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中国の「よい戦争」――甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム

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ぞだぐぁ
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アメリカにとってWW2が悪の枢軸から世界を守ったっていう認識があることを念頭に置いてないとタイトルのニュアンス分からないかも。 中華人民共和国が一つの中国を強く出して台湾有事の恐れが強く出てる昨今だけど、それはチベットや少数民族の独立に繋がることを恐れるだけでなくWW2中に欧米と条約とか結んでいた中華民国の立場を今の中華人民共和国が継いでいるっていう見方は新鮮だった。 南シナ海の領有権や尖閣諸島は台湾も絡んでいるからわかるけど、九段線も中華民国のころから主張されてたことなんだな。
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Junc
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以下に支那共産党が日本を貶めるために活動しているかがよくわかる本.ある意味,中華人民共和国のやり口を勉強するために読んだ方がよい.著者の専門が現代中国史.現代中国史なんてあるのか疑問だが?共産党のファンタジーのみ.嘘も100回言えば真実になるを地で行く.南京事件もあったこと前提になっている.真面目に研究したとは思えない.ただ,日本の学者よりはだいぶまし.
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depo
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図書館本。
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Satsuki
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戦争の記憶と現代中国の関係性について。80〜90年代以降、戦争の記憶が前面に押し出され、国内的にはアイデンティティ形成、対外的には地位と発言力の向上に使われてきたというのが著者の論だ。「よい戦争」としての記憶の再構築と、世界戦争の一部としての位置づけ。民間でも異なる原理で戦争記憶が扱われる。国民党の役割を肯定的に再評価する傾向が強まるが、この点では「不安定なバランス」。世界との関係では、中国が戦後国際秩序形成の一部を担ってきたナラティブと、日本への牽制。欧州の著者だからか、欧州の視点が感じられるのも新鮮。
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くまパワー
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テーマはとても良いが実際に見ると中には指摘したい所はたくさんがある。やはり多分欧米向けの書だけど、太平洋戦争の中で日中戦争の地位を蔑ろに気がする。中にもなんか欧米から中国研究の西方中心論というステレオタイプを感じた。史料の選択もにも問題があり、大轟炸や東風雨などの駄作を中国の抗战映画の代表として分析するのは説得力がない。南京大虐殺はジェノサイドではないしホロコーストと比べすることはとても危険という論説は私から賛同しません。そして抗战記述を分析なのにいっぱい中国政治スキャンダルを紹介しやはり無関係だと思う。
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