読書メーター KADOKAWA Group

東京棄民 (講談社文庫 あ 150-1)

感想・レビュー
56

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
S
新着
ネタバレコロナ禍まっただ中東京を舞台にした話は、フィクションだと分かっていても、真実も混じっているから、とても面白くて一気読みでした! イサムがコロコロ寝返るのはイライラしましたが💢
0255文字
たくみ
新着
もしも東京でコロナが流行り更に変異種までできて逆ロックダウンとなったらどうなるかの話。主人公がさえないおっさんなのが独特。ホームレス達との共同生活までは面白かったが、それ以降は流石にリアリティが薄すぎて見ていてギャグみたいに見えてしまった。
0255文字
toshi
新着
令和時代の新型コロナウイルスを描いた長篇小説。コロナの猛威に、政府は国民を東京から脱出させる逆ロックダウンを実行します。やがてコロナウイルスの東京株というものが大流行し出し、人々を疑心暗鬼にさせます。果たしてこの状況を打破出来るのか?部分部分ではかなりリアルな描写もあるのですが、全体的に登場人物の行動が短絡的だったり、ワンパターンだったりしたのが少し残念でした。でもタイトルは良かったと思いました。
0255文字
たなみー
新着
赤松利市さん6作目。コロナで世界の人々が恐怖のどん底に追いやられ、七転八倒していたあの何年間。今思えば何だったの、だけど、当時は真剣に戦々恐々としてた。上から見ていた人たちは笑いが止まらなかったんだろうけど。そんなコロナ大流行の最中に、東京都民がごっそり東京から抜け出して移住。東京に残されてしまったホームレスたちの悪戦苦闘は笑えない悲しさをたたえてる。東京に残された人達も大変だったけれど、移住した人達もふるいに掛けられて大層悲惨な目にあっている。政府にとっての国民が、どんな存在なのかが改めてよく分かる。
0255文字
鹿ノ子
新着
赤松さんの経験から紡ぎ出される絶望感が、物語全編に漂っていてなかなか重い読書でした。コロナ禍のことを振り返ると、こんなディストピアがあってもおかしくなかったのかもと思えます。現政権によって取りこぼされている人々のことを考えると、決して架空の杞憂ではない気がしますけどね。
0255文字
rosetta
新着
2022年文庫書き下ろし。その当時はコロナの話なんて読みたくもなかったがやっと過去の狂騒曲として振り返れる気持ちになってきた。赤松さんにしては毒少なめのシミュレーション小説。感染力と致死率を兼ね備えた東京株が蔓延すると日本政府は東京を放棄することを決定。真っ当な市民は地方に送られるが、漫画喫茶で暮らすアラフィフ男の主人公のような住所もない連中は廃墟と化した東京に取り残される。ホームレスたちとの共同生活、政府広報とのやり取り、浅草寺に巣食うカルト。赤松さんの政治への不信感がこれでもかと開陳される
0255文字
ミエル
新着
赤松作品、書き下ろし、しかも時事ネタ、これは期待大と読み始めるも、予想外の着地にちょっと戸惑う。でもこれはこれであり。冒頭の暗鬱な空気が、登場人物が増えエピソードが交差するたあたりからスピーディに展開するので飽きさせない作りも良い。若干強引な着地だった気もするけれど、ディストピアが解放され光が見えるラストで救われたのだと思う。ただ1点疑問が…昭和51年生まれはゆとり世代ではなくロスジェネと呼ばれてなかった?ゆとり世代はもう少し若い方たちよね、と。まあ、フィクションだから気にしなくていいよね笑
ミエル

利市ラブ民なので盲目に褒める私。あとがきに見える丁寧な人柄でさらに惚れる。なんでこのおじちゃんはこんなに色気があるんだろう。

11/13 00:06
ミエル

いつものエログロ下品味が足りなかったのがちょっと寂しい。もっと狂ってくれると良かったのだけど、この設定とテーマだし爽やかな締め方の方が良いんだよね。

11/13 20:26
0255文字
gogo
新着
毒性が更に強くなった新型コロナの変異株が東京で確認されて…とIFの世界でのサバイバル。「アウターライズ」のような話かと思っていたらウォーキングデッド的な展開にワクワク、最後は「鯖」のように元居た場所より更に下へと叩き付けられるかと思いきや…面白かったです。
0255文字
藍紺
新着
ネタバレ令和4年 コロナの変異株 東京株により東京逆ロックタウンが行われた。その中で取り残され非正規の中年が主人公の話。まず設定がおかしい。前半はゆとり世代の年齢層に違和感。バスで住人脱出もおかしい。突っ込み所は沢山ある。ゴーストタウンとなった東京でホームレス、非正規の日雇い派遣等の無秩序な生存競争。底辺同士でも数百人居れば階級ができ、権力者が弱者を更に窮地にする様子がリアルだった。著者が言わんとしている事は伝わった。 しかし小松左京ならこんな緩い設定にはしなかっただろうな。着眼点はいいが取材不足が否めなかった
0255文字
harupon
新着
面白かったわぁ。夢中になって読みました。「東京逆ロックダウン」東京から人が出されていく。だが、残された者もいる。ホームレスとにわかホームレス。たくましく生き延びていく。
0255文字
ララ♂
新着
読了
0255文字
terukravitz
新着
図書館本★★☆☆☆
0255文字
くろばーちゃん
新着
“東京逆ロックダウン”コロナが落ち着いてきた時期に読んだせいか、SFっぽいなと思いながら読み進めたが…もし、今しも再稼動しそうな、あの東京からいちばん近い老朽原発が事故を起こしたら同じようなことが起こるだろう。そしてやはり取り残される人はいるんだろうな。日常においてもネットの情報は、何が正しいのかわからなくなるのに、非常事態においてはなおさらだろう。まさかと思われるような、避難できた人の扱いも、緊急事態条項が通ってしまえばできてしまう。著者が毎朝Twitterにあげている浅草寺の写真が楽しみになった。
0255文字
🐕アヴェンタドール🐶🐾放置中
新着
★★★☆☆ 「鯖」以来の赤松さん。初の文庫書き下ろしだそうな。今回も特に癖のある文章でもなく読みやすかった。「東京株」という新種のコロナウイルスが発生し、逆東京ロックダウンという東京から締め出され、残った人達の話で、誰もいない街でコンビニやファミレスを漁ったり、、東京都から出された人達の扱いやら、うんなアホなと思ったが、なかなか面白かった。 ちなみに歩いて東京以外に出たらアカンかったんやろうかと思った。
0255文字
遊未
新着
コロナ東京株蔓延のため「東京逆ロックダウン」。そこで取り残されてしまった人々の物語。恐ろしいのは権力志向のためわざと残った人間、そして、ごく普通の人間が一度権力に接してしまい甘い誘惑を受けるとこんなになってしまうのかと。権力を持てば、近づけば異次元に行ってしまうのがよくわかりました。
0255文字
鉄之助
新着
コロナウィルスが「東京株」として変異し猛威を振るう近未来小説。政府から首都を捨てて避難するよう命令が出されるが、避難できない”下級国民”が、棄てられた民=「棄民」。著者自身ホームレス体験があり、非正規雇用の実態を熟知しているだけに全編説得力があった。作家デビュー4年にして「15作目は初の文庫書き下ろし」だと言う。62歳で作家デビューを果たした彼から、勇気をもらう。これからも、話題作・問題作が次々と生み出されそう! 期待が高まる。
0255文字
迷人
新着
ネタバレ令和4年。過去最高の重症者数と死者数を更新した新型コロナは、「東京株」と名付けられた。政府は首都を見捨てる、「東京逆ロックダウン」という政策を打ち立てる。だが一部、制度の瑕疵により、脱出できず東京に取り残された人々がいた。絶望と混乱の末に、彼らがみたものとは…?/①相対的貧困層、非正規労働者が、政治から置き去りにされているとの思いからという、P社が登場し納得。②情報を鵜吞みにした僕が「垂れ流し情報を自分のアタマで考えもせず、なんか自分だけが知っているみたいに勘違いしちゃってさ」と批判され、自戒、自戒。
迷人

2023-013

01/14 11:44
0255文字
ぷくらむくら
新着
もらいもの。こんなことないだろう、と笑えないのがつらい。なさそうでありそうな物語。
0255文字
いつでも母さん
新着
久しぶりの赤松さん。初の文庫書き下ろしの訳に情を感じた。『これは、警告である。』帯にあるが、ありそうで・・逆ロックダウン!これか!(汗)本作、これ赤松さん?って感じがしたのは私だけだろうか?かなり抑えている感じで、これは初めての方にも読み易いのではないだろうか?それにしてもコロナは、この国はどうなっちゃうのかなぁ。
0255文字
さち@毎日に感謝♪
新着
文庫書き下ろしの「東京逆ロックダウン」となった社会を描いた作品。実際にそうなったら暴動が起こりそうだなと思いながら読んでました。赤松作品は読後嫌な気持ちになる事が多いのですが、この作品はいい終わり方でした。
0255文字
ぷにすけ
新着
まさに今のコロナ架の日本を描いていますが、作者独特の毒のある現代社会への問題もからめられて、重々しい話しとなっております。うーん、何か色々と考えさせられました 。
0255文字
まさや
新着
筆者の本11冊目です。 コロナウィルス「東京株」の猛威により逆ロックダウンした東京。逃げ出せなかった都民はどうなるのか。 極限状態で出てくる人の優しさというものはいいものですね。
0255文字
lily
新着
新型コロナが強毒化し逆ロックダウンが実施された東京を舞台として、取り残された非正規労働者やホームレスの人間模様が描かれる。あまりに壮大な物語で設定には若干無理があるし、前に読んだ『鯖』『藻屑蟹』『らんちう』の鮮烈さに比べると見劣り感は否めないが、著書のいう下級国民の悲哀を描かせたらやはり一級品。パソナと竹中平蔵へのディスりに笑ってしまった!
0255文字
ぴちゃん
新着
初読みの作家さんでした。 赤松さんの経歴がまずすごい!社長からの漫画喫茶暮らし…。諦めず生きようとしているところが物語とリンクする。 元々台東区〜墨田区に住んでいたのでいまの状況と相まってリアルさを感じた。選挙でも一票の重さを考えたい。
0255文字
むらさき
新着
50 最凶の新型コロナウイルス・東京株が蔓延し、東京を見捨てる逆東京ロックアウト政策…。東京に取り残された主人公・イサム…。これまでの赤松さんの作品とはちょっと異なり、エンタメ作品寄り。逆ロックダウンの発想が新鮮で興味を持ちながらの読書となった。赤松さんのメッセージは十分に伝わってきた。
0255文字
ナリボー
新着
5/10 筆者のこれまでの作品のような人間の本性むき出し的な内容を期待していたが、内容やストーリー展開が凡庸に感じてしまった。
0255文字
小鳥遊
新着
ネタバレ変異した「東京株」出現に苦闘した日本政府は、都民を東京エリアから避難させる計画を発令。しかし、取り残された人たちがいた。主人公はいわゆるツイ廃(Twitter)、学歴もなく、非正規雇用社員として働き、浅草雷門前のマンガ喫茶で暮らす。"政治から置き去りにされている" そんな彼らがメインのお話。120人の社員を抱えた会社を破綻させ貧困生活を余儀なくされた経験がある著者ならではの独特の世界だなぁと思いました。が想像していたエログロは感じられず、サバイバルに生きる者たちと墨田区や浅草界隈の様子が印象に残りました。
0255文字
yoshida
新着
新型コロナウイルスの蔓延。強毒性の東京株が発生。日本政府は住民を都内から避難させる逆ロックダウンを実施。その網から漏れた人々。ホームレスや住所を持たないネットカフェ難民。彼等は商店やファミレスから物資を得ながらネットカフェで生き延びる。浅草寺に異様な集団があり、接触した者は疑心や裏切りを起こす。赤松利市さんの作品だと救いのないラストが多い。例えば「ボダ子」等。この作品では世界の終わりの様な描写もあるが、ラストに希望がある。ある意味、赤松利市さんの新しい地平とも言える。早くコロナが収束して欲しいと切に思う。
0255文字
ケロたん
新着
新型コロナ「東京株」発生で、東京から人が居なくなった。取り残された最下層民の生活。
0255文字
とし
新着
「だよね。自由がないんだよ。だから他人の痛みを想像することができない。それで自分より上の人間の言うことは鵜呑みにして、下だと思える相手を見下すんだ。自分がいつ、その立場になるかも想像できないでさ」 久しぶりの赤松さんの本。 やっぱりどこか生臭い(笑) コロナの東京株なるものが流行した日本の話。 主人公が酷い目に合うのかと思ってたら思いのほかのハッピーエンド。 ハッピーでは無いだろうけど(笑)
0255文字
ガーコ
新着
☆☆☆
0255文字
ら゛
新着
ネタバレ本日1冊目。日本だからあり得ると考えるのか、他国ならあり得ると考えるのか、全くの絵空事だと考えるのか、迷う作品かもしれません。私は、他国ならあり得るかもと感じながら読んでました。ある程度を犠牲にして国を動かす。日本ならではだと感じたのは、見捨てはしないが決断が遅い、新興宗教じゃないが気がついたら誰かを頭にしてそれに従う。この流れは日本ならではかなと。リアリティーさを感じられる作品ではあったが、赤松作品らしさは正直あまり感じられず。過激さ、エログロさはほとんどなく、意外とあっさり決着したなという作品でした。
0255文字
pagrus55
新着
★★★
0255文字
桜
新着
コロナ禍を書いた本。 確かにありそう。ってか、最近「今日の感染者数」の速報が流れてないし、色々報道しなくなってきている気がする。 「私は避難するのかな?」とか色々考えたけど、「結局人は『死ぬ思い』しても変わらない(ㆁωㆁ)」と思った。もちろん、「志し」は変わるんだろうけどさ。
0255文字
まさおか つる
新着
「今の社会全体がそうなんです。自由に物事を発想できない。がんじがらめになっている不満を自分と同じような人間でストレス解消する。この人もそんな可哀想な人なんです」「だよね。自由がないんだよ。だから他人の痛みを想像することができない。それで自分より上の人間の言うことは鵜呑みにして、下だと思える相手を見下すんだ。自分がいつ、その立場になるかも想像できないでさ」
0255文字
烏賊天
新着
最初はリアリティのない設定だなと思って読んでいたが、イサムが預言者様になる第二章から、俄然面白くなった。現実を忘れ、しばし赤松ワールドを堪能した。
0255文字
Shinnosuke
新着
赤松利市さんの本を読むのはこれが4作品目。 赤松利市さんの本は、原発の除染作業員、非正規雇用、ホームレスといった相対的貧困層の立場からの視点が多い。なので、読んでいて辛い箇所も多いが多くの問題提起を含んでいる。 今作は東京株と名付けられたコロナウイルスが猛威を奮い、政府は首都を見捨てる東京逆ロックダウンの政策を打ち立てる。 政府に見捨てられ東京に閉じ込められた弱者が、上級国民ではない実際の私達と重なる部分が多いように感じた。コロナが再び拡大している今是非読んでみてください。
0255文字
ひいろ
新着
★★
0255文字
アリーマ
新着
赤松利市の昔世話になった担当者が文庫に異動になった、てことでの文庫書き下ろしだそうだ。コロナ禍の中、凶悪な変種が蔓延する東京から、政府は住民を全て都外に強制移動させると決断。しかしホームレスや漫画喫茶に寄生する若者らは取り残され…という話。なんとなく現実に起きそうなリアルさが怖いが、話自体はシンプルかつわかりやすい。生臭さも残酷さもエロ要素もほぼなくて、達者なエンタメ、て感じだ。そこそこ面白くはあったが、ちょっと物足りない感じも。★★★⭐︎⭐︎
0255文字
えりまき
新着
2022(161)面白かったです。コロナウィルス「東京株」が蔓延し、ロックダウンされた東京に残された人々のお話。もともとのホームレスと、コロナで仕事や家を失ったニワカの対立。政府の淡路島移転や、情報操作はリアル。なぜ東京から出れないのか?なぜ水道や電気は止められないのか?と突っ込みどころ満載ですが、夢中で読了。「自己責任」って、無責任な対策は要検討です!
0255文字
全56件中 1-40 件を表示
東京棄民 (講談社文庫 あ 150-1)評価82感想・レビュー56