形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:山と渓谷社
形式:Kindle版
出版社:山と溪谷社
遭遇する機会も増えてきた。交代局面や後退局面の時期が来ているのかもしれない。昔に戻るのでもなく、ショーン・タンが『内なる町から来た話』で描いたように、町が動物たちの暮らす場と変化していくのかもしれない。この本の内容と相当離れたことを書いているが、「この世界は人間社会だ」という私の認識に少しばかり「そうか?」という問を投げてくれただけでもありがたい。■内容はそれこそ多岐にわたって列挙は無理だが、タイトルにもあるザトウクジラの"ソング"の話は印象深い。昔読んだ大原まり子『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ 』
の歌姫(歌鯨?)の如く、誰か鯨がナイスなソングを歌うと、みんな鯨のあいだでたちまちヒットソングとなり、誰(鯨)もかれ(鯨)もがみんなが歌い出す、事実はリアルな求愛行動にも関わらず、どこかの海洋でこんなロマンチックなドラマが繰り広げられている、素敵じゃないか、と思ったことでした。
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