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教養としての財政問題

感想・レビュー
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くものすけ
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書評欄を見ると賛否両論に大きく分かれる意見でした。「教養としての」という表題があったので「読本」程度の軽い内容かと思いきやかなりセンセーショナルな過激さにびっくり仰天。多分非常に重要な指摘でもっとしっかり勉強する部分も阿大いにあると感じたが、ある部分(財政破綻確立50%、消費税を25%アップで財政破綻をクリア)ではちょっとどうかなと考えてしまった。ばら撒き政策で恩恵を受ける高齢者、そのツケを廻される若者世代…という思考は世代間断絶を生んでしまいそう…何とか早急に軟着陸方法を編み出さなければならないと思う。
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ニュートン
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正直ふつうに生きていたら財政問題なんか気にする必要はないと思ってしまうのだが、知っておいて損はない。というか「財政問題について知らなければいけない」というのがこの本のスタンスだ。 確かに日本は財政破綻の可能性はあり、将来世代への負担を転嫁するようなシステムになっている。 この事実はまずい。だが、一市民が憂慮するような問題ではないだろう。(というか、考えたところでどうにもならない) 資産運用で日本国債を買いたい、とか思ったらさすがに基礎教養として知っておくべきではあるが。
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mazda
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ロジックがひどい。現在のまま行くと、今後10年間に51.3%の確率で財政破綻すると言いながら、別の章で財政破綻の定義は難しいと書いています。この時点で何を言っているのか分からないのですが、消費税を10%から25%にすると財政破綻確率が1.9%に下がるそうです。定義がないのにどうやって確率が計算できたのか不思議ですが、それよりも消費税25%!!10000円買い物したら、2500円が税金で持っていかれます。財政破綻しなかったとしても、国民の生活が破綻します。正気の沙汰ではないと思ったのは、私だけでしょうか。
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gokuri
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シルバー民主主義に泣く若者というテーマで連載されたものをまとめた現代の財政問題を取り扱った本。 前半の財政問題に関しては、はっきりした証左は難しいものの、日本国の財政破綻の可能性について、丁寧に分析されている。後段は、これまでの税財政行政や、社会保険の仕組みがいかに若者に不利な仕組みかを指摘する。その通りだと思う。しかも選挙の仕組み自体も現状では若者に不利となっている。政治はもっと長期的な視点で国の繁栄を目指すべきで、年長者もそうした政治を支援すべきだと思う。
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せきも
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内容的には様々批判を浴びる可能性があるものですが、日本の財政問題としては説得力はあると感じました。若者やこれから生まれてくる人たちに負担の先送りをするのはどうなのか、考えさせられました。
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かずぼう
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10年後、2032年迄に国の財政が破綻する確率51.3%、財政健全化を消費税だけに頼った場合、少なくとも消費税20%以上とする必要がある。財政破綻による負担を考えると、財政健全化を選んだ方が負担は少ない。2023年の時点で債務残高1279兆円GDPの2倍、税収69兆を全額返済に当てたとして18年掛かる。現在のままでいくと財政破綻は不可避だそう。さて、どうするか。
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OfuOfu2612
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読み応えのある内容だった。財政再建が急がれるのに、国民の間ではバラマキを欲し、政治も追認し、収集のつかないことになっている。説明責任はどこにあるのか、政府であるならば、全く仕事をしていない。財源を消費税に求める点は違和感あるが、説明を読むと筋は通っている。民意を反映することが、若者を軽んじてしまう構造に嘆息しつつも、本丸の社会保障費の削減に手を付けないことにはどうしようもない現実がある。年寄りの声を抑え込む必要があるが、投票行動以外の選択肢が今だ思いつかない。節度ある行為を年寄りには求めたい。
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とりもり
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日本の財政悪化は目を覆わんばかりだが、日銀の国債買入による財政ファイナンス(YCCによる金利の抑え込み)によって無理やりその状態を持続させている。資源高によるインフレ下でも日本だけ低金利で通貨は下落する一方。その原因はバラマキを欲する国民と、その民意を財政的裏付けなしで実施する政治、中でも財政悪化の最大の要因である社会保障費増大の最大の受益者たる高齢者におもねるシルバー民主主義にあるとする。主張は首肯し得るが、提示される処方箋が実現されるとは思えず、何が「教養」なのかは分からなかった。★★☆☆☆
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朝ですよね
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著者は政治家・有権者ともに財政問題への危機感が薄いのは、財政破綻の定義が曖昧でイメージがしにくいからと見ている。①債務残高発散、②債務超過、③利払い停止、④国債の市中消化不能といくつか具体的状況は想定可能だが、何れも確率で表現されるようなリスクの問題であり、それが起きた時に国民が被る影響も多岐に渡り曖昧である。ISバランスで見ると、日本の財政赤字は民間貯蓄と経常黒字が補っていると見ることができる(恒等式なので逆も言える)。この状況で財政破綻は起こらないように見えるが、足元で貯蓄率と経常黒字は低下傾向。
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Yosuke Hashimoto
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著者の提言する社会保障は、75歳から全員に月15万円の基本年金で財源は税。医療と介護は社会保険料方式で、自己負担は全員3割、85歳以上は自己負担10割。85歳以降は老化であり、病気ではないからだそうだ。この本ではシルバーデモクラシーを一貫して批判し、高齢者は保障されすぎという主張が繰り返しなされている。一から作る国家や、独裁政権にすれば、この主張も実行可能かもしれないが、現状では1000%無理だ。こんな戯言を読むために費やしだ本題と時間が無駄であった。久しぶりに見たバカ者の作品。
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