形式:Kindle版
出版社:技術評論社
でよくある様な、ホットな技術をひたすら解説するのではなく、これまでの技術の流れを踏まえた上で体系的に整理し重要度を語っているのがありがたい。この点が深層学習や強化学習の他書と一線を画す。特に注意機構の解説は現時点では貴重でWebの解説記事とは比べものにならないくらいわかりやすいく、わかった気にさせてくれる(あくまでも“わかった気にさせる”であるが)。深層学習は個人的には冷めた目で見ている。なぜなら、既に手の届かない技術になってしまっている気がするからだ。例えて言うなら巨大資本が無いと成立しない交通システム
の様なイメージ。一方、鉄道の様にファンになって親しむには実務の点に置いて、利活用の敷居が高い様に思える。大量のデータが無いと上手く行かない点も実務に応用しにくい。ただ、ミドル規模のデータで画像認識、音声認識、自然言語処理以外の所で嵌まる事例や活用を見いだしてみたい気もする。
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