形式:文庫
出版社:早川書房
読んでやる。こういう、現代作家が書いた昔を舞台にしたミステリで、当時の差別をテーマにからめたものはよく読むが、当時の作家が書いたそういうミステリをもっと読んでみたい。ダフネ・デュ・モーリアがそんな感じの作家な気がする。
翻訳に少し怪しげな箇所があったけど十分に面白かったので、ぜひ続きが読みたいけれど、読メの登録数を見ても出版は難しいかなあ....。
みみみさん、後味がよろしくないとは感じなかったです。が、ちと物足りない感じがしました。あたしは。
ありがとうございます!
エリザベス(リジー)・ヘイズ……三等航空士。心理学博士。上流階級の出身。幼少期に母の落馬を目撃して強迫神経症を患う。英国初の女性で心理学博士号を獲得したロンドン大ベッドフォード校のベアトリス・エッツジェル(実在人物)教授に師事。犯罪心理学を専攻。犯罪心理分析と人物像推定に秀でる。雑用しかさせてもらえないだろう警察には進まず飛行士になった。異色の経歴で周囲から浮いている。
ジョナサン・ケンバー……ケント州警察警部補。腰痛持ち。スコットランドヤードから出向中(実質左遷)。職務熱心で家庭を軽視したツケがまわり、双子を育て上げた妻に浮気されたあげく家を追い出された。田舎の連続猟奇殺人を地道に捜査をする。「女は家にいるのが当然」という風潮にあって時代を三十年先取りしたリジーの犯罪分析手法に懐疑的で熱心な捜査協力を煙たがっていた。
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