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森から来た少年 (小学館文庫 コ 3-3)

感想・レビュー
69

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ヨコケイ
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凄絶な虐めをうけていた女子高校生が失踪する。同級生男子が法律家の祖母に相談すると彼女はある男に調査を依頼。タイトルはこの主人公に由来する。34年前、森で発見された少年(自分の名前も年齢も判らない)は軍を経て凄腕調査員になっていた。〈独立不羈のモテマッチョ〉というアメリカ親父のドリームを煮しめたよなキャラで正直ウザい。が得意の先読みしづらいプロットに突入すると毒づく暇を与えない。ネットリンチも凄惨だがリアルでの虐めはさらに逃げ場がないようでむごい。後半は政治に纏わる脇筋が合流、チーム戦になりツイストの連打。
ヨコケイ

途中で出てくる世論誘導のテクニックが妙に生々しい。あるスキャンダルに対して、SNSを使い左派と右派両者の意見をよそおった、もっともらしい論評を流す。或いは都合のいいコメントをする〈専門家〉がスタンバイしている。どの陣営であれ100%同じ意見ということはあり得ないので、敵対勢力内には分断が生まれるし、味方には攻撃材料を提供できる。

01/17 21:32
ヨコケイ

炎上や紛糾は願ったり叶ったりだ。混沌に叩き込むことで、誰もが何らの結論を出せなくなってしまう。取材に基づくのかもしれないし、作家的な想像力の産物なのかもしれないが、いかにもそれっぽい。〈操作〉自体は陰謀論的に見えようが、起きている現象はリアルに思える。

01/17 21:32
0255文字
鴨ミール
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ネタバレ隣町の図書館で見つけ、表紙の絵は好みではなかったが訳者が田口さんなので、面白いかな?と思い借りてみました。最後まで森で見つかった少年(既に成長しているが)の由来ほわからなかった。学校で虐められている少女と虐めている側の男子が、ふたりとも行方不明になる。男子を返して欲しければ要求を叶えるようにとメールが来る。そして、男子の指だけが発見される(怖💦)最後の最後まで本当のことが明かされないので、そういうことなの?!となった。
0255文字
海外ミステリ好き
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また新に面白い作家さんに出会えて嬉しくなりました。主人公ふたり共、強烈なキャラクターだけれどとても好感がもてる。ぜひシリーズ化してほしいものです。自分には珍しく凄惨な事件ものではなく、学生あるあるの範囲で読後感も良い。
0255文字
ミヤタミヤ
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一章からのどんでん返しに心掴まれること必須。 次第に見えてくる人間模様と、なんだか見えそうで見えない事件を追う気持ちの心地良さ。そして最後に待つ衝撃……!正しい終わりって一体なんだ。自分は一体どうすればよかったんだ……。物語の登場人物になるくらい気持ちが入り込む。 年内最後にいい本を読んだ。 でもマジで私が分かってないだけならいいんだけど、ワイルドってなんで森から来た少年設定なの?いる?明かされる?めっちゃ好きなんだけどさ!笑
0255文字
HANA
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あまり合わなかったかな。いじめられている少女の失踪と同級生からその行方を捜す依頼を受けた弁護士の祖母とかつて森で発見された男。なのだが前半と後半が上手く繋がりが取れてなくて、読んでいる本の途中で別の本になっていた印象を受ける。はっきり言うと内容が別の方向にスライドしてしまっているのね。ラストも如何にも今のアメリカのリベラルが恐れている事だが、こちらにはその恐怖がピンと来ないし。肝心の森で発見された男の過去は不明なままで設定が生かされているようには思えないし。やはり個人的には相性がよくない一冊でした。
0255文字
か
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ネタバレ著名な刑事弁護士ヘスターに孫のマシュウが学校の女の子がいなくなったから助けて欲しい、母には言わないでと頼んできた。調査員のワイルドに頼みいじめが絡んでいるのを探っていく…。ワイルドが幼い頃に独りで森に住んでいて発見された元軍特殊部隊員とロマンスヒーローのようで食いつく。まったりしてるが中盤で一気に緊迫感。終盤で騙された!となった。読んで良かった。70越えのヘスターがオーレンにデートに誘われて“デリシャス”と喜んでるのがナイスだった。レイラは酷くない?終わりが素敵だったので評価の高い続編楽しみ。
0255文字
りんごさん
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ネタバレ久しぶりの翻訳ものミステリー 森から来た少年の話ではあるけれど、現在は30代に成長した少年と祖母に近い女性が主人公の話。 孫の友人の少女と少年の失踪がどう絡み決着するのか、そこに森から来た少年はどのように関係していくのか先が気になって仕方がなかった。 森から来た少年に感情移入しているのかいないのか自分でもよくわからないまま読み進める。 養子、政治、いじめ、殺人事件等様々な事が複雑に絡み合って飽きさせない。 面白かった。
0255文字
たまさか
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サブスクでコーベン脚本のドラマを何本か観て、さほど面白いとは思わなかったにせよ、名前は覚えていた。そしたらKindleunlimitedに小説が入っていたので試しに読むことに。ドラマだと、話を盛り上げるべく登場人物に無理をさせるというテクニックが(彼に限らないけど)しばしば鼻につくけど、小説だとその点はあまり気にならなかった。物語を動かす力があるのも間違いない。ただ、とにかく軽い。全て物語の中で完結していて、読んでいるこちら側に滲み出てくるものがない。それがベストセラーの理由といえばそうかもしれないけど。
0255文字
ニャンざぶ
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ネタバレKindle Unlimited。いじめを受けていた少女の失踪事件から、話がどんどん転がって過去の事件を掘り返す話。森から来た少年の話かと思ったら、元少年が活躍する話でした。とりあえず、ナオミが幸せになりますように。
0255文字
spica
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ネタバレ森から来た少年は中年になってるので、なんか違和感のあるタイトル。金持ちどもの態度がクソすぎて、けっきょくカネとコネと権力があれば過去の犯罪なんかどうとでもなるんだろう。ヘスターも、スカッとするタイプではあるが、すぐ人の話を遮るとか傲慢さが感じられて、読みながらずっと、彼女の思い通りになってほしくないと思ってた。ヘスターもディーリャもナオミの養母も大なり小なり罪悪感を抱えて生きなきゃいけない結末だった。だからといってレイモンドが救われることはないのだが。
0255文字
DEE
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「森から来た」という設定が力を持ち始めるのは物語の後半から。すでに続編があり、そこでワイルドの出自が明らかになるのだろう。そんなわけでエンジンのかかりは遅かったけど、自作に楽しみを持ち越させる内容だった。
0255文字
mameta_vista
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★★★☆☆
0255文字
Masa
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読了。これ、どうなんでしょうねぇ。面白いような、こういうやつって前にもどこかで出会っているよね、というか。いやでもまぁ、面白かったんだろうなと思います。あの結末の先が幸福なのか不幸なのか。前者だと祈りたいです。
0255文字
voyager2
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テレビドラマっぽい会話、セリフと事件の”怖さ”の欠如が最後まで読ませるには非力にも思える。ワイルドの出自にも深くは踏み込まず、それも残念。
0255文字
kapibara
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家出なのか、誘拐なのか?行方不明になった少女と少年を追う、調査員ワイルドと弁護士へスター。ワイルドが、タイトルにもなっている「森から来た少年」、1人で森で育ったが成長してもう大人になっている。先が読めず、展開早く、次々に明かされる事実が面白かった。
0255文字
coboss
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久しぶりにハーラン・コーベン、単発もの。森育ちのわりにはいたって普通の青年に育ったワルイド君(モテモテ)が、弁護士とか元軍人とか大金持ちとかを相手にしながら謎を解くお話。惚れっぽいおばあさん弁護士のヘクターさん、ちょっといろいろ決断が速すぎるのではないだろうか。私が弁護士を選ぶなら、じっくり考える人になってほしい。表紙の緑の少年はワイルド君なのだろうか。風と木の歌風味だけとお耽美要素は全然ない。
0255文字
みやび
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少年時代に森で見つかりワイルドと名付けられた男と、亡き親友の母親であり刑事弁護士のヘスター、ワイルドの姉貴分でセキュリティ会社を設立したローラ。この3人がいるのでハラハラすることはなかったけれど、酷い虐めを受けていた高校生ナオミが失踪し、探している間に虐めていた方の少年も行方不明になって、謎が深まり面白かったです。70歳のヘスターがパワフルでかっこ良かったのと、ワイルドの出自が知りたいので次も読みたいです。
0255文字
ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。
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この作品の事も、作者の事も知らずに題名だけで選んだ本。直ぐには手に入らずハーラン·コーベンの別の作品から読み始めた。そして今期待を膨らませ読み始めた。この最初のワイルドの置かれた設定が先ずイイね。周囲の人とのコミュニケーションがうまく取れず、五感が研ぎ澄まされ常に危機を察知する事が出来る。またそれ以上に身体能力が優れている。他人事ながら 、これだけ広い面積を持つアメリカならこの作品の内容もあり得るかなと思える。 【4.5】
0255文字
クミン
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ネタバレ続編の「the Match」を先に読んでいたので理解は早かった。こちらの事件も白黒の領域よりはグレーゾーンでの解決。主人公二人は刑事ではないので、こんなのもありか。 解説が井上順さんで楽しい。「ランナウェイ」も読みたくなった。
0255文字
しい太
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ノンシリーズ作品(本作は最近続編が出たが)でも、コーベン作品は横の連携が強めで、ヘスターおばあちゃんなんか、読んでなくても「この人は以前何らかの作品でメイン張ってたな」とわかる。あと電話の応答"articulate"はウィンの真似のようだ。三十数年前に森で発見されて育ち、善良だが独特の人間性を持つ男ワイルドが行方不明になった少女の行方を探すが、そこから話はめちゃくちゃに膨らんで大統領候補の昏い過去にまでリーチする。相変わらず凄い加速度だけど、最後はしっかりまとまるんだよな。達人。
0255文字
Psychopath
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☆☆☆
0255文字
ゆう*
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森から来た少年ワイルドについての謎と、現在の高校生失踪事件をワイルドが追う。ワイルドの生い立ちが、気になるので、続編を読みたいと思います。
0255文字
み
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ヘスターさん、70歳近いのに。カッケー、見習いたいものです。ワイルドの出生やら、その後やら気になります。続編があるようで楽しみです。
0255文字
バビー
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続編「THE MATCH」のために再読。最近著者の原作のドラマ配信をよく見かけるから、これも気付いたら映像化されてるパターンかな。
0255文字
ハスゴン
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続編が出たと言うので読んでみましたが、未だ日本では評価されていない気がする
0255文字
朔ママ
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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
0255文字
わたなべよしお
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 続編が出たので再読。やはり、読み始めたら止まらない魅力がありますね。コーベンさんは実力のある作家だと、つくづく思います。主人公のワイルドは勿論だけど、周辺の人々の造形もいいなぁ。
0255文字
ナミのママ
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ストーリーよりキャラクターが面白くて読みきってしまった感じ。タイトルは少年だがすっかり大人になった調査員のワイルド。森に独りでいるところを発見された過去がある。孫から相談されて動き始めるのは祖母で弁護士のへスター。この2人がメインとなり少女の失踪事件を調査し始める。どんどん話が膨らみ某大統領を想像、恋愛要素も少し加わり、バラエティー豊かな作品。続編ではワイルドの過去がわかるのかな、ちょっと期待。
0255文字
ガラスのバラ
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ネタバレクラスでいじめを受けている高校生ナオミが失踪するという事件に端を発し、次第に大きな事件へと展開してしまう。有名弁護士のへスターと森から来た少年ワイルドが解決へと取り組むサスペンス。いじめ、虐待、フェイクニュース、大統領選に殺人と話題は多岐にわたり、最後の展開こそスピーディーで面白がったが、途中はかなり間延びした長いトンネルを抜けるまで我慢して読み進まねばならない。森から来た少年の過去の経緯を知りたい。
0255文字
タツ フカガワ
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学校でイジメにあっていたナオミが姿を消す。同級生のマシュウは弁護士の祖母に相談し、祖母はワイルドという男に行方を探るよう依頼する。34年前、ニュージャージーの州有森で自活していたところを発見された6~8歳ごろの少年、それが現在のワイルドだった。まもなくナオミをいじめていたクラッシュが誘拐され、犯人から両親へ身代金代わりにあるデータが要求される。プロットは面白いけれどH・コーベンには珍しくいまいち盛り上がりに欠けた作品でした。終盤、次期大統領候補がD・トランプと重なってこれは面白かった。
0255文字
春夏秋
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ネタバレハーランコーベン4冊目。ケリの付け方は相変わらずのような気もするが、読みやすく面白かった。森から来た少年は何処から来たのか。
0255文字
takuwy
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登場人物は個性的で魅力があるが、肝心のストーリーは本筋に主人公達がどれだけ影響与えたかかかわっていたかの観点で振り回されて終わった感が強い。解決に向かうポイントも最後の最後で出てくるのでそれまでの話も冗長に感じてしまった。☆3.0
0255文字
沙織
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少女の失踪事件が、次期大統領スキャンダル騒動、冤罪事件、フェイクニュース、児童虐待問題、クラスぐるみのいじめ問題、あらゆる闇をあぶり出す。 経験と勘を駆使し、真相に迫るへスターとワイルド。 二人が真実を知った時の行動がせつない。 この世界で生きている以上、システムに欠陥があっても、システムの中で生きなければならない。 印象に残った言葉です。
0255文字
goro@80.7
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題名からは主人公は少年かと思いきや大人になってからのお話でした。亡くなった友人の高校生の息子からいじめられていた同級生の女の子の行方を捜してほしいと頼まれるワイルド。そして虐める側の男の子も行方不明となったところから事件は意外な方向へ。現在のアメリカを揶揄するような大統領候補がらみとなりながらもそれぞれの家族を巡る問題も交錯してゆく。始めから喪失しているワイルド、息子を失くした弁護士へスターなど多彩な人物を配して最後は再生してゆくコーベンの手腕が心地いい。
0255文字
Tomio
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ランナウェイに出てきた弁護士さんが主人公の一人だった。 前作と、表紙の趣が全然違うんで笑った。 表紙の趣は違ったが、養子関連の話が出てくるのは共通。あと、真実を知る人間が黙っている事を選ぶ感じも共通か。 ワイルドの出生の秘密、早く教えておくれよ。続きは出るのか?それからワイルド、GPS付けすぎ。 ヘスターの、「クソ浣腸野郎」っていうセリフが良かった。 本来クソは浣腸されて出るものだが、クソ浣腸っていうのは、クソと浣腸が、どういう状況にあるのかなと想像して楽しんだ。
0255文字
大阪たまき 2
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ネタバレ主人公ワイルドの謎の出自。最後まで分からず。今の米国の断絶を引き起こしたトランプの等身大の男の話。「偽りの銃弾」でも、えーという最後だった。これもここで終わり、でもいい最後に更に真実が隠されていた。守秘義務に縛られて何もできない弁護士。本当の被害者は、誰か。分断は、なぜおきるか。作者なりの解説。フェイクニュースの作り方。それにしても、ワイルドの過去をこれに書き込むのは、無理がある。だから仕方ないのか、未消化で残念。ただ最後に飛び立つので満足するか
0255文字
tom
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森の中で発見され、出自が分からないという主人公。彼は、陸軍士官学校をトップクラスで卒業し、秘密工作に関わり、何をしたかは秘密という経歴なのに、射撃は下手くそ、格闘技もそれほどではないという不思議さ。万能殺人機械の「グレイマン」や「リース」とは少々異なる常識的な考えの市民。この彼が行方不明になった少女と少年の捜索から、とんでもない闇の中を見てしまうというミステリー。どこに進むのか、最後まで分からず、その意味では楽しませてもらったけれど・・・という読後感。
0255文字
Panzer Leader
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「第210回海外作品読書会」題名から推察される三十数年前に野生児として発見されたワイルドの出自を巡るお話と思いきや、これは本筋とはあまり関りが少なくアレアレてな感じ。この作家の作品は一体どこに行き着くのか分からないのが特徴なんだけど、今作は後出しじゃんけん的な真相も含めまあ想定内で収まった。このモテモテ元野生児ワイルドと恋するおばあちゃん弁護士へスターのキャラを楽しむ作品であると言えよう。
0255文字
みゆき
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先が読めなくて中々面白かった。誰が主人公なのかはっきりしない感じでとまどった。キャラの掘り下げは浅い。ラストは唐突な感じだが縛られない人生だな、と羨ましく思った。
0255文字
ヨッシー
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新刊18冊目
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