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つげ忠男コレクション ――吉田類と読む (ちくま文庫)

感想・レビュー
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Shinya Fukuda
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釣りの話、昭和25年頃から30年代の前半にかけての京成電鉄立石駅周辺を舞台とした自伝的な話、出版社に勤めていた頃の話などが書かれている。政治的なことも少し出てくる。話で聞いたり本で読んだりで実際に見たことのない世界、しかし、実際その時代を生きた人々は生存している、そういう世界は興味があっても絶対にその時代を生きた人のようには理解できない。そのもどかしさがある。昭和ノスタルジーなのだろうか。
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惡い読書
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寡作の兄・つげ義春より更に寡作な著者の作品がアンソロジーとしてまとめて読めるのはありがたい(しかも何処の書店でも手に入る文庫で)。傾向がまったく違うので兄弟の比較でモノを言うのはそぐわないし、まして私のように浅い人生経験しかないものにはとても手強い話が続く。"手を繋ごう=Together"の季節が過ぎ去り、人は差し伸べる手もない、内向の時代を彷徨う。ここには無頼の精神を屈折した形で抱えた人たちが多いが、それは差し伸べる手の代わりに、細い釣り竿を通して、握った拳を通して、伝わる術もなく、伝わりようもない。
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gtn
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兄義春との違い。弟忠男と比べると、まだ兄の方が、まだストーリー性がある。弟は日記の様だ。兄以上のリアリスト。
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kana0202
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表紙がいい。あと対談もイイ。吉田類という人に興味を持った。忠男の漫画も相変わらずとても良いが、最良か、どうかはわからない。もっといいのがある。
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takao
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ふむ
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Dr. Hiro Tanaka
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いいですね。田舎の寒村が描かれることがある義春作品に対して下町や都市の郊外の作品が多い。自分の育った環境に近いので楽しめた
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yoyogi kazuo
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つげ忠男のことは、ちくま文庫の高野慎三「つげ義春1968」に一章を割いて書かれているのが印象深かった。森田童子が「つげ義春を越える唯一の私小説的劇画家」と書いたつげ忠男の作品世界の一端が垣間見える一冊。シリーズ化を強く望む。
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百じ
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舟に棲むのDIY後の舟の棺桶感が凄い。ロン毛グラサンのおっさんがかっこいい。
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Vakira
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つげ忠男さんは遥か昔に幻の月刊漫画誌「ガロ」で読んだ事がありますが、幼過ぎて意味判らなかった思い出。最近のちくま文庫の昭和マンガコレクション企画に感謝です。今読めて嬉しい。新鮮です。確かに子供には無理。つげと言えばつげ義春さんですが、つげ義春さんは忠男さんの実兄です。つげ義春と言えば温泉旅情マンガを思い出しますが、つげ忠男の場合は釣りですな。釣人の日常の一コマ。単なる日記の様でもあるのでエッセイ漫画とも読める。無頼漢の話もいいですが、初期のゴッホの話。青春純文学漫画。次は泉谷しげるさんお願いします。
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halow
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強い表現をかなり抑えていて、暴力の場面なんかも淡々としている。けれど、不意にハッとさせられるコマが現れ、読後の印象は弱くならない。最近の傑作選に代表作のいくつかが掲載されたためそれらは使えなかったのだろうが、それでも出涸らしという感じは全くしなかった。
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阿部義彦
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ちくま文庫オリジナル。つげ義春さんの実弟のつげ忠男さんの漫画です。作風はお兄さんと極めて似ていますが、暴力描写が多めで、社会からはみ出たチンピラやヤクザ、娼婦なんかが頻繁に取り上げられます。堪能しました。特に終わり方がよく、「リュウの帰る日」の「だから、、、どうだと?」なんて最高です。兄弟の血は争えないものだなーと思いました。興味のある方は是非手に取ってください。底のほうからじんわりと来る読み心地です。
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