読書メーター KADOKAWA Group

君のいちばんになれない私は (アルファポリス文庫)

感想・レビュー
7

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
めぐ
新着
将来を誓い合った両思いのはずの幼馴染が地元を出たら病弱美少女に略奪されてしまった僻地の女子の視点で眺める余命モノ青春恋愛小説。ありそうでなかった設定がベタじゃないのはいいが、終始すれ違いでモヤモヤする、結局は全員が可哀想、といった具合で、読んでいてときめきや爽快感が足らず、ありがちな展開というのはやはり需要があってそうなっているのだなぁと再確認出来るところに面白さがあった
0255文字
木立花音
新着
ネタバレ主人公である千歳。拓海とひそかに千歳に想いを寄せる彼の弟大海。そして、華。 拓海は千歳に想いを残しているようなのに、なぜ隣にいるのは華なのか?  これが本作のメインとなる部分でしょうか。華と拓海が付き合い始めた理由。そうならざるをえなかった背景を知ったとき、人間ならでは汚さとか、それでもどこか憎めないものを感じました。 余命いくばくもない華が恋のトライアングルから降りたとき、残された三人はどんな選択をするのか。 限られた登場人物で、複雑にからみあった人間模様を描き切った傑作です。 ぜひご一読を。
0255文字
合縁奇縁
新着
『主役になれないすべての人に贈る、切ない青春恋愛物語』 かつて将来を約束しあった、幼馴染の千歳と拓海。北海道の離島で暮らしていた二人だけれど、甲子園を目指す拓海は、本州の高校に進学してしまう。幼い頃の約束を胸に秘めつつ、素直に気持ちを伝えられないまま、千歳は拓海を待ち続けていた。やがて三年が過ぎ、しかし甲子園出場の夢を叶えて島に帰ってきた拓海の隣には、「彼女」だという少女・華の姿があった。さらに華は、重い病にかかっていた。忘れたいのに、忘れられない。嫌いになれない――すれ違う二人の、青くて切ない
合縁奇縁

千歳の心の葛藤や拓海の不器用すぎる優しさなど丁寧な心情描写に引き込まれました。拓海の弟・大海視点の「九回裏の魔物、そして延長戦へ」で、いつも兄の拓海と比べられたり、千歳への想いを諦め切れずに延長戦に持っていく大海の心情が切なかった。店長さんが良いキャラしてる。拓海視点の「好きでいるのも諦めるのも難しく」で、鈍感な兄に千歳が好きだったことを言った大海は兄と最後の賭けに出たり、明かされる甲子園での出来事から、好きなものを好きであり続けるのが難しいように、好きなものを諦めるのも難しい。どれだけ千歳のことが好き

09/27 17:56
合縁奇縁

なのかすごく伝わって来ました。幼馴染みの拓海はもちろん、恋敵から徐々に打ち解けていく華と千歳や恋心をひた隠してずっと千歳を支えていた大海など、周囲のキャラクターにも好感が持てて読後感のよい作品でした。千歳が苦しい思いを乗り越えて成長していく姿が眩しかったです。すごく遠回りしたけど、二人が約束を守れて本当に良かった。大海は一見、おちゃらけているように見えて実は観察力に優れている。今回は損な立ち回りばかりをさせられてきた彼が報われるスピンオフ作品が読みたいです。

11/15 15:48
4件のコメントを全て見る
0255文字
よみよみしなもん
新着
ありがちな恋愛小説要素にプラスして "死"の要素が盛り込まれてる!おもしろいよ
0255文字
葛城騰成
新着
ネタバレとても素晴らしい作品でした。千歳ちゃんをメインに据えて余命僅かの華をサブに沿えてストーリーを展開させてくるところが構成の妙といいますか他とは違う所だと思います。 北海道を舞台にしているのも好印象です。昔の日本を見ているような懐かしさがあるのがいいですね。島の皆が優しくて温かいので、故郷の良さを教えられるような気持ちでした。 華の真っ直ぐさ、綺麗さの中にある黒さ。間違いも後悔も抱えて希望を持って生きようとする彼女の生き様は立派でした。
0255文字
サクライロ
新着
「終わらせる方法。これ以上傷つかないために、気持ちに整理をつける。それを理解していても、いざ踏み出せないのは勇気がないからだ」
0255文字
なみ
新着
将来を約束した幼馴染の野球少年が、重い病気を患った恋人を連れて帰ってきた。 千歳の苦しみが、拓海の不器用すぎる優しさが、2人の後悔と葛藤が胸に響いて、青春をたっぷり感じられます。 先が気になって、どんどん読み進めてしまいました。 面白かった!
0255文字
全7件中 1-7 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません
君のいちばんになれない私は (アルファポリス文庫)評価100感想・レビュー7