形式:単行本
出版社:集英社
続き その後アントニオ猪木は独立を果たし、現在のテレビ朝日の後援のもと、一代飛躍を遂げる。本書のいちろうはプロレス大好き少年が何故か六本木テレビにアナウンサーとして就職してマイナー部署だったプロレス中継を担当して憧れのアントニオ猪木の実況放送を担当して、独特の話法を駆使して隆盛の一助として活躍するようになる。実は当時のプロレス中継を見てて、試合の展開と著者の実況がシンクロして衝撃を受けた経験がある。プロレスファンにはわかって貰えるはず。それほど関心がない人は仕方がない。本のコメントとしてはコレで止める。
少しまとまった物を書きました。ツイッターで読めると思います。よかったらどうぞ。https://t.co/2GC7mMeD8V
ただし内容はエピソードの羅列でそれを実況が繋げているので何とか小説としての体裁は保たれているが、文学的要素に富んだ小説とは呼べずタレントの連載ブログをまとめたもののようでしかない。作者の新人アナウンサー時代からプロレス実況で頭角を現すも、悩みもがき苦しみながら色々な人に支えてもらって独立していく、ある種青春時代の代えがたい想い出を虚実ないまぜの小説として物し、永遠のものとして残したかったのではないか。
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