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森鷗外,自分を探す (岩波ジュニア新書 961)

感想・レビュー
10

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oooともろー
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森家と自分、母親と妻、軍医と文学。裂かれる自我に悩んだ鷗外。色んな見方ができる。
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ほなみ
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今度舞姫の読書会に参加するので読んでみた。 森鴎外ってこんな偉い人だったんだなと素直に驚愕 まさか軍の医療部門のトップにいたとは。。。 経歴も幼い頃のエピソードも化け物揃い。ただ、人間関係に関しては苦労してそう。舞姫が実体験ベースだというのはよく言われたことだが、離婚を経験し、激しい嫁姑問題に挟まれてたとは知らなかった。 本にも書いてあるとおり、さまざまな役割を完璧に演じたかった人なのかもしれない。 舞姫は優柔不断さが描かれているが、森鴎外は完璧さを求めるゆえの失敗だったのかもしれない
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あかり
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ネタバレ最近興味を持ちはじめた森鴎外。一見順風満帆に見える彼の人生だけど、変動する時代と、自分の内面と求められる役割との中で、苦しみ、模索しながら生きてきたことを知った。でも、その二面性があったからこそ、小説家や軍医として大成したのではないかと思う。忙しい場所に身を置くのが最上の人らしく、私には到底真似できないなと思う。 彼の苦悩や、その時代の小説家たち共有の悩みがよくわかる良い本だった。 ところで、子どもたちに「心の全部だった」と言わせるほどの鴎外の父親としての姿が気になる。子どもたちの文章も読んでみよう。
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ずず
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入試に採用されてそう
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るい
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「舞姫」の印象の悪さ、森鴎外の軍医としてのエピソードなど、断片的に知っていたことを、「森鴎外の一生」を通してとても詳しく書かれていた。森鴎外について知りたい人に、入門書としておすすめの一冊!
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KAZOO
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高校生向きにかかれた森鴎外の生涯をその作品とともにわかりやすく書かれています。私は吉野俊彦先生の鴎外の生涯を克明に描いた5冊の本を幾度か愛読していますが、この本もコンパクトな割には鴎外の姿をきちっと公平に書かれています。しかしながら最近の中高校生でどれだけの人が鴎外の本を手に取ってくれるかが気になります。「渋江抽斎」などを読む人がどれだけいるのか知りたい気がします。
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おはぎとぼたもち
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「森林太郎トシテ死セントス」陸軍医になれ→鷗外文庫の蔵書書き込みに見る反抗心@独医学の試験前に漢籍に熱中、エリーゼの渡日旅費や無聊を慰める本の手配。七つの舞姫。家・口語体の中で「個の私」は何処にいる?真面目優柔不断≒嵐を越える船のかすがい。
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馬咲
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「自分探し」をキーワードに、周囲が求める姿と自身が求める姿の間で思い悩んだ森鴎外像が強調されている。文学者と軍医というしばしば相反する立場の間での葛藤という定番の描写に加え、嫁姑のそれぞれに望まれる二つの立場を両立しようと苦心した家庭的な姿も描かれている。ジュニア新書らしく、「古文と現代文のあいだ」と題して江戸後期の身分や立場により異なっていた諸文体の紹介と、それら文体の統一を目指した明治の言文一致運動に一章を割いて言及している。そんな中で鴎外も『舞姫』の文体探しに苦労していたことが分かり、参考になった。
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ブルーツ・リー
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森鴎外の人生は苦悩が大きいものになるだろうなあ、と感じた。 森鴎外は、藩医の出であって、武家に準ずる家柄。当然、幼い頃の教育は儒教思想に基づいて行われる。 それだけで生きられれば先祖代々やっている事を繰り返せばいい訳だが、明治維新からの近代化により、自由の中で生きざるを得ない事になる。 更に鴎外はドイツ留学の経験があり、近代の自由のすばらしさにも触れ、その間にあって、文学作品を書き続ける事になる。 自由の不完全さの中にあって、それでも儒教の完全さを見失わず、完全なる父、完全なる作家を目指した人だろうか。
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Gamemaker_K
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森鴎外概論に加え、言文一致付近の事情も分かりやすく書かれている(岩波ジュニアだからね)。明治男子は大変だったんだねほんとに。…「舞姫」については、高校の頃は豊太郎の言動を「何から何までしょうがないだろ」というようなことを言って当時仲の良かった女子を激しく怒らせた記憶がある。エリスがかわいそうだとちょっとでも思わないのか?と言うようなことを言われたが、あの状況なら何にも抗えないだろう…と火に油を注ぐことは言わなかったと思うその時は。
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