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銀二貫 (ハルキ文庫 た 19-29)

感想・レビュー
62

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19720624
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ネタバレ江戸時代、突然父を亡くし武士から一転して寒天問屋の丁稚として生きていく少年。苦労に苦労を重ねながら縁にも恵まれて成長していく様子をまるで自分が親になったような気持ちで見守る。何年も何年もかかってようやく貯めた大金の銀二貫を一度ならず二度三度と差し出す寒天問屋の主人。最期のセリフ「ええ買い物したな」が粋だ。こんなお金の使い方が出来る大人でありたい。
0255文字
女王様
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3回目ぐらいなのに登録してなかった。 やっぱり泣いちゃって今朝は練羊羹買って出勤しました。
0255文字
GG読書家
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初読み作家さん。読み始めるとやめられなくなる。銀二貫で助けられた松吉。大阪は行ったことはないが、天満宮に行ってみたいと思った。銀二貫は毎回有効に使われた思う。松吉の一本気とそれを応援する人たち。なんと素敵な人たちか。現代では死語に等しい「一途」という言葉。おじさんは感無量だなぁ。
0255文字
燕(つばめ)
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結構有名らしい物語、仇討ちを銀二貫で売った大阪の心太問屋の主人が銀二貫で泣き笑いする内容、チャンバラではない時代物が好きなので楽しめて読めた、でも泣くほどでは無いかな。
0255文字
Ponyo
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読書部の先輩の推薦本。徳を積むとはこのような思想、生き方なのかと大変感銘を受けた一冊となった。大阪商人が様々な苦難に向き合いながら、人と人との縁やひたむきな挑戦の織りなすストーリーで、あまりの清々しさに心が澄み渡る読後感。幼くして独り身となった主人公のまっすぐさにも心を打たれます。人を憎まず、使命を果たすことで、周囲にも細波のように温かな影響が広がる様子がちりばめられています。こうありたいと思いました。
0255文字
とらちゃん
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ネタバレ舞台は大阪天満。私には馴染みのある街なので親近感を持ちながら読み進めた。 銀二貫で、寒天問屋の店主和助に父への仇討ちを買われ鶴之輔から名前を改め商人として生きる松吉。寒天という地味な素材だが大阪商人の心意気、当時の町の賑やかさ災害、人情が混ざりあう。終盤、母の墓参りに郷里を訪れた松吉はかつて父を切り銀二貫で仇討ちを売った建部玄武の葬儀に出会う。そこで銀二貫の使い道を知るのだが涙が止まらなかった。 読み終わり、寒天が食べたくてたまらない。 まずは、ちぎって味見するんだろうな
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ろじ
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ネタバレ銀二貫が安い買い物だったと最後に泣くシーン 泣いてしまうがなwwww 皆が焦れったがる恋路、吹き出してもうたわい
0255文字
neco
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寒天問屋井川屋の主和助が、天満宮再建の為に貯めた銀二貫でひとりの少年の生命を救う場面からぐっと胸に突き刺さりました。松吉と名付けられたその少年が井川屋の丁稚として生きることになり、必死に働くのですが、何とも主とのいい信頼関係と絆を繋いでいるのです。 松吉が少女真帆に出会い恋と気付かぬまま想いが深まる中、突然起こった大災害により会えなくなる…この辺りから雲ゆきも怪しく、大体予測もつく中、泣かせる終盤、小説の折り返しはもう親の様に見守りました。とても良かったです。松吉の寒天作りへの拘り、心がキュンとしました。
0255文字
シャリファ
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「あきない世傳」でも感じたけど、高田さんは小道具の使い方が上手い。「こう来たか〜!」と鳥肌立った。
0255文字
moonchild
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さすが高田郁さん、何度も泣かされました。
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ほう
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仇討ちによって父を失った少年、鶴之輔が寒天問屋「井川屋」の主人和助に拾われて、成長していくさまが描かれている。高田郁ワールドに入りこんで、やはり一気読み。大阪の言葉が臨場感をより高めている。「始末する」なんて言う言葉のニュアンスはなかなか難しいかもしれない。とは言え、松吉として名を改め、丁稚奉公を始める主人公の健気さや、彼を取り巻く人たちにもそれぞれ物語があって、ページを閉じられない。真帆も可愛らしかった。
鴨ミール

これは随分前に読んだのですが、良い話でした。寒天問屋の話は、大変な仕事だと思った記憶があります。

03/28 17:38
ほう

鴨ミールさん、こんばんは。寒天作りの大変さから始まって、それを料理の方へと広げる松吉の辛抱強さにも心打たれました。

03/28 19:43
6件のコメントを全て見る
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ゆき
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悲しくもあり心が温かくもなる物語。高田郁の主人公はどれも優しく魅力的な人物が多い。真帆と父親が別れるシーンは、切なく泣いてしまう。またお金の価値や使い方についても考えさせられる。良いお金の使い方をすると、良い循環となり幸せをもたらすことができるということを学んだ。私もしっかり考えて良いお金の使い方をしたいと思う。
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ライラック
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何度も災難に見舞われ苦労しながらも最後に報われる物語り。最初は主人公につらく当たっていた番頭さんの変化にニヤニヤさせられます。おいしい羊羹が食べたくなりますね。とてもいい読後感でした。
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Mariko
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8.0
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macky20247
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高田郁の時代小説も面白いのかなと思い、手に取った。時代小説はそれほど読むわけではないので、どうかなと思ったが、あっという間に引き込まれ、ついつい最後まで一気読み。
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千乃
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義理と人情に厚く、無償の愛に溢れ、心に感動を与えてくれる良いお話でした。舞台は大坂天満の寒天問屋。訳あって井川屋の丁稚となった松吉は、寒天の奥深さ、寒天の役割など知り、日々精進していく。自分の身を削ってでも人を大事にし、銀二貫という大金は、必要としてる人に導かれる。人として守るべき正しい道筋を教えてもらったようで、背筋がぴんと伸び、前向きに頑張れる気持ちにさせてくれる読了感は、深い情に包まれる。高田郁さんの時代小説が大好きになりました。
0255文字
kouichi
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ものすごく感動しました。最後は涙が止まらない感じになってしまいました。 主人公の松吉が、とんでもない苦難に遭いながらも、誠実に真面目に一生懸命に生きて、最後には周りの良い人達の支えを得ながら、幸せを掴み取るという痛快な物語です。 一歩一歩弛まず進み、転んだら立ち上がり、簡単には諦めない、自分自身ももう一度頑張ろうと、勇気をもらいました。おすすめです。
0255文字
katokicchan
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ネタバレ幻冬舎のときから横目に見てたけど、みをつくしとかあきない正傅を読んでる途中で、食指が動きませんでした。今はシリーズ端境期だし、本作は昨年末にハルキ文庫で新装され目に入りやすい場所にあったので(これ大事)、やっとお持ち帰りできた。でもって!各シリーズの源流、本作は寒天屋ですが今の路線を決定づけた筋立てで、この1冊に高田さんの時代小説の良さとか面白さが全部詰まってて、大満足で凄く良かった!! しかも三方よしの本編ラストに続き高田さんのあとがきがほんとすばらしく、本編並の感動。兎にも角にもファンは必読の1冊。
0255文字
雪待月
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寒天一筋に何年も何年も試行錯誤を続ける松吉の粘り強さに感服しました。あとがきに、髙田さんは小説に登場するすべての料理を作って研究する、と読んで納得。そのようにして、この作品は生まれたのか〜。2024年、私も少し粘り強さを見習いたいと思ったのでした。
0255文字
die_Stimme
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ネタバレ天神様に寄進するはずだった銀二貫がつないだ縁。粋な大人たちと、まっすぐすぎる松吉。一見とっつきにくそうに見える善次郎のツンデレっぷりや和助と善次郎の間の信頼関係がいいなあ。
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アサイ
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前作同様、江戸時代のお話。どこか切なくも懐かしく胸にじんわりとした温かさを感じることのできる作品でした。不自由に見える中にある人間の真実のようなもの、それが描かれていた。
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桜里
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銀ニ貫を寄進するまでにどんな困難にもめげずに立ち上がる強さと、大阪天満宮への信仰の深さを背景に紡がれる人々の物語に引き込まれた。 ラストの数行が本当に良かった。
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カエル軍曹
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安定の髙田郁作品。長距離バスの中で号泣してしまった。江戸の商人の物語を書くのが本当に上手い。人物設定も明快だし、山あり谷ありの展開も王道。一冊で完結であるのが名残惜しい。
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だっち
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★★★★★I think it's a wonderful book no matter how many times I read it.NHK, which made this work into a drama, is great.
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ゴロ
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金と銀シリーズが良かったので手に取った。金と銀と違い、主人公がキレキレのビジョナリーではなく、むしろ生真面目で鈍臭い人物なことと、取り扱う商材もあまり広がらない感があったため、最初はイマイチかと思いきや、嬢さん登場後はメキメキと面白くなり感服いたしました。後書きで作者も書いているが、最後の4行が素晴らしい。⭐︎5
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にゃんこ
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ネタバレ改訂版であったか!床几に腰を下ろし大好物の蒸したての羊羹を口に含む和助。出会した仇討ちにポイっと銀二貫。ここでもはや大店の主人の器である。「始末、才覚、神信心」どれひとつ欠けても店を大きくすることはおろか保ていくことすら難しい。松吉も真帆もよう頑張った。読みながら口の中で繊細な羊羹の甘みが広がるような感覚がたまらなかった。何より涙したのは、あとがき。「売れるものを書く」そんな髙田節は望んでいない。「読んでの幸い」を体現させてくれる作品をこれからも心待ちにしています。
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キティ
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ネタバレ和助は天満宮再建のための寄進用に苦労して銀二貫を用立てるも、松吉の父親の仇討ちを目の当たりにしその銀二貫で言わば松吉を助ける。他に行くあてもなく恩義もある和助の寒天問屋で健気にたくましく生きる松吉はもとより、頼もしい和助、ツンデレ善次郎、心優しい梅吉、真帆、嘉平、半兵衛、皆努力を怠らない魅力的なキャラ達と高田先生の素敵な文章が織りなす心温まる物語。羊羹も真帆ともハッピーエンド。冒頭の仇討ち買いで銀二貫を思いがけず手に入れた建部を下衆と思ったが、終盤でその銀の使途が知れて一興だった。
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 のっち
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前回とは別の本で再読。再読でもやはりというべきか銀二貫の重みを嫌というほど感じる物語でした。登場人物の真面目さ人柄の良いこと。松吉、真帆、和助、善次郎、梅吉、半兵衛、嘉平・・・キリがない。またこの時代は火事も頻繁でその度に降り出しに戻ることの連続、しかし負けずに立ち上がる姿に感涙。涙の連続でしたが、幸せな最後でホンマに良かった、良かった。
0255文字
かいちゅう
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久しぶりに髙田郁さんの作品を読みました。また目の付け所が絶妙で面白くて、一気に読みました。
0255文字
わたしは元気
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泣きました。 ドラマで見たはずですけど、ちゃんと見てなかったのかな。 ひとつの思いを貫く凄さに痛みいりました。
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ネモトキノコ
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ネタバレ寒天問屋の和助が仇討ちの現場で助けた鶴之輔のちの松吉。銀二貫で買う。今のお金でいうと300万円くらいだそうです。天満宮の再建の為のお金、苗村の新田開発の為のお金、半兵衛さんの新しい仕入れ先の為のお金、そしてようやく真帆と松吉が天満宮の再建のお金を納める。めぐる人情や温かさでみんな幸せで嬉しい!読み終わってしまって淋しい。。新刊だしてください!
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黒猫のダンゴ
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ネタバレ寒天問屋主人の和助が銀二貫で仇討ちを買い、命を救われた武士の鶴之輔こと松吉。和助の行動で悲願の天満宮の銀二貫の寄進ができず、鬱屈する番頭・善次郎。 大火に見舞われた人気料理屋の一人むすめ真帆が支えられた銀二貫。救われる銀二貫であり、縛られる銀二貫、拠り所にもなる銀二貫。様々な価値を持つ銀二貫の物語。最後は胸が詰まる完了であった。
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とことこ
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主人公の周りの人たちが良い人すぎる。もちろん主人公も不器用なくらい誠実で真面目。最終的に、きっかけ毎の銀二貫で全てがまるっと治まる。それまでの登場人物達のそれぞれの努力と心意気が素晴らしい。面白かった。
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perican
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ネタバレ生きたお金の使い方。銀二貫は今でいうと200万円くらい? いまの大阪市街をイメージしながら読むと、通りや街の風景が楽しめる。同時に一晩で広範に焼き尽くす大火の恐怖、規模がすごくよく伝わる。こんな広い範囲で燃えるのかと。天災とか火事とか、当時の人では抗えないものが多いからこそ、町の人の天神さんへの信仰心が強くなるのかも。
0255文字
チャウ子
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店主和助の心の寛大さ、松吉のひたむきさに心打たれます。
0255文字
yuka
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銀二貫で仇討ちを買い、その銀二貫は苗村を生き返らせた。苦心して貯めた銀二貫は寒天場の再建に役立ち、最後にようやく最初の目的だった天神さんに寄進できた。いろんな銀二貫がたくさんの人の人生を変え、繋がって未来を作ってきた。心温まる人情話。 出版社を変えて再刊行された一冊。作家さんと出版社との『信』から生まれた再刊行というのも素敵な話。
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会員~
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ドラマや舞台化もされてる人気作品の、出版社を変えて再刊行された文庫版です。 仇討ちで父を斬られた武士の子が、寒天問屋の主人に銀二貫で引き取られる場面から第1章がはじまります。 武士の子「鶴之輔」は「松吉」と名を変え丁稚として人生を歩んでいく事になり、料理屋の娘・真帆との出会いや銀二貫にまつわる出来事などを絡めて物語は進み、最後は大団円…でしょうか。 基本的にそんなに悪人がいないので、読後感が良く心地よい気分で本を閉じる事が出来ました。
0255文字
もりみー
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ネタバレ高田郁ワールド炸裂。人情ものを書かせたら右にでる者無し。
0255文字
雪うさぎ
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ネタバレ仇討ちを買った銀2貫、苗村を生き返らせた銀2貫、寒天場の再建に使われた銀2貫、天満さんに寄進された銀2貫、銀2貫が人の縁や恩を繋ぐ良い話を読みました。いろいろあってヘタレそうになってた気持ちがシャンとしました。
0255文字
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銀二貫 (ハルキ文庫 た 19-29)評価60感想・レビュー62