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あの胸が岬のように遠かった―河野裕子との青春―(Kindle版)

感想・レビュー
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mako
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とてもよかった。著者の赤裸々さにびっくりしたが、それにもまして、短歌がこれほどまで胸に迫るものだとは知らなかった。もっと河野裕子を読みたい。
0255文字
McLean
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前著『歌に私は泣くだろう』に描かれた妻・河野裕子の最後の十年の闘病生活は島尾敏雄の『死の棘』を思わせる修羅であった。島尾は自らの所業が招いたものだが、永田には疚しいものはなく、河野の精神が不安定となったことによる。本書での夫妻の馴れ初めの熱愛も島尾と共通している。河野の代表作の一つ「たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行つてはくれぬか」がどういう状況の時に書かれたのかを私は本書で初めて知ったのだが、永田自身も今回彼女の遺された日記を読むまでは知らなかったのだという。他にも盛沢山の大熱愛物語だ。
0255文字
榎本径*
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★★★☆☆情熱的だ。赤裸々すぎて、「ここまで書いていいの?」と思う。日記や手紙からわかる河野さんの激しさ、ひょうきんさ、感受性。もっと長く生きていてほしかったな。永田さんの手紙「君に どちらかを選べ というのは 残酷だと思います けれど どちらかでは困るのです ぼくでないと困るのです」率直で胸にくる。
0255文字
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