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農協のフィクサー

感想・レビュー
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go
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連載中は野中広務を倒した男というタイトルだった様だが、野中広務になれなかった男とも言えるし、野中より一回りスケールが小さかったのは否めない。地方ってこういう独裁者出やすいんだよね。悪党というにしても身内優先みたいな事くらいだったらまああるわなという感じ。結局押しの強い奴に迎合する人間の弱さだよな〜と思って萎えた。
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HAYASHI Tatsuhiko
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図書館に予約して待つこと1年半。JA京都のトップに永年君臨し、全国組織の要職にも就く中川泰宏の疑惑の数々や横暴な立ち振舞を描く一冊。読んでいて、ここニ〜三十年のことのようには思えず、「昭和だったら、ありそうな感じだけどな…。うん、昭和的や…」と思っていたのだが、エピローグのタイトルに「昭和的独裁者」という語があり、ニヤッとしてしまった。読み物としてはとっても面白かったのだが、こういう組織では働きたくないね。読み物として読むのはいいけど、近くにはいてほしくない存在だな。
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くものすけ
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JAがどれだけ日本農業衰退に加担しているのか(語弊あり)知りたくて本書を読みました。しかし、本書の内容はJA京都を根城とする悪党中川泰宏ひとりの悪行振りに焦点が置かれていました。農協関連の労働組合解散、京都市内の地上げ、選挙におけるJA関連職員の総動員、「桜の会」もどきの海外での国費(税金)乱用による豪華な宴、悪行の限りを暴く、ダイヤモンド社の取材執念にびっくり仰天しました。さらに、各地方のJAに大なり小なり中川の様な悪党が君臨しているのかと思うと、日本の農業はお先真っ暗と思われます…
papacy

こんにちは。私はマイクロ農業に興味が出て以下の書を読み、書き手によって農業の保護・発展に対する考え方が大きく違うことを知って驚きました。まだ、何がどこまで本当か分かっていません。くものすけさんのコメントを見て「農協のフィクサー」も読んでみようと思いました。 ①森永卓郎さん 「マイクロ農業」のすすめ ②堤未果さん 「日本が売られる」(農薬、はちみつの話が登場) ③有坪 民雄さん「誰も農業を知らない2」

10/26 11:01
0255文字
いちは(精神科医)
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Audible。半分以上読んだところで損切り。中川という人のことをまったく知らないので、いまいち入り込めず……。
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takao
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中川泰宏
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ルイスエンリケ
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JA京都の大物、中川泰宏に関するノンフィクション。
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doublebeko
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中川泰宏という京都の農協の「独裁者」の所業について取材した力作。京都という土地は政治的なドロドロが濃い。これは長らく都が置かれたことで生まれた宿命なのか。令和になった今の時代にこのような昭和的な人物が力を保持していること自体にも驚く。文章が硬く説明調でいささか平板なので途中から斜め読み。しかしながらこういう面倒くさい、なんでも裁判に訴えてくるような人物組織を相手にするのは大変だろうがやり切っている著者およびダイヤモンド編集部はすばらしいと思った。
0255文字
Mozuku
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政治サスペンスのような面白さで、千本木氏のジャーナリストとしての執念を感じさせる。ただ、中川氏はJA京都の中心人物に過ぎず、全国組織においてはそれほどの影響力があるような描写も無いので「農協のフィクサー」はちょっと言い過ぎかなと。野中広務との抗争や小泉2代との関係性もストーリーに華を添えている。農業者としては、農協のスタンスだけに頼らず、外部のジャーナリズムによる多角的な視点からの判断をするべきだなと改めて考えた次第。
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読書家さん#tzCNwU
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JA京都について、新聞以上に詳細な情報があり、強い対立構造があったことを知ることができた。 ただ著者の強い感情が入った内容で、疑惑などについてたくさんまとめられているが、一方で功績については軽視されていて、内容全てを鵜呑みにはできないと感じた。
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Nobfunky
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こういう気骨のあるジャーナリストが世の中の闇を白日の下にどんどん晒して欲しいものだ。農協なんて甘い蜜を啜っている悪い奴が他にもたくさんいるのではないか。ただ、ジャーナリストが書く分量の多い単行本は、時系列が前後することも多く、少々読みづらい。
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パイナップルレモン
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中川泰宏の本も漁りたい
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ばんだねいっぺい
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記載が事実ならば「MR.やりたい放題」だから、掘れば掘るほど濃厚なエピソードが出てきそうであり、別のライターの方にも書いてほしいネタである。野中さんとの攻防をめぐるくだりを読みながら、もう少し、中川さんの流儀の奥にあるものにも肉薄してくれたらと思った。おすすめノンフィクション。
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ようへい
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農協のガバナンスはどうなってるんだとか、民主的運営と独裁との移行はやっぱりスムースにいかないもんだんだなとか、何のための組織なんだとか、思う所は色々ありますが、『幽遊白書』で蔵馬が言っていた言葉が脳裏に蘇りました。「組織の鍵は副官が握る」と。強過ぎるリーダーにはリーダーを諫めるナンバー2が、弱すぎるリーダーにはリーダーを担ぐナンバー2が必要です。綺麗事だけでは片付かない経営再建のため必要とされた救世主も、状況が変わればそれぞれの役割も変わります。そうした局面でどう幕を引くのか、その難しさでしょうか。
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うっず
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☆☆☆ 京都の農協を牛耳る中川さんについての本。読みやすい。 世の中にはたくさんこういう人がいるんだろうなと。それなりに面白い。
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やっほ〜
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ちょっとわかりにくかった、文章が。
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田中峰和
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野中広務と中川泰宏の近親憎悪の争いが醜い。野中の被差別部落出身に対して、中川は小児麻痺による身体障碍。両者ともに差別との戦いが己を強くし、政治の世界で蜜月の関係から敵対関係に変転する。それにしても中川の悪だくみは凄まじい。ブランド米に中国産の米を混入して、雑誌ダイアモンドに追及されると告訴し、敗訴。一族郎党、自分の会社や農協の役員にして公私混同の極み。野中から北朝鮮に米を送る指示を受ければ、政治利用して、国政への足掛かりにする。郵政選挙で小泉チルドレンとして当選し、ナナかと敵対関係に。早く引退してくれ。
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fjord
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フィクサーとしてというよりは、農協に対して昔はドラスティックな改革を叫ぶもののその後利権にまみれていきいまや老害になった経緯をたどるかたちなのが非常に面白かった。
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ちゃーりー
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本書に登場する登場人物は現職ですので、興味深く読みました。モノ言う県域はいくつかありますが、本当に系統のため、農業のため、農業者のためを想ってのことなのか、やや懐疑心を抱いてしまいました。現職ゆえに、現在進行形でエグいこともあるやろな
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たっちゃん
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このようなJA組合長が存在するのは、生産基盤がない地域のため本来本業とすべき営農指導事業が成り立っておらず、したがって農家組合員の結集力も弱いように感じられる。 全くガバナンス機能が働いておらず、やりたい放題ここまで、JAを私物化して、なお中央会長のポストに居座れていることにあきれてしまう。外圧による改革しか選択肢はないであろう。 野中広務との因縁の関係は、なかなかおもしろかった。
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鉄蔵
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京都には、本当に色々な世界がある。
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Hiroo Shimoda
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能力があって押しの強い人間による独裁、私物化。農協や全農、農中は経済合理性だけでは回らない難しさがあり、だから尚更こういう強い個が君臨するのだろうか
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惡い読書
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農協、いろいろ云われているし、もう散々なんじゃないかと思って本書を読んだら、想像を絶する金額の収益、もう金融業の団体と化していたのか/先に『国商 最後のフィクサー葛西敬之] 』を読んで、やれやれ、フィクサーもこれで終わった、と思っていたら、まだまだいた。そういえば京都には、同和・寺院・お茶・お花等など、そういう偉い人はいっぱいいたのだった/将来「フィクサー」と称されるだけあって、この人、学生時代からモノが違う。弁舌の鮮やかなまでに怖い感じ、金になる美味しいところを見つける勘の良さ、組織の抑えどころを把握⇒
惡い読書

する効率性、などなど美点を挙げれば枚挙に暇がない。全国区ではその才能を発揮するに広大すぎたかもしれないが、京都にはピッタリ嵌る才能のスケールだった、適材適所、いいところにいい具合に私利私欲の才能が嵌った気持ちの良さが爽快である。ただ、その力を使って、何がしたいのか、がもう少しわかりやすければ我々にも親切だったのだけれど/野中広務さんが副主人公のように頻繁に登場する。この人に関係する本はいろいろ読んできて、「相当いろいろやってきたけれど何か嫌いになれない」特に辛淑玉さんとの対談本など読むと⇒

10/15 21:04
惡い読書

「ああ、野中さんも老いたなあ」と感慨があったのだけど、その晩年の活躍と衰退が記されていて、いろいろ複雑なキモチで読んだ。主人公の中川さんはまだまだ活躍して、京都のJAをアクセル踏みまくり、加速主義で新しい地平へ連れて行って欲しいものだ。その現場に居たくはないけれど。

10/15 21:12
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Jun Masuno
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お勉強。 まあ既視感のあるお話しではある。
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烏賊天
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中川泰宏という異形の政治家を知ったのは、郵政解散で、野中広務の後継者の刺客になった時である。その時のいきさつもこの書に触れられていて、大変面白い。野中が裏で仕切ったの経世会から小泉の清和会に自民党の重力が移ってろくなことか起こっていなないと思う。この書のメインの中川が地方農協を支配し、全国のJA でも重要な地位を占め、農水省もからめてから手なずける過程は、日本組織独裁者の典型のように思う。まるで、丸山真男の論考のプロトタイプを読んでいるように思えた。著者の千本木啓文も週刊ダイヤモンドはいい仕事したと思う。
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アルトのオリビア
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政治の裏側、政治家の駆け引きをわかりやすく描いた内容だ。どこまで真実なのか、著者と相対する立場の人の見方もあるだろうが、この本に読者が念押しされたのは、我々がTVや新聞記事を読み、考えた末に一票を投じている選挙とは、単に派閥や個人の権力争いの勝負の場になっているだけなのだということだ。
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さざなみ
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京都新聞を購読しています。時々この人物が特集の広告ページで大きく登場することがあり気になっていた。 野中広務に関する人物としても気になっており読んでみた。 作者とのしがらみからの暴露本のようで講談社のようなところからこんな本が出版されるのに驚いた次第。
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縁側の座布団
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こんな世界があるなんて全然知らなかった。問題山積み。
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R
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タイトルほど農協がどうしたというではなく、どちらかというと平成地方政治史京都篇といった感じの本だった。中川泰宏という京都の元政治家のその歴をおっかけていくのだが、確かに悪辣ともいえるそれこれが語られているし、当時ですらアウトだろうということがまかり通っていたというのは衝撃なんだが、そういう悪行が小泉チルドレンとして選ばれる源泉となって、野中広務と対決していくというのがものすごく面白くて、主題がぶれてしまっているのが残念というか、仕方ないところと思えた。悪いやつだが、小者という印象だった。
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K3
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田中正造のような政治家はいないのかね 権力闘争は国民のためになってるのかね
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wasabi
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これまさにいたる組織にあるある譚だ。成り上がる過程では、類まれな気概と才覚を発揮したに違いない。まあ当然ながら中川氏本人にたやすく取材が叶わず、本人の反論が聞けないので、ジャーナリズムのありようとしては不十分だ。核心にせまっていようが、応酬なき言論は話半分にとらえたい。しかし、フィクサーを必要悪としても、昭和型ガバナンスが未だはびこってるのは事実だ。括りで記されるように、独裁者に加えてその取り巻きの責任、すなわち組織のありようを見直しできない体質が何よりも問題だ。(最後の1行で、独裁者が独産者になってる)
0255文字
アンディ・ワイス
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京都の農協で27年以上トップに君臨している元衆議院議員が主人公。筆者はダイヤモンド誌の記者で、かつて記事をめぐって主人公側と訴訟してきたとのこと。因縁を本にしたという暴露本であるが、農協の私物化の話は実にひどい。ガバナンスが全く効いていないと思われる。
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Kolon
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農協関連の組織を見ていると多くがまだ前近代的である。 まるで芸能界のタレント事務所かと思うほどに経営者が独裁的だからだ。 本書が示す中川氏一派の支配は正に典型例に見える。 特に利他的、公的に向いた行動が全くなく身内の利益だけに向いている生き方は、儒教文化圏のC国民かK国民を彷彿させる行動様式だ。
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tuppo
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ノンフィクションと個人の恨みは紙一重。リアルとも見れるし偏りを刷り込まれてしまうとも。
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おかむら
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農協のフィクサー、中川泰宏とは何者か? 京都の農協のトップに27年間君臨する男の実像に迫るノンフ。よくドラマや映画で主人公を窮地に陥らせる敵役をさらに裏で牛耳る真のラスボス的存在、例えば竜雷太とか伊武雅刀とか石橋蓮司とかやりそうな、そんな悪〜なイメージの人がリアルガチでいるのがまず面白い! そして白眉は第4章の宿敵野中広務との仁義なき闘いだなー! もう恩讐の彼方にとかそーゆー感じ。選挙戦の裏のドロドロが楽しい。
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しおうり
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フィクサー中川の周辺は様々な意味で大変だろうなぁ。
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Ukyoaki
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「同和のドン」に引き続き,読了.何も知らず,関連本?的な感じで読んだが,内容的には関連本であり驚いた.政治屋さん?,政治の世界?,京都?には,一般の人の想像を超える世界があるものなのだ!ということが良く理解できた.普通の人にはまず無理^-^.
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okachimen
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労組潰しや悪質な地上げなどを通じて京都から農協を牛耳った中川泰宏についての本。同じ京都の野中広務との因縁の深さが面白かった。同じ園部高校を卒業し、最終学歴は共に高卒の叩き上げ。町議会、町長、衆議院というキャリアも一緒。そして、足に障がいを持つ中川、部落出身の野中。共に差別を受けてきたことも同じ。そんな2人が反目しあいながら、ついに郵政民営化選挙で激突する。その後、失脚した野中の組織を次々と自分のものにしていく中川。この情念はなんなんだろう。
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Targaryen13
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農協の組織を理解するため購入。 びっくりする事が多い。
0255文字
Kudo Atsushi
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中川側が書いた話も読んでみたい。
0255文字
onepei
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こういう人物は大小どこにでもいるのだろうなあ
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