がそうさせるのだろう。ひたむきに逞しく生きる日々。閉ざされたような場所で何かを失いかけている人が、大きく広がる世界を見せてくれ、輝かしいものを教えてくれる。声にならない声を言葉にするのが作家だという。理屈で説明できないものを見捨てず掬い上げて欲しいと願わずにはいられない。
コットン

小川さん、いいですよね~。静謐といえば男性作家の堀江敏幸の本もそれを感じます。おすすめは『河岸忘日抄』『その姿の消し方』

03/10 12:24
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takakomama
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ニューヨーク・タイムズに掲載されたエッセイや書評、フランスでのイベントや日本でのインタビュー、講座など小川洋子さんが語った言葉がぎっしり詰まっています。小説の読み方は読者一人一人の自由ですが、著者の小説に込めた思いや創作秘話がわかってよかったです。全作品の解説もありがたいです。私の好きな作家さんが、世界で高く評価されてて嬉しいです。同い年なので親しみを感じます。
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kurupira
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昨年秋にミュゼ浜口陽三の美術館で開催された「南桂子展 透き通る森」に行き、ショップで本書を購入。この企画展の特別企画として小川洋子さんがセレクトとした南桂子の作品、そのイメージで書かれた文章も合わせ展示されており、お得感あるセットで豊かな時間を過ごせました。本書の表紙も南桂子の作品からのデザインであり、世界観のイメージは合致していると思う。第一章のNYタイムズ誌で発表された「死者の声を運ぶ小舟」が印象に残る。別の章はインタビュー形式で作品創造について深掘りされており興味深い、未読作品にも手を伸ばしたい。
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あこ
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まさに小川洋子のつくり方。あの世界はこんな風に作られるのだ、と考える。
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四葉
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小川洋子さんの作品にうっとりしている私にコメントを下さったかたがお勧めしてくださった本。ありがとうございます。初めて図書館の相互貸借制度を利用して、何故だかちょっと緊張しながら読む。まず小川さんは世界的にファンがいるという事実に驚き!自分は関係ないのに何故か誇らしい。デビュー作から2022年の最新作まで全作品の解説がまた素晴らしく読書欲を掻き立てます。好き好き言いながらも読んだことのない本がたくさんあることを恥じる一方で、私を待っていてくれてる小川さんの本がたくさんあることにすごい幸せを感じました。
四葉

(途中で送信してしまいました)→もういっそ購入して、部屋の本棚に据え置きしたいです。(なかなかのお値段なので購入を躊躇してしまいました( ̄▽ ̄;))

02/11 15:14
yuppi

こんばんは。ネットで私も調べたらいい値段していますね。私が手に入れたときは本体価格の2600円より下がっていたと思います。早く読めるといいですね。

02/11 18:10
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f
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『物語の役割』(ちくまプリマー新書)とともに、わたしにとって本を読むときの道標のような作品です
かずりん

道標のような作品、本当にそう思います。

03/06 18:50
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DZ015
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ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿、仏や日本での講演、堀江敏幸らによるインタビューなどを纏めた一冊。自分が小川作品に惹かれる理由をご本人が解説してくれるような内容で「物語の役割 」と共にマイバイブル入り。小川さんの言葉はもちろんのこと、海外インタビュアーの素晴らしさに敬服。これだけの読み込みと深い洞察を携えてインタビューに臨んでくれたら作家としてもとても嬉しいだろうなと。外国人と見るや片言の日本語言わせよう言わせようとする日本のメディアに見習ってほしい。
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ありんこ
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「ことり」が好きなので、作品にまつわる小川さんの考え方や物語が生まれた背景を知ることができ、嬉しかったです。死や苦しみをうけとめるとき、物語が必要ということに関心を持ちました。芸術や音楽もしかりですね。ファンの方におすすめします。
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tsuki2b
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小川文学の世界における評価、インタビュー、公演など。小川さんの話がどのようなところから生まれてくるのか、どんなことを考えながら作品が作られるのかなど、興味深いお話。自分はけっこう読んだつもりだったけれど、全作品解説を見ると、まだまだ読んでない作品が。
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papico
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これはファンにはたまらない一冊♡「私たちが生きている世界は、自分が知覚できる範囲だけで成り立っているのではなくて、現実世界のちょっとした割れ目みたいなところを覗けば、そこにはすごく奥深い世界が拡がっている。そこへ旅するために小説がある、音楽がある、芸術がある。」はぁぁぁ〜まだ手付かずの作品を旅してみたい(*ฅ́˘ฅ̀*) 小川さんの講演や対談、創作への向き合い方、これまで出版された全作品の解説まで付いてて返却を躊躇ってしまう...期限ギリギリまで枕元に笑。
瑞子

papicoさん、こんばんは😃小川洋子さん、好きなんですね。残念ながら一冊も読んでないのです💦ただ、小川洋子さんが何年も前にテレビに出ててアップルパイを作ってたのです。そこで「人間ってすごいでしょう、この小さな10本の指ですべての物を作って来たんですよ」とコメントされてたのを今でも覚えています。

05/24 20:19
papico

小川さんがアップルパイですか(◕ᴗ◕✿) ✨テレビでご覧なったなんて羨ましいです♬どんなアップルパイだったんだろうなぁと今想像を膨らませてます笑🍎瑞子さんのおかげでまた新たな小川さんの一面が(୨୧•͈ᴗ•͈)◞ᵗʱᵃᵑᵏઽ*♡

05/24 20:51
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UK
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小川さんの海外の書評やインタビュー通じてのご本人のお話を編んだもの。まあ他の人の評価も多少は面白いが、何よりご本人が話したことなんだからこれは興味深々。 「一生涯読み返す本というのに十冊くらい出会いました」 なんて食いついちゃうよね。小川作品のファンなら、眺めてみてもいいんじゃないかなあ。と言って、この本を読んだから小川さんの作品が一層興味深くなる、なんて気はあんまりしないかも。もう十分凄いと思ってるものね。
UK

やっぱりご本人が語ってくれることは興味がありますよね。 小川さんにとっての一番の作家やその作品なんぞも言及されてますよ。 お楽しみくださーい!

05/07 13:33
papico

はい!ありがとうございます(* ¨̮*)/♡︎

05/07 13:45
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1367
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ネタバレ小川さんが書かれた2020年8月6日のニューヨークタイムズ記事から始まる。広島の原爆を主題にした反戦メッセージ…「死者の声を運ぶ小舟」とはそういう意味なのか。お手本のような文章構造、レトリックでした。気に入ったのはジュウシマツの求愛の話。メスに気に入られるためにオスは競い合って複雑な歌を歌おうとする。ところがときどき、あるレベルを超えるオスが現れて、そのオスはもう求愛しないで自分のために歌うようになる。「それがある種の天才の誕生」との学者さん談。なんだか悲しい。好きな人に好かれない人生なんて意味がない…
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コットン
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大好きな作家の一人:小川洋子さんについての話が満載。ブックデザイン好きとしては『海外で出版された小川洋子の作品たち』というカラー写真入りのコーナーにまず目がいく。8作家の8作品が一冊ずつ収録されたセットボックスとか良さそう(読めないけど!)。一番気になったのは堀江敏幸さんとの対談、千野帽子さんとの対談で小川さん自身フランス的雰囲気があると勝手に思っていますが、お二人もフランスに留学されておりそういう共通項が面白い。
コットン

中村さん、読まれたのですね。手元に置きたい本ってありますよね〜♪。

05/29 12:19
中村です

はい、小川洋子作品の海外の本も見れますし手元に欲しいと思いました。英国のデザインが一番良かったのですね😊。

05/29 15:02
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ぜんこう
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小川洋子さんに関する海外での記事や、内外でのイベントでの公演や質疑応答など。最後には全作品解説も。 確かに小川さんの小説の舞台や登場人物は必ずしも日本でもなく架空の街が多いので海外でも受け入れやすいのかな。「言葉は隠蔽のコミュニケーションである」というのが印象に残りました。
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パピコ0826
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小川洋子さんの本を読むと、なんとも言えない気持ちになります。溢れ出す何かがあるのに、どんな言葉でもそれを言い表すことができない。この本を読んで、その理由が少しだけわかった気持ちになりました。そして未読の小川洋子さん本がまだまだあることを知り、しばらくは心穏やかに過ごせるわと思いました。
きょう

なんとも言えない気持ち、わかります。その感じを味わって自分に馴染ませるために、読み終わってから時間が必要なので、私は生きている間に小川作品の全ては読みきれないと今から悟っています。

02/08 18:46
パピコ0826

きょうさま、「馴染ませるために」という感覚。とてもよくわかります。これからも大切に読んでいこうと思いました。

02/08 23:27
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hideiz
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むしろ国内での評価が低すぎる、と言いたい。海外での人気は村上春樹を彷彿とさせる。インタビューも全作品解説も、これからどんどん読んでいこうと思わせる。コロナ禍で小川洋子作品をリアルに体験しているような閉塞感ある世の中だから、読むことで何か光明を得られれば、と虫の良いことも思いつつ。
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ルナ
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小川洋子ファンは歓喜します。
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ゆきち
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わたしは小川洋子の言葉の扱い方が大好きだ。最近は特に思う。だが既読は少ない。今回この本を手にとり、小川洋子という作家の素晴らしさを改めて感じた。田畑書店編集部が編集した本書は、ニューヨーク・タイムズ誌での特集。海外の雑誌のインタビュー記事。フランス語圏で開催されたイベントの記録。日本でのインタビュー記事。全作品の解説で構成されている。『不思議なものと普通のもの、異常と日常が穏やかに同居した世界』という言葉が、これから小川洋子の作品を読んでいくときに、わたしが心に留めながら読むであろう言葉だと感じた。
yuppi

こんばんは。素敵なレビューを読んで小川洋子さんの好きな仲間が増えたと嬉しくなりました(^^♪『小川洋子「言葉の標本」』は彼女の作品が標本として集められた本でレイアウト等に面白みがありますよ。良かったら手に取ってみて下さいね。

02/24 21:51
ゆきち

ありがとうございます🥰ぜひとも手に取りたいと思います💗

02/25 00:04
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ハイランド
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氏がこんなに海外で評価されているとは知らなんだ。正直言うと彼女の本は両の手で足りる程度しか読んでいない。だから的外れかもしれないが、彼女の小説は喪失(あるいは欠損)を抱えた人間の何処か歪んだ生を描いていると感じていて、とても魅力的なのだが、読み続けていると自分自身がその世界に取り込まれてしまうような不安も感じさせてしまう。と言いつつ、最後の過去の小説の解説を読むと、処女作から順に全作読破したくなる欲望にかられてしまうではないか。あと10年もしたら、彼女がノーベル文学賞候補になっているかもとふと思った。
yuppi

こんばんは。小川洋子さんがノーベル文学賞候補になって受賞すると嬉しいですよね。

01/17 19:45
ハイランド

yuppiさん、そうですね。村上春樹氏の後は彼女がふさわしいのではと勝手に思っています。

01/18 07:27
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Yoko Oishi
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敬愛してやまない小川洋子を深掘った一冊。昔から、なんでこんなに惹かれるのか?と常々思っていたけど、講演会や対談での貴重な言葉をぎゅぎゅっと凝縮して読むことで、小川洋子の本質にほんの少しだけでも触れられた気がして震えるほど興奮した。最後の全作品の解説は、端的だけど熱量もすごい。通しで再読しようかなぁ。でも小川洋子の世界にどっぷり浸かりすぎると、日常生活に支障が出るんだよなぁ。
yuppi

ハイ素敵です(*^^*)

01/14 21:10
なっく

小川洋子の本を読むと、クローゼットの中で丸まって外に出たくなくなります 笑

07/06 23:42
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Ikutan
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まず冒頭の『死者の声を運ぶ小舟』に圧倒される。広島で被爆した少年の写真のエピソードには胸をつかれた。死者の声を運ぶ文学という小舟の存在に心強さを感じ、その小さな声に耳を澄ます小川さんの真摯な姿勢に深く感銘を受ける。そんな小川文学に向けられた世界からの視線は熱い。今までの作品に対する言葉の数々には新たな思いが沸き上がった。『密やかな結晶』を読んだ後の不穏な心持ちは、少しずつ自由を奪う過程が残酷だということ。『琥珀のまたたき』の読後の何とも言えない満たされた気持ち。全作品解説は圧巻。初期の作品も読んでみたい。
ちゃちゃ

Ikutanさん、第一章の『死者の声を運ぶ小舟』は圧巻でしたね。小川洋子さんの作家としての矜持、文学の力への熱い思いが伝わる文章でした。海外でも評価の高い小川作品、あの作品解説を見るともっと読みたくなりますね。またご一緒しましょう(o^^o)

01/16 13:15
Ikutan

ちゃちゃさん、ほんと圧巻でしたね。小川さんの文学や言葉に対する深い思いに胸が熱くなりました。小説が生まれる過程のお話も興味深くて、もっともっと小川さんの世界に触れたくなりますね。是非ご一緒したいです(#^.^#)

01/16 20:13
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小川洋子のつくり方評価82感想・レビュー82