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嵐吹く時も (新潮文庫)

感想・レビュー
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ココ
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読み易い文章で、堪能した。作者の祖父母がモデルとなり脚色された家族の物語。丁寧な心情描写が愛情もって描かれる。良かった。
0255文字
mocco
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三浦綾子好き。特に大きな事件は起こらないけど、登場人物それぞれの人生にドラマがあって面白かった。
0255文字
みちちゃん
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なんと奥深い小説だったろうか。読書中も一字一句を心に刻むようにしていた。どこまでもどこまでも生きるとはどういうことかを読者に投げかけた小説だと思う。ひとはあやまちをしてしまう。そこに人間は万全ではないというあきらめや開き直りではなく、家族や他人同士の中でそれぞれのあやまちを自他ともに真剣に見つめて生きていく真摯な姿に心打たれる。「許すということは人間の義務ではないか。人の命をいとおしむということは、許し受け入れるという実に重いことなのだ」三浦さんのあとがきにまた教えていただいた。
0255文字
優希
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再読です。三浦さんのご家族をモデルにした人間ドラマでした。人生は何が幸せなのかわからないものです。だから迷いながら歩んでいくのではないでしょうか。幸せは決まった形があるわけではないし、後から気づくものなのかもしれませんね。儚くて輝く人生だからこそ、日々を丁寧に歩んでいきたいと思わされました。
0255文字
チサエ
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再読。誰もが迷いながら生き、幸せになろうと藻掻くけれど、幸せの形なんて決まってるものじゃないし、あとでそれと気づくものかもしれない。実感できるかどうかも分からず、それでも今を生きていく。人生いろいろ。出来るだけ悔いなきように、1日1歩、3日で3歩、3歩すすんで2歩さがる、そんな調子で生きていこう。
0255文字
きつねのこんた
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流石の三浦綾子ワールド。私はクリスチャンではないけど、人間愛に溢れていて癒される。三浦綾子作品にしてはやや登場人物が多めではあるが、キャラの個性が明確なため読みにくさはない。 新太郎があのように育つとは。最期まで人間愛を導き続けた、象徴的な登場人物であった。
0255文字
はせがわ
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もっと基督教色が強いかと思ったが、案外人間ドラマでした。三浦綾子は本当にストーリーテラーだと思う。フィクションだが、苫前の景色や生活、時代背景は生き生きとしており、最終的な著者の主張「人は罪を犯さずには生きてゆけない」「赦し続けなければならない」の骨格が際立つ。
0255文字
ゴン太
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北海道の裕福な商家と宿屋の兄弟との恋愛あり、生活感ありの話
0255文字
綾@新潮部
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明治時代から大正・昭和と変動の時代に、家族のありかたや小さな事件大きな事件を描いた壮大な話だった。主人公は志津代だが、その両親の生い立ち・両親の苦悩などが描かれ、そして志津代の少女時代から数十年が描かれている。解説含め670ページほどという長編だが、思ったよりは早く読めてしまう。人間は罪深い生き物だが、それだけではない。家族を思い人を思い、生きていく。それぞれの立場での成長もすごかった。特に新太郎には泣かされた。
0255文字
akiko
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何年ぶりの三浦綾子さん。やっぱりずっしりきますね。色んな性格の人物が登場して、それぞれ悩みがあり、誤りを犯しながらも生きていく。最後には残念な死もありましたが、人生を考えたくなる話でした。
0255文字
アミノ
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ネタバレ誰もが罪を犯す存在であってみれば、誰もが許してもらわねば生きていけぬ存在でもあると言える。 ゆるすこと…難しいな😢 ゆるすとは、損したままでエイッと手放すこと…っていう文章をどっかで見たんやけど、それも納得。 三浦さんの描く人物の心情は、なんだか共感してしまう。
0255文字
のり
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久しぶりに三浦綾子さんの作品を読みました。登場人物の1人1人の個性、生き方が本当にリアルで、自分の考えは誰と近いかなとか、考えながら読みました。全てがわかってからの新太郎の言葉や行動に、人として、凄いなと感じました。 謙虚に、誠実に、よく生きよう。三浦綾子作品はいつも読後、心が整う気がします。
0255文字
remon
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旭川の三浦綾子記念館を訪れる予定がたったので、久しぶりに作品を読もうと思い読み進めました。「人間は罪をおかさないと生きていけないものた。」ということには正直わからない点もありますが、人は知らず知らずのうちに罪をおかしているのでしょうか?三浦綾子さんの作品を読んだ後は謙虚な気持ちにさせられます。記念館楽しみです。
0255文字
くり
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三浦さんの作品だいぶ前ですがはまってよく読んでいた。久しぶりに手に取ってみたが懐かしい文面。ちょっとしたボタンのかけ間違いが一生悔いを残すことになるなんて悲しい。衝撃のラストも三浦作品あるある。これからが本当の新太郎のスタートだったんだと思うと切ない。
0255文字
寿
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人は過ちを犯さずには生きていけない。罪の背負い方、償い方、赦し方。三浦綾子さんの作品を読むと、自分の心の根底にあるもの(もやもや)に気づく。そして、罪や欲に対する謝罪と、赦されて生きていることに対する感謝の気持ちが生まれる。更に周りに惑わされず落ち着いて、誠実に生きたいと思える。平和に見える他人の家庭にも嵐は吹いている。吹き飛ばされないように生きているのだ。魅力ある登場人物に引き込まれて、様々な人生を生きた気がした。そんな中、新太郎の人生が切なかった。
0255文字
つー
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本書は1986年刊。過ちを犯さざるを得ない弱い人間が、その弱さと向き合い、許し合いながら生きていく様を描いている。作中思いがけず登場人物が亡くなったり失踪したりするのだが、ストーリー展開に唐突感を感じ、今一つ感情移入出来なかった。テーマは比較的明快だが、最後までまとまりや盛り上がりに欠けた印象。2022年、著者生誕百年を迎えての解説が巻末に加えられており、100冊を超える三浦綾子の作品群における本書の位置付けについて理解が深められ、面白かった。
0255文字
チサエ
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ほんとうの親子とはなんだろう。血の繋がり?育てた年月?絆?改めて考えてみるとなんてあやふやなんだろう。見えない縁を信じている。そして人はあやまちを犯しながら生きている。あやまったひとつのことが、その後の人生に大きな影響をもたらす。誰もがそうしたあやまちの中で生きているなら、人のあやまちも許せると思うけれど、案外、人のことは許せないのが人間関係というもの。『嵐吹く時も』、ほんとうに嵐吹く時も変わらない関係を築けたら良き。30年ぶりくらいの再読、当時は上下巻だったと思うけど合本になっていてありがたかったです。
0255文字
優希
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三浦綾子さんの家族がモデルになった小説のようです。人間の愛と哀しみが紡がれているように感じました。キリスト教の信者だからこそ、人々を深く掘り下げて描いているのだと思います。
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たまご
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登場人物ひとりひとりが緻密に描かれているし、さっぱりした文章で読みやすい。 大きいもの小さいもの、見えるもの見えないもの、形は色々あるけれど、人は罪を犯しながら生きている。罪の自覚がない人はただの傲慢だと思う。
0255文字
ソーダポップ
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「嵐吹く時も」は、人間の愛と苦しみのドラマを、より生々しく展開した作品である。この著書は、実に人間味に富んだ多彩な人物が登場する。そして、それぞれがキリスト教徒である三浦綾子さんが描く迷える羊として生き、嵐に吹かれながらも、愛し許しあって生きる世界を求めているのだと思う。その人物たちの言動と指向には深いリアリティがあるとともに、三浦綾子さんが、「嵐吹く時も」に注ぎ込んだ愛と祈りを感じとることが出来た作品でした。
0255文字
のり
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人間は罪を犯しながら生きていくもの。 たった一つの過ちで、多くの人びとの人生が変化する。でもそんな嵐吹く時も、人を許し受け入れなければいけない。そうすることで何かが変わることもあるのかもしれないと思った。 また、人間は互いに誤解をするものであるという感想も強く受けた。だからこそ、人に自分の知っていること考えていることをすべて話すのではない思慮深い大人になりたいと思った。
0255文字
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