形式:文庫
出版社:PHP研究所
分かっていただろうが、知れば知るほど二の足を踏んでしまわないか、生きて帰れる保証もない。それでも行くか?無事着いた 宗達らは現地でダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を見るが、その場所で少年カラヴァッジョに出くわす。この物語、読めば読むほどフィクションが過ぎるような気もしてくる。作り話もここまでくれば着色しすぎという気が湧いてくるところが残念だったかな。
研究者が聞けば一笑に付される「夢物語」である。けれど---。それでいいではないか。(389頁)
まだまだ紙は貴重品だったと思われる16世紀、1000冊を超える画帳(と木炭)を宗達少年が何処でどうやって調達したことにしたのかと小1時間問い詰めたい。モノが溢れている現代でも1000冊を超える画帳と筆記用具を揃えるには莫大な資金が必要だと思うの。あと、ちゃんと防水処理(蝋などで封)をしておかないと水浸しになりかねない道中、教皇に箱を下賜されるまでの間、どうやってその大量の画帳を封していたんでしょうねー(棒) など、設定の甘さにうんざりする場面多数。
途中で聖☆おにいさんを挟んだせいで、ノアの方舟のくだりで笑いが止まらなくなる。ルーターが繋がらなくなったくらいで"世界を"リセットしないでぇwww (もうしないって約束したとこまでw)
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