形式:ハードカバー
出版社:河出書房新社
形式:その他
出版社:Audible Studios
形式:Kindle版
第170回 芥川賞候補作ブラックボックス化した小さな事件がトリガーとなり、混沌を増す日常、醸成される屈折した怒り。快楽、恐怖、差別、暴力。折り重なる感情と衝動が色鮮やかに疾走する圧巻のクライム・スリラー。文藝賞受賞第一作。
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いやぁー、安堂ホセはやばい
うーん。ホラーではないかも!?男性同士の一夜を共にする場所が舞台になっていて、そこである事件が起きて犯人は誰だろう?っていうシーン。その間に、男性同士の恋愛的なのも描かれているから、性、差別、とか色んなことについて考えられる作品かなぁ。本の帯には、クライムスリラーって書かれてた。
なるほどbl?
食欲・性欲・睡眠。正常と異常の区分け、難しい。愛とセックス、対象。子孫を残す行為であり、愛があればセックスもする。愛の無い快楽だけの関係は、いずれ破綻・離別。シングルマザーと男の事件など。一方、セックスが職業、需要と供給は、世界中にある。肌の色の違いやミックス(そもそも肌の違いでの行為の結果)との行為は普通一般だ。本書、見ず知らずの男と即性行為ってゲイの一般の世界なの?線引き、 子供幼児との性行為は犯罪。いやいや、男児や女児。昔々の日本のお殿様の寵愛の相手や僧侶やバチカン司祭の行為の数々って、おぞましい。
森本あんり氏著書「魂の教育」から引用する。P82:①旧約聖書「レビ記:あなたは女と寝るような男と寝てはならない18章22節」。②新約聖書「ローマ人への手紙:男は男に対し恥ずべきことをなし1章27節」と批判がある。氏の解説、①と②からキリスト教は同性愛を禁じている。しかし、これらの言葉が避難しているのは「同性愛」ではなく「同性間性行為」。しかも異性愛者が「自然の関係を捨てて」行なう倒錯行為。現代では性的指向は本人の自発的な選択による結果ではなく、自分の意志で変えることも難しいことが明らかになっている・・・。
他の方の感想より「肌の色や属性を塗り潰してくれる場所でしか向き合えない主人公」ここ、なるほどと思った。でもそういう場所では自らを満たすためより露骨な品定め、拒絶のコマンドも送り送られあってるんだろうな。迷彩色を纏える人間はどんな場所でも、職質を躱せるほど、カモフラージュして順応している。赤く染めて隠れられないようにしてやったんかね。
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