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小隊 (文春文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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しゅんどーん
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ロシアが日本に宣戦布告し、北海道では壮絶な陸上防衛戦が行われる…。元陸上自衛隊の幹部自衛官の著者が、起こるかもしれない未来をリアルに描き出す。読んだあとでは、訓練はもちろん日々の点呼でさえ意味が変わって見えるのではないか。そのまま自衛官候補生の教材にできそうなくらい、密な内容になっている。
0255文字
キミ兄
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すげえ。ユージン・スレッジのペリリュー島戦記を日本人が書いたらこうなるという感じ。口に入ってくる土の味まで伝わってくる。状況的にはまさにウクライナ兵が開戦当初こういう目に遭ったんだろう。ここからどう抗戦意思を示していけるのか。どう反撃できるのか。国を守るとはこういう事なのか。☆☆☆☆☆。
0255文字
Thomas51
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やはり、芥川賞作家は苦手だ。調べると筆者は陸上自衛隊にいたことがあるらしい。帯に「ロシア軍、北海道に侵攻」とあり、昨今の世界情勢から、そんなことも有るかもしれないという好奇心から購入。 3編からなるが、後半の2編は元々は『戦場のレビヤタン』という本で、本書のタイトルでもある『小隊』と合本したものらしい。『戦場のレビヤタン』は元自衛隊員のKが主人公の作品だが、時系列が逆になっている。
0255文字
K
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ネタバレウクライナ侵攻と同じなのでは、とすぐに想起させられる。物語の最後の方に、惨い戦闘と日常の暮らしが1つの戦場地域に共存していることが、まさに今のウクライナと同じ状況なので、グッとリアルが迫ってくる。またGoogleで地図をよく見れば、北方領土から日本へどのルートで陸上部隊が進軍してくるか、そしてなぜ日本の駐屯地がそこにあるのか、何となく理解できる。
0255文字
WA
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ネタバレ発表順に、自伝的な気がする幹部候補生の訓練心象『市街戦』、自衛隊を辞めて傭兵として自分探しをするかのような『戦場のレビヤタン』、戦争の始まりも行程も一つの戦闘の終わりも「無関心」という究極のリアルで描き切った『小隊』の3部作。どれも自衛隊がらみだが、作品ごとに主題の普遍化が見られて興味深い。
0255文字
ikedajack
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元自衛隊の作者であるが故の細かい描写に引き込まれてました。北海道が舞台の小隊は正にロシアとの戦いの描写がリアルでした。
0255文字
ユウヤ
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砂川文次は初めて読んだ。軍隊用語が頻発することと、リアルとバーチャルが錯綜するため、スルリと読めるわけではない。そのような中で筆者自身が経験した自衛官というものに対する捉え方が垣間見えた。他の作品も読むことにしよう。
0255文字
Meistersinger
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現場の幹部自衛官の心理描写に特化した作品。描かれるのも一つの戦場だけで戦争全体が描かれないのはリアルである。
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hata2
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ネタバレ短編集。表題作は淡々とした描写は最後まで続くが、ロシア軍との交戦が始まってからは最後の「生き残ったのだ」までは緊張感が続いて一気読みした。ロシア軍の描写は抽象的でもあり、別の国や宇宙人であっても取り換え可能だと思う。
0255文字
寒山寺三平
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三度目の正直の「ブラックボックス」で第166回(2021年下半期)芥川賞を受賞した著者の第164回候補作になった本作。前後の経緯がわからないまま北海道に侵攻したロシア軍に対処する陸自のU幹の初級幹部(3尉)小隊長の心情と行動を描いた中編。中編ということもあり、半日もあればあっという間に読了してしまう。自衛官だった自身の経験から使われている用語や実際の戦闘行動などにはリアルさが感じられたが、読者に伝えたいものが今一つわかりにくかったというのが率直な感想。愚かな人間の不条理に対する根源的な怒りだったのかな?
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tacacuro
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全体を通して元自衛官ならではのリアリティーがある。特に表題作では、ロシア軍相手の戦場での将校・兵士の「実務」「心理」「混乱」や戦闘がもたらす「惨状」がとても具体的だ。ただ、他の2篇は少々芸術的過ぎてついていけなかった。この3篇をこのタイミングで文庫化して販売した文藝春秋社の営業力に感心する本。
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九曜紋
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標題作ほか全3編からなる中篇集。著書・砂川文次氏は元自衛官。その経歴ならではの描写力、表現力は随所に感じられる。標題作「小隊」はロシア軍との戦闘を描いており、嫌でも現在進行形のウクライナでの戦争を想起させる。自衛隊員はあくまでも「特別職国家公務員」であり、徴兵された、あるいは志願した「兵士」ではない。憲法第9条により日本は戦争をしない、と明記されているからだ。しかしながら、「死」を身近に感じたことのない「仮想兵士」で国土防衛ができるのか。これこそが本書の隠された主題、問題提起である、というのは穿ち過ぎか。
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CHACK
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なんの前置きもなく、ロシアが北海道釧路地域に攻め込んで来ているところから始まるお話。戦いの理由も顛末もわからない構成だけど、著者が元自衛官であるせいか、描写に凄まじい説得力がある。
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ikedama99
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新聞の広告を見て購入。妙にリアルであるのは、経験者だからか。戦いのシーンはやはり息をのみながら読んだ。それにしても、生臭い印象を持った。「死」が近くにあるというだけではなく、その表現が「生臭い」ようにも思えた。ただ小隊壊滅後の展開は、それまでの戦いの緊迫感と落差が大きくて、自分にはどうかな・・と思う終わり方だった。ただ、ヒーローっぽく終わるわけではないから、これでいいとも思うが。話としては表題作より「戦場のレビヤタン」が自分には魅かれるものがあった。
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G軍曹
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⭐︎⭐︎⭐︎
0255文字
榧
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Kindle
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