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ドッペルゲンガーの銃 (文春文庫 く 40-2)

感想・レビュー
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花嵐
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★★★☆☆ ミステリ中編集。三編収録。ミステリ作家の卵の女子高生と、その兄であるのんびり屋の刑事の兄妹が不可思議な謎に挑んでいく、と思いきや探偵役は意外な人物で…。どの話も謎自体は結構不思議なんだが、わりかし犯人も弄したトリックもわかりやすい。良い意味で現実的に解釈すれば「こうしかない」という結論に至れる話なので、ちょっと地味目なところがネックかな。あと語り手の性格が自己中心的な考えが多めなのが感情移入しにくくて読み難い…。エピローグ的に続編がありそうな匂わせがあったが、続編が出たとしても読むかは微妙。
0255文字
せっちゃんさん
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著者・倉知さんの「皇帝と拳銃」が気に入って、他の作品も読みたいと手に取る。正直、作品全体のテンションが会わなかった…。短編集で各話、設定もトリックも本格派。これ乙女警部シリーズでやってたら普通に面白かった。主人公が女子高生推理作家、相棒が刑事である兄、名探偵が守護霊の先祖…。何か「とりあえずこんな設定にしてみました!」感が強くて今一つ入り込めない…。ミステリーとしては面白かった。
0255文字
ドットジェピー
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面白かったです
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tamy
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ネタバレ短編集。刑事の兄が抱える難事件(そうでもないのもある)を、ミステリ作家の卵でもある高校生の妹が作品のネタにしようと頑張る話!と思いきや、その兄の斜め上から入ってくるキャラクターに思わずお茶吹き出しそうになった。ミステリでほっこりしたい方にお勧めかな。
0255文字
マッちゃま
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やっぱり楽しい倉知さん。エリートぼんくら警部補の兄と女子高生ミステリ作家の妹、2人が難事件に挑む(⁉︎)中編3 作品+エピローグ付きの本格ミステリ。ネタバレになると悪いから、これ以上は触れない。ただ、敢えてネタバレさすなら「読んでて面白かった」まあ〜これくらいは許してチョ〜よ♪適当に積本を消化しようと手に取りましたが、良い意味でスッキリ綺麗には物語は進まない。はて?どうする(どうなる)のか、出来過ぎにまでに上手く展開してくのをニヤニヤしながら読んでました。続編に期待して良いのかな?倉知先生待ってますからね
0255文字
pettoyoun5
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ネタバレ複雑すぎず、単純すぎず、ちょうどいいトリックでよかった。文章も読みやすかった。ただ、「ここでいったん事件を振り返ってみよう」ってクダリがやたら多かった気がする。 言ったら悪いけど、水ま・・・
0255文字
NADIA
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短編新人賞に佳作入選した女子高生の灯里。受賞後の第一作のネタにつまり、警視庁のキャリアとして勤めている勉強だけはできた朴念仁の兄と実際に起こっている事件を解決し、新作小説のネタにすることを目論む。語り口の軽さに、ありえない人物の登場も違和感なく読み進められる。
hon

お。もう手大丈夫?

05/02 09:54
NADIA

まだ全然大丈夫じゃないけど、しばらくこのままなので慣れないとね。

05/03 05:03
5件のコメントを全て見る
0255文字
RorD
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もともとミステリーランドで出た本という記憶。ジュブナイルだからか各話の構造はシンプルで、ネタに困る女子高生作家(の卵)が兄の刑事にネタをねだるというパターン。さすがに倉知先生なのでトリックやらロジックやらしっかり本格ミステリしてる。 ただまあキャラやら話の運びやらはどうもしっくりこなくて、そこまで楽しめず。年を重ねてこういうのが苦手になってるのかもしれない。 ミステリーランドって全部文庫化してほしいなと思ってたけど、ものによってはつらいのかな。
0255文字
ふたた
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ネタバレ読むのに時間かかってしまった(自分のせい)。主人公が好きなタイプではなくて辛かったんだけど猪突猛進型でないと話は進まないんだよね……ということ。突然のご先祖登場には驚いた。ファンタジー?でもトリックはどれも面白かった。
0255文字
まるみみ
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キャラもの、のんびり系の短編連作。2つ目は半分くらい、3つ目は解けた!著者にしては毒っ気が弱めか。タコ踊りする必要ある?(笑)なんかその部分だけ実写で見たくなった🐙
0255文字
bayashi
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3つの本格ミステリ中編、1は好き、2はまあそうなるな、3は好きではない。倉知さんの作品はシリーズに関係なくのほほんとした雰囲気で一貫しているのでありがたい。
0255文字
きょん
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ミステリ作家の卵の女子高生と、その兄である警察官僚とご先祖様の探偵譚。探偵役の設定はちょっとファンタジーだけど、それぞれのトリックもロジックもガッツリ本格なので楽しい。
0255文字
とみい
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こんな探偵がいるとはなるほど、面白いユーモアミステリだった、シンプルな鋭い切れのトリック3編、何とか3つめは解けた。
0255文字
hnzwd
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女子高生ミステリ作家が第二作のネタに悩み、現実の事件をネタにしようと兄の刑事にわがまま。ミステリ作家の卵らしく真相を見抜こうとするものの、、。的外れな推理の真相を見抜くのは、守護霊となっていたご先祖様。結末は現実的な中編3編でした。
0255文字
文庫本依存Hiro
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『ドッペルゲンガーの銃/倉知淳』読了。 倉知作品らしい、謎を組み立てるプロットはがっつり古典的ミステリなのに、登場キャラがどこかほっこりしてチャーミングなのが読み応えの中編3作が収録された、何とも贅沢な1冊。 女子高生ミステリ作家の卵のヒロインと、その兄の刑事のふたり+αで物語が軽妙に進み、でもちゃんとロジカルに解き明かされるのが気持ちいい。 続編に期待。
0255文字
Fuzzynavel2
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ネタバレ女子高生推理小説家と警察庁の官僚兄のコンビが遭遇した三つの不可解な事件からなる中編集。 のほほんと惚けた兄とそれにツッコミを入れる妹が毎回事件を推理するが、なかなか真相に辿り着かない。 しかし、兄に様子が一変すると一気に事件解決に導く。どうやら、ご先祖様が憑依したらしいのだが、、、 表題の「ドッペルゲンガーの銃」は、全く異なる箇所で同時刻に発生した同一犯としか思えない事件を解き明かす。トリックは拍子抜けするほど意外なので読むとなるほどと思うかも。
0255文字
スプリント
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ネタバレ寡作な作家としても知られる倉知氏の作品です。 トリックやシチュエーションのプロットはさすがです。 意外な探偵役に好き嫌いがわかれるかもしれませんね。
0255文字
sk1006
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ネタバレ定期的に読みたくなる倉知さん。前回読んだ「豆腐の角に〜」は今ひとつだったけど、この作品は面白かった😊 中編が3作収録されているけど、その謎がどれも魅力的。①密室状態の土蔵の中に、突然現れた他殺死体の謎 ②離れた2つの地点で、同一の拳銃が同時に使用された2つの事件の謎 ③いわゆる「雪の足跡の密室」で、出現も消失も経路が不明な犯人の謎 ねっ⁉どれも気になるでしょ😁これらの事件がちゃんとロジックで解決されていたので満足です😊ただ、難を言えば、探偵役のキャラ設定が、ちょっとひねりすぎているかな〜とは思った。
かさお

時間と場所をどう飛び越えたのか、なかなか気になる題材ですね〜表紙からすると割とティーンズ向けなのかしら?うちの子読まないかな〜😅

01/07 17:46
sk1006

かさおさん、エログロ描写は無いので、いい意味で子供でも楽しめる内容だと思います😊 でも、他の方の感想を拝見すると、結構辛口が多いんですよね😅 もし読まれる際は、温かい目でご覧ください🙇

01/08 02:38
0255文字
八千
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ネタバレ今年の初読みは倉知淳。超王道の不可能犯罪もので、密室の倉に突然現れた死体や、離れた場所で同時刻に発射された拳銃など、謎はとにかく魅力的だし、ひたすら合理的に展開するロジックと逆転の発想は鮮やか。だが合理的且つ現実的すぎた結果、偶然の要素が大きくなったり舞台が日常的すぎたりと少々外連味に欠ける部分は否めない。まあそこの部分は本編中のオチで毎回触れられているから、王道とロマンの作品に見せかけて実は自虐的な作品なのかもしれない。その分、異質すぎる探偵役の存在感が一層際立ち、暖かい読後感を得て満足度はそれなり。
0255文字
barcarola
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ネタバレミステリ作家の卵・灯里と、その兄で刑事(ただし灯里曰くポンコツ)の大介が事件に挑む……大介は違うか。って、この設定で探偵が灯里ではなく別に(?)存在している点がユニーク。なのだが、おかげでミステリ作家の卵という部分が薄くなってしまっているような。
0255文字
おうつき
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いい感じに肩の力の抜けた中編ミステリ三編。密室の死体にドッペルゲンガー、空中飛翔と魅力的な謎の提示にそれなりに合理的な解決がもたらされる。読んでいてこれは凄いと唸らされるわけではないが、楽しむことができた。ただ、探偵役の設定はいらなかったような気もする。話がとっちらかるだけで面白さには繋がっていなかった。
0255文字
さくら★もち
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ネタバレミステリー小説家のタマゴ・灯里が小説のネタを求め、頭は良いが陽だまりのタンポポのようにほわほわしてる刑事の兄の担当事件の謎に挑む3つの中編集。①土蔵での密室殺人②同時刻に別の場所で起きた同じ拳銃を使った強盗&殺人事件③自宅と離れの間の庭の雪上に残るのは死者と発見者の足跡のみ…自殺か他殺か?どれも気になる事件で、様々な可能性が否定されてトリック解消への期待感が高まってしまったぶん、予想不可能な真相に無理を感じてしまってスッキリせず。トリック自体のハードル上げすぎ?兄がタンポポみたいって文章を何度見たことか…
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うさぎや
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女子高生作家(の卵)の妹とぼんやりエリート兄が難事件を解決!?かと思いきやまさかのオチ(笑)。
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みみなし里緒
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ネタバレ#ドッペルゲンガーの銃 この人の小説はばかばかしいのとすごいのと差がありすぎじゃない?今回はばかばかしい方。警官兄とシャキシャキしているその妹という構図は他でも見たことがあるが、今回は妹にも解けないのでご先祖様が出てくるという捻り。その一ひねりをうまくミステリーに仕立てたかったのだろう。トリック自体はわかりやすい。次回に続きそうな終わり方だった。さて次はもう少し面白ければいいな。
0255文字
へくとぱすかる
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3編を通じて、もっとも憎むべきは、灯里の作品を3回ともボツにした編集者の佐田山氏(笑)。でも、こうして本になっているけどね(そこはそれ)。女子高生が犯罪捜査にかかわるのは、実際に無理だが、小説なら身内が警官という設定で、そこは見逃し。トリックはさすがに凝っているが、ラストのいわゆる雪の足跡密室は、ほぼわかった。それしかない。冒頭作にはうなった、これが一番いいと思う。さて、ご先祖様は果たして兄・大介の別人格なのか、本当に7代前の人なのか。終わり方がいかにも続編に期待してね、と言っているので、期待します。
0255文字
Jimmy
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昭和のジュブナイルじゃあるまいし、あまりにも非現実的な主人公というか設定に乗れなくて好きになれない(ご先祖様が取り付いて、というのは全然問題ないのだが)、ネタは古典的本格の見事なトリックなのだが。
0255文字
Koh Hincha
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ネタバレ超常現象的なトリックを解決するミステリー。 そして、それを暴くのは、憑依した先祖…。 非現実的な要素を重ねすぎちゃって幼稚な雰囲気が漂い、大人が読む感じではないかな。
0255文字
アオノ
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施錠された蔵の中で見つかった他殺死体。同時刻に離れた場所で撃たれた銃。犯人の足跡がない雪密室。片桐大三郎でクイーンをなぞらえた倉知淳が、今作はカーに挑戦!なのかな?いつも通りユーモラスな文体で読みやすいのですが、手放しで面白いといは言い難い…トリックにも探偵にもハマれず。若手作家が続々と驚天動地の特殊設定ミステリを送り出している中、よく言えば手堅いけど、少々地味に思えてしまいます。まあでも、なんだかんだでこの作者、また次の作品が文庫化されたら買って読むくらいには好きです。
0255文字
こばゆみ
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自分が書くミステリーのネタになるような事件に餓えている女子高生と、穏やかな性格だけれど刑事の兄、その兄に取り憑いている先祖の守護霊が、事件を解決するお話。登場人物のキャラクターはほのぼのしているのに事件のトリックは本格的で、そのちぐはぐさに違和感を感じた… 文中に普段あまり使わない言い回しが多いのも気になった(^_^;)。
0255文字
p-man
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ネタバレ密室に現れた死体。離れた地点に同時に現れた犯人。雪密室。ミステリ作家の卵の女子高校生、その兄である警察幹部が謎を解く話ではあるが、探偵役はなんと出来の悪い兄に憑依した二人のご先祖様。ここまで聞くと、とんでも系統の話と思いきや正統派のミステリ。真っ正面から不可能事象に当たり理論的に考えられうる可能性を突き詰める話だった。個人的には表題作のドッペルゲンガーの銃が良かった。同時刻に離れた場所で同じ銃が放たれる。わくわくするでしょ。
0255文字
Tatsuo Ohtaka
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設定の珍妙さをクリアすれば、そこに広がるのはめくるめくロジックのパラダイス。表題作のアクロバティックな推理はお見事の一言。いいね!
0255文字
金曜日のライオン
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ネタバレ読了。女子高生ミステリ作家の卵と、警視庁のキャリア組も頼りない兄、この兄妹コンビがドタバタと…ではあるのだけれど、真の名探偵はまさかの…な三人目。アンフェアな存在ながら、謎解き自体はフェアで、そこに不満はないのだけれど、トリックが大味に映って、解明をされても納得や驚きがないんよね。また、別に三人目さんを用意しなくても、妹ちゃんが探偵役で良かったんじゃないかしら。あと、兄に対しての辛辣な心の声がかなりクドいのと、怒られてたけど三人目さんへの物言いの悪さなど、彼女のキャラクタがどうにも好きになれんかったなぁ。
0255文字
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ドッペルゲンガーの銃 (文春文庫 く 40-2)評価78感想・レビュー32