形式:文庫
出版社:徳間書店
形式:単行本
形式:Kindle版
そういう場面を描くことで反戦というテーマを伝えようとしている。とは言え12編全てがそのパターンだから後半はややダレ気味ではあるが。
冒頭の一篇がNHK「ラジオ文芸館」で朗読されたのをきっかけにして出会った本。そんな出会い方だったから「WW2やベトナム戦争直前の話なのかな」と思っていたら近未来の物語だったりもして、意外さに驚きながら聞くことになりました。正直なところ、読み進めていくうちにだんだんと「おなかいっぱい」になっていく閉塞感に満ちているのだけれど、それは本を閉じて逃げてしまえばいいものではなく、単に「せんそうはんたい!」と叫んでクダを巻くわけでもなく、ちゃんと考える必要があるのだろうな、と。そんなふうに思いました。
戦争は嫌だ、は、働くのは嫌だ、とどこか繋がっている、と感想をお読みして感じました。ちょっと曲がった道筋になりそうですが。
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そういう場面を描くことで反戦というテーマを伝えようとしている。とは言え12編全てがそのパターンだから後半はややダレ気味ではあるが。