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正法眼蔵講話〈1〉

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大和桜289
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読メによれば六年ぶりの再読。「正法眼蔵講話」四巻シリーズは哲学者西谷啓治氏の講演録である。本書第一巻は「序ー道元の生涯と思想」としての五講演と、「正法眼蔵」全体の「序論」ともみなしうる「弁道話」に関する全二十講演のうちの前五回分、都合十講演を収録している(残りの十五回分が第二巻に収録される)。第二巻の「あとがきに代えて」によれば、講演内容は雑誌「兄弟」に順次掲載されたとのことだが、その期間も1966年1月号から72年8月号までと息の長い取り組みとなっていて、その解説内容も行きつ戻りつと極めて懇切丁寧だ。
0255文字
大和桜289
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西田幾多郎門下の西洋哲学研究者であった西谷啓治氏が、「正法眼蔵」を講義された記録を四巻にして出版されているもの。取り上げられたのは「弁道話」と「仏性」で、講話一、二が「弁道話」(上・下)、講話三、四が「仏性」(上・下)となっている。この著作のありがたいところは何といっても講義録ということで、話し言葉で懇切丁寧に話されていること。そしてその言及されている内容が「正法眼蔵」の仏教的解説にとどまらず、西洋哲学やキリスト教の深い造詣に基づき東西の思想を比較検討して説明されていることである。手放せない書籍だ。
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