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鏡影劇場(上) (新潮文庫)

感想・レビュー
7

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たこ
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2023年3月1日発行。作中作とは少し苦手かと思いきや、短いスパンで規則的に切り替わる場面描写が、ぐいぐい読ませる。下巻でどう着地させるのか。沙帆の、人の仕草に対する細かい反応がもの凄くいいアクセントになっていると思う。
0255文字
tmbb6
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★★★☆☆
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ろば
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23年刊、大変な長編の前編で読むのに労力を要した。著者の原点であるスペインものの一編らしい。しかし主な舞台は日本、東京在住のギタリストがスペインの古書店で入手した書簡原稿を、知遇のある本間鋭太に手渡し日本語訳を依頼する。一風変わった本間だが、その文書が19世紀の文学者ホフマンに関する記録であることを解き明かす。文学者ホフマンの正体が明らかにされるとともに、依頼者であるギタリストの方にも、個人的な事情が見え隠れするが、翻訳した資料は難しく、今のところ事件らしい事件も起きない。長い長い序章を読んでいる気分。
0255文字
ton
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何となく手に取った上下巻。 読み始めてみたら、ホフマンもドイツ文学も全くと言っていいほど知らないから、これは長期戦になるかなーと思ったのだけど、登場人物たちがクセ強めで何かありそうで、古文書を読み解く内容よりも気になってどんどん読んでしまう。 あと、内容とは全く関係ないけど、沙帆がドイツ文学の教えを受けた師の本間に対して「お原稿」と言うのにどうしても引っ掛かるというか笑ってしまう。 自分が馴染んでいないだけで、業界(?)では当たり前なのかもしれないけど。
0255文字
cha○
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もこ
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ある人から送られてきた「鏡影劇場」という物語。その物語の内容は、マドリードの古書店で手に入れた、ドイツ人作家ホフマンに関する古文書を解読していくというもの。ホフマンが亡くなる10年前までで古文書(報告書)が終わっており、解読も終わったところでまさかの事実が。下巻に続く。
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shonborism
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すごいボリュームの歴史ミステリ。入れ子構造になっていて複雑だが、ホフマンの時代と現代とでそれぞれ一悶着ありそう。上巻を読む限り、着地点は全く見えない。
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